町を訪問する台湾の高校生の資料をみると、何名かアレルギー欄に牛肉と記入していました。
え?牛肉アレルギー?なぜ?
実はアレルギーの問題ではありませんでした。
台湾の若者が牛肉食べないのは意外だと思う方が多いと思います。
理由は基本的に以下のいくつかが考えられます。
(1)昔、牛は農作業で欠かせない動物でした。牛は人類の恩人であるという考えです。恩人を食べてしまうことは、恩知らずと言われてしまいます。
(2)受験生は牛肉を食べません。なぜならば、受験の神様は”文昌帝君”と呼ばれ、文昌帝君の乗り物は、立派な牛です。言い換えれば、この牛の乗り物は文昌帝君の分身です。牛を食べると、文昌帝君に怒られてしまい、試験に不利になると考えられていました。
文昌帝君の画像!(でも、一説では、文昌帝君の乗り物は馬です。)
(3)近頃、牛肉に関わる様々な食品安全。子供達に牛肉食べさせない親が増えました。
こちらの理由は皆様”なるほど”かな^0^これも異文化コミュニケーションの一つです。
わかると、なるほど!わからないと、なぜ?ということです。
次回は台湾の素食の考え方を紹介したいと思います。