Polaris for You

Sangwoo社長の起業日記

立ち止まってみること

2006-01-06 22:00:16 | 日々のこと
今日は、新しい仕事の件で某教授を訪ねました。
昼食を含めて3時間ばかりのミーティングでした。
できる限りのお手伝いをさせていただくことになりました。

その後、弊社のお仕事を手伝ってくれているTさんとお会いしました。
現在、あるプロジェクトを担当して下さっているのですが、その過程で「会社の方針を確認しておきたい点がある」ということで、お会いしてお話をすることになりました。
Tさんは国際機関での勤務経験が長く、大勢の部下をマネジメントしつつ仕事をしてこられた超ベテランさんです。
疑問に思ったことはこうやってきちんと尋ねて下さるので、本当に助かりますし、私もとても勉強になります。

日々仕事をしていく中で、自分の感覚や判断基準などは、どんどん「自分の常識」とか「癖」として身についていきます。

当たり前だと思っている仕事のやり方、
これがベストだと思っている自分の判断や感覚・・・
これらが果たして本当にベストなのか、非常識でないのか、間違っていないのか・・
といったことを、仕事に慣れるにつれ、立ち止まって意識してみることが大事だと思いました。

謹賀新年

2006-01-05 17:01:23 | 日々のこと
皆さま、あけましておめでとうございます。

新年は、4日まで本当にゆっくりと休むことができました。
本日から仕事始めです。
さっそくSさんと情報交換ミーティングを持ちました。

さて、新しい年の始まりです。
これまでいただいたお仕事をきちんとお返しし、そして
ますますお声をかけていただけるよう、誠実に確実に頑張りましょう。

本年もよろしくお願いいたします。

「わかる」ということ

2005-12-08 22:03:32 | 日々のこと
先日お引き受けしたインタビューを受けてきました。

インタビューを受けながら、自分がD社(以前勤めていた会社)で受けた教育・研修の内容や狙い、上司や先輩から教えられた他人に対するホスピタリティ、仕事に対する姿勢、ものごとの考え方、心の持ち方・・・をあれこれと思い出しました。

・リスクを冒さないほど大きなリスクはない
・「縁あって」同じ釜の飯を食う仲間
・出る杭になれ
・個人の成長の総和が会社の成長
・有言実行 ・・・

これらは、「文字」として入社前教育や導入教育で伝えられるD社イズム。
そして、入社後は、それぞれどういう意味なのかということを、頭で理解するのではなく、体得するための研修やOJTが行われました。

いくら頭で理解しても、実行できなければ、それは「分かったことにはならん!」と、上司や先輩たちから厳しく指摘されます。
会社に入ってすぐの頃は、「分かった」という言葉を「頭で理解した」という意味で使っていました。
いくら「分かりました」と言っても、先輩たちは「おまえはまだ分かってない」と言い返してきます。
「分かったって言ってるのに・・・、分からん人らやなぁ」と半ばすねたこともありました。

しかし、研修が終わる頃には、「分かった」という言葉は恥ずかしくて軽々しく口にできなくなっていました。
行動が伴ってこそ「分かった」といえる、ということが分かったからです。

そうやって新人時代に頭をぶつけながらも吸収・体得していったイズムは、もう消えることはありません。

今、私の人生のあらゆる面で、そのイズムはおおいに役立っていると思っています。
きょうは、改めてそれを思い返し、当時の上司や先輩に感謝した一日でした。

広がる人脈2

2005-11-12 22:11:47 | 日々のこと
きょうは仕事ではなく、同窓会でたくさんの出会いがありました。

大学の先生や研究者になった人。
中央官庁や地方自治体で政策に携わる仕事をしている人。
行政改革コンサルの仕事をしている人。
放送局や新聞社に勤める人。

皆さん元気でご活躍の様子で、頼もしかったです。
休日にもかかわらず、先生(研究科長)も来てくださっていました。
学生時代とは違い、利害関係(?)がないので、みなさん気さくに気楽に会話を楽しんでいました。

懇親会の途中で1人ずつ自己紹介と近況報告をする機会がありました。
私は、在学中に抱いた問題意識と、それを受けて会社を設立したこと。
そしてこれからの夢を話しました。

自己紹介のあと、研究を仕事としている方たちが名刺を持ってご挨拶に来てくださいました。
私からご挨拶に行かないといけないのに、つい旧友と話し込んでいました。

大型の競争的資金が採択され、プロジェクト管理に頭を悩ませている先生。
研究費は少ないが雑々とした仕事に追われて困っている先生。
「いますぐ頼めることはないが、ぜひ協力したい!」と言ってきてくださる先生。

中には初対面の方もおられたのですが、心温まる激励に感動しました。
感動に浸っているだけではいけないので、皆さんに感動していただけるよう努力します。

広がる人脈

2005-11-10 23:12:31 | 日々のこと
きょうは午前中に研究会が1つと夜に協議会が1つありました。

研究の内容も、協議の内容ももちろんそれぞれ意味があっておもしろかったのですが、そこで大勢の人たちと出会えたことが最大の収穫でした。

初めて名刺交換した人。
久しぶりに再会した人。
以前お会いしたときから仕事が変わっていた人。
独立した人。

◆まずは、午前の研究会でお会いした人たち・・。

N村さんは、元地方自治体の情報政策担当者。
一自治体にとどまることなく、あらゆる地域の情報化を推進・支援するために、このたび永年勤めた自治体を退職され、NPOを設立(申請中)。
元自治体長の信望も厚く非常勤で職務を継続。

