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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
* 太子道のプルトップのこころ(014)
道路の左端近くは、今どうなっているのであろうか?
切り貼り、デコボコ、マンホールのフタ、砂利・小石、プルトップ、
潰れた飲料水の空缶、段ボール、ひどいひどい。
すべてがバイクに危険を及ぼすものばかり。
そんな光景に腹立って、私は、一時プルトップを
拾い集めていた。
走るばかりなので、道路に少しでも罪滅ぼしをしたいという、
気持もあった。
捨てられたプルトップにも一つひとつ顔がある。
似たようでもすべて違う形に潰されている。
開ける人の個性も滲み出ているのだろう。
道路ぎわに空缶やプルトップを捨てる犯人は、
少なくともバイクの一人乗りの
ライダーではないことは確かだ。
多くは4輪車の窓から放り捨てさられたものであろう。
その日の夕方、次男の休次郎がタコ焼きを食べたいと言った。
Oさんの内職が終わるのは夜も8時すぎ。
夕食はそれからになる。
私は、サヤカに乗ってタコ焼きを買いに走った。
真冬であるが、寒さはちっとも苦にならない。
K鉄のM駅前の近くにあるタコ焼き屋に寄ったが、
店は開いてなかった。
あと、タコ焼き屋があるところといえば・・・
つづく