
The Big Lebowski (1998)
さて今月はコメディ強化月間。コメディといったらコーエン兄弟ですね?コーエン兄弟監督の代表作、ビッグ・リボウスキ。この映画を見ていないあなた。それはいけません。人生の大損害です。次にレンタルする映画のリストにぜひ入れるべきです。なぜならコメディ映画としては古典文学での「枕草子」なみの地位と重要度で、その面白さはほとんど新興宗教!?
←デュード・リボウスキ(ジェフ・ブリッジス)とウォルター(ジョン・グッドマン)のおっさんコンビ。
ボウリングが趣味でいい年してプータロー(死語?)のデュード・リボウスキ(ジェフ・ブリッジス)は、同じ名前の大富豪に間違えられて、家に押し入ったギャングに大事な絨毯におしっこされてしまいます。そしてその賠償をしてもらうために会いに行った大富豪に、「ついでに」簡単なお仕事を頼まれます。が、簡単な仕事のはずが、事態はどんどん思わぬ方向に~
ぼけーっとした主人公ジェフ・ブリッジス、短パンにぼさぼさロン毛のゆるゆるヒッピーキャラ。それに対するウォルター(ジョン・グッドマン)、この人が最高です。ベトナム帰りの銃器マニアで、とにかくすぐ興奮して銃を振り回す、怒ってばっかりだけど憎めない凶悪キャラ。そしてドニー(スティーブ・ブシュミ)。しょぼい男キャラを演じさせれば天下一品のブシュミ、ここでもぴかぴかのショボ男。このボーリング好きおっちゃん3人がフィリップ・マーロウの「大いなる眠り」みたいな裏世界+誘拐事件を解決していこうという、おやじコメディなのです。ぜーんぜんハードボイルドじゃない・・・温泉卵。
←大好きなボウリングとなると、拳銃持ち出して抗議。
気になるのがボウリング場のカウンターの、謎のカウボーイ。あの渋いじーちゃんは人間ではないと見た。悪魔なのか天使なのか西洋仙人は分りませんが、非人間的魅力の爺様。実はあの人が一番好き!2番目はブシュミ♪3番目はやっぱりちょっと変なギャングの「ニヒリスト」ピーター・ストーメアです。
←ドニー(スティーブ・ブシュミ)。若いよ~!最後は泣けるんです、ああ灰が目に滲みる。
何しろ超個性的な登場人物があとからあとから出てくる出てくる。ピーター・ストーメアもかすんでしまうその変人オンパレードで、見ているこちらも煙に巻かれてしまう訳です。しかしテンポが速いわけではなく、なんだか「たらっ~。」とした呑気でどうでもいいようなゆるゆる感がこの映画の特徴です。この妙なゆるゆる感についていけない人には「なんじゃこりゃ?」のコメディなんですけれど、「オーブラザー」や「赤ちゃん泥棒」等、このコーエン兄弟の映画ってみんなこのゆるゆる感がありますよね。見終わって脱力&満足、みたいな。このゆるゆる温泉卵コメディが、最高!
さて今月はコメディ強化月間。コメディといったらコーエン兄弟ですね?コーエン兄弟監督の代表作、ビッグ・リボウスキ。この映画を見ていないあなた。それはいけません。人生の大損害です。次にレンタルする映画のリストにぜひ入れるべきです。なぜならコメディ映画としては古典文学での「枕草子」なみの地位と重要度で、その面白さはほとんど新興宗教!?

ボウリングが趣味でいい年してプータロー(死語?)のデュード・リボウスキ(ジェフ・ブリッジス)は、同じ名前の大富豪に間違えられて、家に押し入ったギャングに大事な絨毯におしっこされてしまいます。そしてその賠償をしてもらうために会いに行った大富豪に、「ついでに」簡単なお仕事を頼まれます。が、簡単な仕事のはずが、事態はどんどん思わぬ方向に~
ぼけーっとした主人公ジェフ・ブリッジス、短パンにぼさぼさロン毛のゆるゆるヒッピーキャラ。それに対するウォルター(ジョン・グッドマン)、この人が最高です。ベトナム帰りの銃器マニアで、とにかくすぐ興奮して銃を振り回す、怒ってばっかりだけど憎めない凶悪キャラ。そしてドニー(スティーブ・ブシュミ)。しょぼい男キャラを演じさせれば天下一品のブシュミ、ここでもぴかぴかのショボ男。このボーリング好きおっちゃん3人がフィリップ・マーロウの「大いなる眠り」みたいな裏世界+誘拐事件を解決していこうという、おやじコメディなのです。ぜーんぜんハードボイルドじゃない・・・温泉卵。

気になるのがボウリング場のカウンターの、謎のカウボーイ。あの渋いじーちゃんは人間ではないと見た。悪魔なのか天使なのか西洋仙人は分りませんが、非人間的魅力の爺様。実はあの人が一番好き!2番目はブシュミ♪3番目はやっぱりちょっと変なギャングの「ニヒリスト」ピーター・ストーメアです。

何しろ超個性的な登場人物があとからあとから出てくる出てくる。ピーター・ストーメアもかすんでしまうその変人オンパレードで、見ているこちらも煙に巻かれてしまう訳です。しかしテンポが速いわけではなく、なんだか「たらっ~。」とした呑気でどうでもいいようなゆるゆる感がこの映画の特徴です。この妙なゆるゆる感についていけない人には「なんじゃこりゃ?」のコメディなんですけれど、「オーブラザー」や「赤ちゃん泥棒」等、このコーエン兄弟の映画ってみんなこのゆるゆる感がありますよね。見終わって脱力&満足、みたいな。このゆるゆる温泉卵コメディが、最高!
「フォーゴ」ですぐパンケーキを食いたがる誘拐犯の役が面白かった。
捕まる直前にブシェミをミンチにしてたっけ。(笑)
この人はドーデもいー役でも積極的に演じるんですよね。「マーキュリー・ライジング」なんて衝撃的です。台詞まったくなしの上、ブルリおやじに殴られて、蹴られて、挙句列車に轢き殺される役ですよ。たまらないです!
ピーターは俳優の鑑だよね。
ストーメア大好きです。ど~でもいいギャングから変人奇人まで幅広くこなすその心意気(爆)。結構7変化する人なので(髪型かな?)えっあれに出てたの?って作品もあります。「ミリオンダラーホテル」なんて最初は気がつきませんでした。
>捕まる直前にブシェミをミンチにしてたっけ。(笑)
そうそう、ファーゴも良かったですね!コーエン兄弟ですね、これも。
そいじゃまた!
ゆるゆる感大好きですよ。いいじゃないですか。
いちぶの隙もない濃ゆ~い映画をありがたがるのもいいですが、たまにはこういうの観てイヒイヒ笑っても素敵よ(笑)。完璧ばかりが映画じゃないですから。
これ昔観たんですが、今ならもっと和むかもしれません。も一回観てみようっと。
今日も暑かったですねぇ。
冷えた温泉卵はうまいですよね。最近食べてないけど。
本当にこの映画は「ゆるい」です。あほらしいけど楽しくて止められないのがコーエン兄弟。まだ見ていない作品もあるので、全部みたいですね!
>も一回観てみようっと。
この映画も2度目も面白いですよ。