Highlander(1987)
日本ではそれほどではありませんが、欧米では非常に評価の高いB級SFアクション映画です。
主役のクリストファー・ランバートの強烈な存在感と、彼の師匠を楽し気に演じるショーン・コネリー、B級なんて言ってしまっていいのかしらん・・・しかしストーリーはマンガちっくなB級、しかし極上のBなのです。
ハイランダーとは、スコットランド高地に住む高地民族。野蛮で戦好き、酒好きで有名です。この一族だったランバートは、実は自分が首を切り落とされないかぎり死ぬことはない戦士の一族であるということを知ります。彼は出身地から「ザ・ハイランダー」と仲間内で呼ばれ、同じく一族であり、仲間を次々と殺して地球上で無二の存在となろうとする宿敵クーガンと対決することになります。
この映画の見どころは、剣の殺陣シーン。何しろ首を切り落とさないと死なない連中ですから。ランバートの迫力ある剣捌きと、不敵な三白眼スマイルが堪能出来ます。とにかくクリストファー・ランバートが適役、かっこいい。彼は上手い役者だとは思いませんが、謎めいた主人公を、持ち味であるワイルドさとミステリアスな雰囲気を活かしつつ演じています。また、最初の妻が死んでしまうシーン、死ぬこともなく歳をとることもないため、誰かを好きになれば、必ずその人の最後を見取ることになる主人公の苦悩に、貰い泣き。このシーン、Queenの"Who Want To Live Forever"が流れ、「人生は終わりがあるからこそ美しい、誰が永遠に生きたいなどと望むだろう」、といった意味の歌詞は、そのまま主人公の心情を表して、美しいメロデイーとともに感動のあまり気が遠くなってしまいます。また、第二次世界大戦中に女の子を助けるエピソードも好きです。女の子をかばって撃たれるランバートは死にませんから、女の子に囁きます。"it's kind of magic"。ランバートのいたずらっぽい表情が可愛いです。ショーン・コネリーも貫禄ある剣の達人を演じ、これまた渋い!しかしなんでまた日本刀なのか・・・しかもなぜかスペイン人役だし。ランバートがフランス人なのにSCOTで、SCOTのコネリーがスペイン人??また、悪役のクランシー・ブラウンという役者もいかにも悪いやつで、笑いながら車で通行人を跳ねたり、パンキーなファッションで首が取れないように安全ピンをしていたり、強烈で素敵です。
ハイランダー2も作成されましたが、頂けません・・・普通のB級です。TVシリーズも有る様ですが、見ていないので・・また、ランバートは似たような映画にいろいろ出ていますが、このハイランダーほど良く有りません。(Beowulfはなかなかよかった。)
首はねバトルゲームプラス個性派役者たちプラスQueenのサウンド、そこに少々ロマンチック(センチメンタル?)な要素を加えて・・・ある意味カルトB級ファンタジーアクションとなりました。あなたがSFアクション(ファンタジー寄りです)好きなら、見て損はしません。
余談:
Queenのフレディ・マーキュリーがAIDSでなくなったのは、1991年だっだと思いますが、その当時私が住んでいた建物の1階にはバーがありました。その日、なぜかそのバーで、深夜なのに関わらず大きな音量で"Who Want To Live Forever"をくり返し流すのです。私は「まさかとは思うけど・・フレディ・マーキュリーが死んだのでは?」そんなはずはない!翌日、彼の訃報を聞き、バーのオーナーも彼のファンだったのだ、と確信したのでありました・・・この曲を聞くと当時を思い出します。
日本ではそれほどではありませんが、欧米では非常に評価の高いB級SFアクション映画です。
主役のクリストファー・ランバートの強烈な存在感と、彼の師匠を楽し気に演じるショーン・コネリー、B級なんて言ってしまっていいのかしらん・・・しかしストーリーはマンガちっくなB級、しかし極上のBなのです。
ハイランダーとは、スコットランド高地に住む高地民族。野蛮で戦好き、酒好きで有名です。この一族だったランバートは、実は自分が首を切り落とされないかぎり死ぬことはない戦士の一族であるということを知ります。彼は出身地から「ザ・ハイランダー」と仲間内で呼ばれ、同じく一族であり、仲間を次々と殺して地球上で無二の存在となろうとする宿敵クーガンと対決することになります。
