Kよんの彼が、夕方突然店に来たらしい。
新しい次長が今日赴任してきたので、
その引き継ぎに来たのではないかと、Kよんは言っている。
彼が来たとき、Kよんはちょうど休憩に出ていたので会えなかったが、
何日か前サービスカウンターのメンバーが、
寄せ書きをして、それを、Kよんの休憩中に手渡したらしい。
カウンターメンバーがKよんに寄せ書きをするように
求めたときには、Kよんは面食らったらしいがなんとか書いた。
Kよんの彼は、厳しいところがあるので中野店では人気がない。
みんな注意されたりするのが嫌いらしい
彼は、自分が嫌われている事を知っていた。
なので、移動に際し寄せ書きを貰うなどとは思っていなかった
Kよんも秘密にしていたから、寄せ書きを貰って少し感激したみたいだ。
人間誰しも、少しは好かれたいと思うものだ
嫌われ者と思うのは、悲しい・・・
でも、カウンターのメンバーは彼に助けられたことが多いので
結構頼っていたし、みんな彼の事を嫌ったりしなかった
Kよんの知る限り、中野店のカウンターで
寄せ書きを貰ったのは彼だけのようだ。
赴任する前から若いマネージャーと言う事で
噂が先行して、いろいろ苦労しただろうし
一杯頑張って、体を壊してしまってかわいそうだったな。
きっと寄せ書きにはそんな意味があるのでは
と、Kよんが言っている。
結構カウンターで愛されていたのかな
良かった、苦労が報われて。