Gの魂

GEN的男学の咆哮

恐怖の砂浜トレ

2020-06-15 | ボクシング

今年前半は多くの人が長い自宅待機を余儀なくされ運動不足に陥ったと思います。

ようやくこの頃多少の規制緩和がされたものの、ぼくも仕事以外ではジムに行きにくいです。

なのでコンディションを保つためには相変わらずおうちトレになりますが。

 

この季節は砂浜でのトレーニングも有効です。

1人シャトルランなど主に心肺機能を上げるようなメニューが中心です。

 

砂浜ねぇ。

海とか楽しい思い出のある方も多いでしょうね。

 

 

皆さんは砂浜を走った経験はありますか?

ぼくはボクサー時代に走り込み合宿を行いました。

 

口で説明しても伝わりにくいのですけどね。

はっきり言って砂浜ランはアリ地獄です。

 

一定の距離を走るとだんだん砂に足を取られ始めてあがらなくなるんです。

まるで正面から押し返されているように前に進みにくくなるんです。

結果下半身が鍛えられるのですけどね。

 

大学ボクシング部1年の時、厳密に言うとまだ入学前で高校の卒業式の少し前に千葉の御宿海岸で走り込み中心の合宿に参加したのですが。

まず練習が始まる前にウオーミングアップとして砂浜を10キロ走るんです。

前述の通り砂浜は何キロか走った時点で足があがらなくなります。

 

 

このアップ終了時点で新1年の同期数名が脱落しかけましたが昭和の体育会ですから部員に人権なんかありません、何事もなかったように練習は続きます。

それから砂浜でのフィジカルトレが延々と確か4~5時間くらい続きました。

内容は書く気も失せるレベルの非科学的な人権蹂躙トレーニングです。

 

 

で遅めの夕方にすべての練習が終わりまして。

ぼくを含め皆が砂浜に大の字や4つ這いになり苦しそうに肩で息をしていました。

今考えればこの時点で全員深刻な脱水状態でしたね、大袈裟でなく立つのも厳しい状態です。

そこにコーチの大声でやっと全部員が立ち上がり〆の円陣になりましたが

そのコーチの最後の言葉がですね。

 

お前ら全員今から宿舎まで全力で走って帰れ。

ビリから5番目までが今日の食事と風呂と掃除の当番な

 

 

もちろん誰にもそんな体力は残ってはいません。

そしてボクシングは個人競技ですから同僚相手でも弱肉強食の世界です。

弱気になった奴が居ても誰も手なんて差し伸べません。

そもそもそういう気持ちを持つ奴は勝負の世界に向いていないんです。

だから全員最後の力を振り絞り我先に猛ダッシュで宿舎に向かって走りました。

結果は覚えてませんけど。

 

 

令和の現代。

今は運動の知識と必要性、そして何よりも楽しさを皆様に伝えたいと思うばかりであります。

 

それでは皆さん明日もお身体に気をつけて、良い1日を。 (^_-)

 

押忍

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