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Moonstruck(1987)
歌手兼女優シェール主演のロマンティック・コメディ。ある満月の日。「満月は人々を狂わせる」なんて迷信そのままにイタリア系移民の未亡人ロレッタ(シェール)は婚約者の弟ロニー(ニコラス・ケイジ)と恋に落ちてしまうのであった・・・舞台はニューヨークのイタリア人街、出てくる登場人物もほとんどイタリア系、シェールのエキセントリックなおじいちゃんを筆頭に、出てくる登場人物みな個性的。コメディの秀作です。
かつて夫を交通事故で無くしたシェールは、それを自分の悪運のせいと思っていました。披露宴をしなかったからだ、とか父親が結婚式にこなかったからだ、とか。が、友人ジョニー(ダニー・アイエロ)にプロポーズされて、「まあいい人だからいいか」くらいの気持ちでそれを受けます。彼に仲たがいしている弟のロニーに結婚式に出てくれる様頼んで欲しい、と頼まれたシェールは、ロニーに会いに行くのですが・・・・がロニーは一言で言えば「変わり者」。ロマンチストで情熱的だけど何処となく地に足がついていない、オペラ好きの天然系ラテン男。「俺にとって大事なのは、今、この瞬間なんだ」なんて台詞もラテンだなぁ。この不思議君役がケイジにぴったりなんですね。もともとデフォルトが情けない顔ですから、「俺は不幸なんだ」って信じ込んでいるロニー役にぴったり。見所はパン焼き工房でのシーン、「ナイフ持って来い!ここで俺は首掻っ切って死んでやるっ!」って切れるところ。もう最高に可笑しいです。ニコラス・ケイジが面白い作品は?と聞かれたらこの映画と「赤ちゃん泥棒」。
←20年前はふさふさだった?!ニコラス・ケイジ。基本的にあまり変りませんね、この人。
←シェール。メイクは時代を感じますが、本当に綺麗です。
かつてカラオケで持ち歌といえばTMNとシェールだった私(笑)は、この映画はシェール目当てに見たわけです。この時シェール41歳。はぁなんて美人なんでしょうか、このオバサンは。特にオペラ会場でのシェール、大きな瞳から零れ落ちる涙を見たら、ロニーでなくてもやられます。妖しいというか、妖艶というか、シェールには人間離れした魅力があるのですが、この映画でも十分に堪能できます。缶を蹴りながら家に帰るシェール、朝ご飯のテーブルで髪をアップにしたシェール、どれも可愛すぎですわ~
さて、婚約者の弟を好きになってしまったシェール、どうするのか!?もちろんそこはハッピーエンド、上手い具合に映画最初の指輪のエピソードと繋がる、見事な脚本。ロマンティック・コメディなんてあまり見ない私ですが、これは脚本の素晴らしさが際立つ秀作。アメリカ低予算コメディの底力を感じる一本です。
歌手兼女優シェール主演のロマンティック・コメディ。ある満月の日。「満月は人々を狂わせる」なんて迷信そのままにイタリア系移民の未亡人ロレッタ(シェール)は婚約者の弟ロニー(ニコラス・ケイジ)と恋に落ちてしまうのであった・・・舞台はニューヨークのイタリア人街、出てくる登場人物もほとんどイタリア系、シェールのエキセントリックなおじいちゃんを筆頭に、出てくる登場人物みな個性的。コメディの秀作です。
かつて夫を交通事故で無くしたシェールは、それを自分の悪運のせいと思っていました。披露宴をしなかったからだ、とか父親が結婚式にこなかったからだ、とか。が、友人ジョニー(ダニー・アイエロ)にプロポーズされて、「まあいい人だからいいか」くらいの気持ちでそれを受けます。彼に仲たがいしている弟のロニーに結婚式に出てくれる様頼んで欲しい、と頼まれたシェールは、ロニーに会いに行くのですが・・・・がロニーは一言で言えば「変わり者」。ロマンチストで情熱的だけど何処となく地に足がついていない、オペラ好きの天然系ラテン男。「俺にとって大事なのは、今、この瞬間なんだ」なんて台詞もラテンだなぁ。この不思議君役がケイジにぴったりなんですね。もともとデフォルトが情けない顔ですから、「俺は不幸なんだ」って信じ込んでいるロニー役にぴったり。見所はパン焼き工房でのシーン、「ナイフ持って来い!ここで俺は首掻っ切って死んでやるっ!」って切れるところ。もう最高に可笑しいです。ニコラス・ケイジが面白い作品は?と聞かれたらこの映画と「赤ちゃん泥棒」。
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かつてカラオケで持ち歌といえばTMNとシェールだった私(笑)は、この映画はシェール目当てに見たわけです。この時シェール41歳。はぁなんて美人なんでしょうか、このオバサンは。特にオペラ会場でのシェール、大きな瞳から零れ落ちる涙を見たら、ロニーでなくてもやられます。妖しいというか、妖艶というか、シェールには人間離れした魅力があるのですが、この映画でも十分に堪能できます。缶を蹴りながら家に帰るシェール、朝ご飯のテーブルで髪をアップにしたシェール、どれも可愛すぎですわ~
さて、婚約者の弟を好きになってしまったシェール、どうするのか!?もちろんそこはハッピーエンド、上手い具合に映画最初の指輪のエピソードと繋がる、見事な脚本。ロマンティック・コメディなんてあまり見ない私ですが、これは脚本の素晴らしさが際立つ秀作。アメリカ低予算コメディの底力を感じる一本です。
実は私、ニコラス・ケイジが苦手で、その事に気づいてから彼の出演作あまり観ていないのです。
が。
>舞台はニューヨークのイタリア人街、出てくる登場人物もほとんどイタリア系、シェールのエキセントリックなおじいちゃんを筆頭に、出てくる登場人物みな個性的。
私、エキセントリックなキャラが出てる映画ってすきなんですよね(笑)気になるので、見つけたら観てみます。
私も苦手なんです、ケイジ。あの巨大なタレ目とか雰囲気が今ひとつ。でもこの作品のケイジは面白いですよ。まあちょっとおかしな人役だからでしょうか?あくまで主役はシェールですので、ケイジ苦手な方でも大丈夫でしょう。
この作品、意外に面白いので是非!いかにもニューヨークを舞台にしたおとなのコメディって感じです。私も変なキャラ満載映画大好きです!(デリカテッセンとか)