「リカコさんって、オジサンにモテるでしょう?」
「…。はい、実はモテてます。」
「そうだろうなぁ。わかるよ。」
「どうしてですか?」
「だって全身、隙だらけだもん。」
「え?!隙っ?!私のどこに隙があるんですか?」
「例えば…、ブラウスのボタンをいつもいちばん上までしてるトコ。」
「えっ?みんなしてるんじゃないの?」
「あのさ、もっと周りを見てごらんよ。リカコさんだけだよ。」
「Tさんは、いつも見てるんですか?女の子の胸元。」
「はい、見てます。」
「そーいう人に見られるのがイヤだからボタンかけてるんです。でも、これって隙なんですか?」
「うーん、隙って言うか、逆インパクトと言った方がいいかもね。」
今日び、こんな女の子がいるんだ!っていう、逆インパクトをオジサマ方に与えているらしい、私。でもそれって、「最近の若いもんは…」と毒づく感情の対極にあるものではないか。
自分がオジサマ方にモテる理由がものすごくよくわかった。ついでに、同世代から見向きもされない理由もわかった。あんまりうれしくないけど、今さら誰にモテても大してうれしくないので、この逆インパクト路線は継続していくことにする。
「もしかして、私もリカコさんのオジサマカテゴリーに入れられてるんですか?」
「はい。思いっきり入れてますけど。」
「…。はい、実はモテてます。」
「そうだろうなぁ。わかるよ。」
「どうしてですか?」
「だって全身、隙だらけだもん。」
「え?!隙っ?!私のどこに隙があるんですか?」
「例えば…、ブラウスのボタンをいつもいちばん上までしてるトコ。」
「えっ?みんなしてるんじゃないの?」
「あのさ、もっと周りを見てごらんよ。リカコさんだけだよ。」
「Tさんは、いつも見てるんですか?女の子の胸元。」
「はい、見てます。」
「そーいう人に見られるのがイヤだからボタンかけてるんです。でも、これって隙なんですか?」
「うーん、隙って言うか、逆インパクトと言った方がいいかもね。」
今日び、こんな女の子がいるんだ!っていう、逆インパクトをオジサマ方に与えているらしい、私。でもそれって、「最近の若いもんは…」と毒づく感情の対極にあるものではないか。
自分がオジサマ方にモテる理由がものすごくよくわかった。ついでに、同世代から見向きもされない理由もわかった。あんまりうれしくないけど、今さら誰にモテても大してうれしくないので、この逆インパクト路線は継続していくことにする。
「もしかして、私もリカコさんのオジサマカテゴリーに入れられてるんですか?」
「はい。思いっきり入れてますけど。」