copyright (c)ち ふ
絵じゃないかおじさんぐるーぷ
Oさんに散々絞られる。
[そんなに怒らなくとも]と思うのだが、
落とした方が悪いのだから居直るしかない。
あーあ、ついてない。
翌日も朝早く、また捜しにでた。
自転車で行った。
転んでもタダでは起きない私のことだ。
腹が立つからプルトップを拾いながら行った。
1kmほど行ったところで、
プルトップの微妙な並び方に気がついた。
何と!
点線のように数mごとに規則正しく並んでいるのだ。
私はプルトップを拾いながら、その指し示す方向に、
自転車を押しながら進んだ。
ヤァーッ!
プルトップの指示に従って拾ってゆくと、何と、
その先が矢印形になっているではないか!
その先に黒いサイフが草叢に隠れるようにして落ちている。
すぐさま中身を調べた。
現金は無かった。
しかしながら、運転免許証やカード類は手つかずで残っていた。
ありがたい。
プルトップがお返しをしてくれたのだ。
プルトップは、延べ20日ほど、約6、000個拾った所で、
止めてしまった。
腰を痛めたからだ。
プルトップ 道路を汚す 厄介者
でもひとりでは 歩きは出来ぬ
ち ふ
この項おわり
メーカーが、一個1~2円で、美化運動の一環として、
買い上げてくれたらと、願って止まない。
(これは、平成の始めの頃、書いたものです。最近では
缶と一体型になっているのが主流となっているようです)