この映画の見どころは、剣の殺陣シーン。何しろ首を切り落とさないと死なない連中ですから。ランバートの迫力ある剣捌きと、不敵な三白眼スマイルが堪能出来ます。とにかくクリストファー・ランバートが適役、かっこいい。彼は上手い役者だとは思いませんが、謎めいた主人公を、持ち味であるワイルドさとミステリアスな雰囲気を活かしつつ演じています。また、最初の妻が死んでしまうシーン、死ぬこともなく歳をとることもないため、誰かを好きになれば、必ずその人の最後を見取ることになる主人公の苦悩に、貰い泣き。このシーン、Queenの"Who Want To Live Forever"が流れ、「人生は終わりがあるからこそ美しい、誰が永遠に生きたいなどと望むだろう」、といった意味の歌詞は、そのまま主人公の心情を表して、美しいメロデイーとともに感動のあまり気が遠くなってしまいます。また、第二次世界大戦中に女の子を助けるエピソードも好きです。女の子をかばって撃たれるランバートは死にませんから、女の子に囁きます。"it's kind of magic"。ランバートのいたずらっぽい表情が可愛いです。ショーン・コネリーも貫禄ある剣の達人を演じ、これまた渋い!しかしなんでまた日本刀なのか・・・しかもなぜかスペイン人役だし。ランバートがフランス人なのにSCOTで、SCOTのコネリーがスペイン人??また、悪役のクランシー・ブラウンという役者もいかにも悪いやつで、笑いながら車で通行人を跳ねたり、パンキーなファッションで首が取れないように安全ピンをしていたり、強烈で素敵です。
ハイランダー2も作成されましたが、頂けません・・・普通のB級です。TVシリーズも有る様ですが、見ていないので・・また、ランバートは似たような映画にいろいろ出ていますが、このハイランダーほど良く有りません。(Beowulfはなかなかよかった。)
首はねバトルゲームプラス個性派役者たちプラスQueenのサウンド、そこに少々ロマンチック(センチメンタル?)な要素を加えて・・・ある意味カルトB級ファンタジーアクションとなりました。あなたがSFアクション(ファンタジー寄りです)好きなら、見て損はしません。
余談:
Queenのフレディ・マーキュリーがAIDSでなくなったのは、1991年だっだと思いますが、その当時私が住んでいた建物の1階にはバーがありました。その日、なぜかそのバーで、深夜なのに関わらず大きな音量で"Who Want To Live Forever"をくり返し流すのです。私は「まさかとは思うけど・・フレディ・マーキュリーが死んだのでは?」そんなはずはない!翌日、彼の訃報を聞き、バーのオーナーも彼のファンだったのだ、と確信したのでありました・・・この曲を聞くと当時を思い出します。
TBありがとうございます。
名作ですよ~私の中では超越してしまってX級となってます。こういうむちゃくちゃな話好きです。だから余計に2作目のあのだめだめ度がむなしい・・・ランバートも出ているのに、ひどかったですね。
>この作品の中で光っているのは、剣戟のシーンですね。
かっこいいですよね。首が飛ぶのはうわっ、と思いますが、やはり見せ場です。
ランバートのベオウルフもこの映画に近くて好きです。
遅くなりましたが、トラックバックありがとうございました。
でもって、こちらからもさせていただきました。
やっぱりこの作品の中で光っているのは、剣戟のシーンですね。
そしてその後のパワーを宿すところがよかったですが、その根底にある不死であるが故の苦しみも同時に描かれているのもいいところでした。
残念ながら2作目で、これらの世界はいったいなんだったのだろうか…と思わせられる出来で、うーん、これは私も頂けない出来でした。(T T)
余談の追悼曲はホント涙です。(_ _)なむ
確かにコネリーはどう見てもラテン顔です。
そしてランバートはケルト顔ですね(あの奥目が)。
何度みても突っ込み所満載の映画です。
それでは、またお越し下さい。
>ランバートがフランス人なのにSCOTで、SCOTのコネリーがスペイン人??
↑あははw ほんとですよね~w
この配役、見た目は合ってるけどでも可笑しいですよね(笑)
レビューを読ませていただいて、もう一度観たくなりました♪
新生Queen、コンサートに行きたかったのですが、
仕事で無理でした。でもQueenはやはりフレディで無ければ・・・
今年こそボヘミアン・ラプソディーをカラオケで歌えるようになりたいのです。
それでは、またお越しください。
ハイランダー、懐かしいです。クイーンの曲も最高ですのん。
(新生クイーンはどう思いますか?やっぱフレディ?)
ではまたまた。