今年は高知から二箱取り寄せた文旦、ついに最後の1個を食べきってしまいました(泣
また来年までさよーなら。と言うわけで、平松洋子さんの文旦エッセイをどうぞ(週刊文春「この味」より)
一個ずつ後生大事に味わっている間に梅も椿もほころんで、春ににじり寄ってゆく。
たのしいのは、置いておくと日々少しずつ味が変化するとこと。
硬い皮と白いふかふかのおふとんに守られて、まろやかな風味に移ってゆくところに文旦の妙味がある。
水晶のように透明な果肉がみちっとひしめき合い、ひと房にぎっしり。
離れのいい皮を剝いてぱくっと頬張ると、こんな贅沢していいのかなー、ほのかに後ろめたくなるのはなぜだろう。
半分も食べると、なぜかおなかいっぱになって満足感にまみれる。


また来年までさよーなら。と言うわけで、平松洋子さんの文旦エッセイをどうぞ(週刊文春「この味」より)
一個ずつ後生大事に味わっている間に梅も椿もほころんで、春ににじり寄ってゆく。
たのしいのは、置いておくと日々少しずつ味が変化するとこと。
硬い皮と白いふかふかのおふとんに守られて、まろやかな風味に移ってゆくところに文旦の妙味がある。
水晶のように透明な果肉がみちっとひしめき合い、ひと房にぎっしり。
離れのいい皮を剝いてぱくっと頬張ると、こんな贅沢していいのかなー、ほのかに後ろめたくなるのはなぜだろう。
半分も食べると、なぜかおなかいっぱになって満足感にまみれる。


