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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
* 石舞台の石が ?!(012)
これもサヤカに乗り始めの頃の話である。
その日は石舞台に行った。
石舞台にゆく道路はカーブが多く、また舗装されているので、
よく練習を兼ねて走っていた。
秋も終わりというよりも、冬のはじめの夕方なので、暴走する
若者(ばかものと読んでください。ただし、暴走するという
修飾語がついた時に限ります)も居ない。
石舞台は、人が寝ているような形にも見える。
周りが広いので石舞台自身は小さく見える。
芝生も枯れていて寒々しい。
人っ子ひとりいない。
私はそういう風景も好きだ。
視界内に人がいると気が奪われて景色に溶けこみにくい。
つづく