T田さんは、つい先日大手移動体通信会社を定年退職された技術者。
やさしい目で、とつとつとお話をしてくださるところに、親戚のおじさんのような親しみを感じます。
退職後は、N村さんのNPOの事務局長として活躍されることになっています。

S原さんは、大学院時代からのお付き合い。東京からの参加。
本業を持ちながらも、N村さんと一緒にNPOを設立。
実は、私もN村さんとS原さんからのお声がけにより、このNPOの役員として名を連ねています。(大丈夫かな?)

N本さんは、別の情報系研究会でお会いした自治体IT担当者ですが、若くて熱心で向学心旺盛な方なので、今回お誘いしました。
民間企業から自治体へ転職されて戸惑いも多い様子。
他の参加者から、
「出る杭は打たれるが、出すぎた杭は打たれない。がんばれ!」
とエールを送られていました。

◆そして夜の協議会でお会いした人たち・・。

K谷先生は、大学の情報工学系研究者。
私の元職場のすぐ近くの建物で研究をしておられたそうです。
近くにいたときはお会いしませんでしたが、こんな遠くでお会いするなんて、ご縁ですね。

T中さんは、以前別の研究会でお会いした高校の先生。
教育熱心な方でフットワークも軽く、今回お誘いしました。
ネパールに学校をつくる活動を続けておられます。

A野さんは、今年の春から独立された女性。
組織や肩書きやコネに頼ることなく、ご自身が努力して身につけられた知識、経験、人脈で、しっかりと地に足をつけて活動を続けておられます。
見習うべき女性です。

◆そしてスタッフの二次会・・。

以前、同じ職場でアシスタントをしてくれていたKさんが合流。
今は画家として大活躍されています。
作品が売れて、ずいぶん忙しい様子。
でも、良いところは昔と変わっていなくて嬉しかったです。


いろいろな人や場をきっかけに人脈はどんどん広がります。
みなさんそれぞれ「夢」を持って、しっかりと歩んでおられます。
そういう方たちと触れ合うと、本当に元気が湧いてきます。
大事にしたい仲間です。

2:8の法則

2005-11-07 22:15:07 | 日々のこと
ksmodsさんのブログを拝読していて、「働きアリの法則」の話を思い出しました。
「働きアリの法則」のことを考えていると、今度は「パレートの法則」を思い出しました。
「パレートの法則(パレート図)」は、会社のQC活動で学びました。

ちなみに、「パレートの法則」と厚生経済学の「パレート最適(効率性)」。
これらパレートは同一人物です。

というわけで、きょうのエントリーは、以下からの引用です。
http://japan.internet.com/busnews/20030901/8.html
「2:8の法則」という言葉は、みなさんもお聞きになったことがあると思います。

これは、「パレートの法則」ともいい、イタリアのパレートという経済学者が19世紀のイギリスにおける所得と資産分布を調査したところ、20%の富裕層にイギリス全体の資産総額の80%が集中し、この現象は継続して繰返されることを発見した法則のことです。

これは資産分配の例だけでなく、例えば「働きアリの20%はあまり働いておらず、その20%のアリを巣から除くとまた新たな20%のアリが怠け者アリになる」「トップ20%の営業マンが売上げの80%を上げる」「10項目の品質向上リストのうち上位2項目を改善すれば80%の効果がある」など、さまざまな分野で使われます。

これを Web マーケティングの分野に応用し仮説を立ててみると、
 ・2割のサイト訪問者が総訪問者のうち、8割のアクセスを占めている。
 ・Web 広告宣伝費の2割が、全体の8割の効果をあげている。
などがあげられるでしょう。

いずれにしても上位2割の項目に資源を注力することが大切なのである。

つまり、
 ・上位2割の顧客層に絞ってプロモーションをかける。
 ・費用対効果が高い上位2割の広告に資源を集中する。

上位2割に資源を集中するのが最もパフォーマンスが高い Web 戦略といえます。上位2割が何かを調査、分析しそこに人・お金・物・知恵を集中することが重要なのです。ただし、何が上位2割なのかを知るには、ログ解析、広告効果検証、検索ワード分析、アンケートなどを活用する必要があるでしょう。

各種のデータで SEO やキーワード連動型のクリック課金広告(PPC 広告)をはじめとする SEM が、この2割にリーチするため最も効果が高いという結果がでています。

Web マーケティングにおいても2:8の法則にあてはめて考えてみるのも必要ではないでしょうか?

「2:8」ビジネスの法則-仕事は2割、それで8割が獲れる!

情報の共有、感度の共有

2005-11-06 22:15:56 | 日々のこと
会社のスタッフに近況を知らせるメールを一斉配信しました。

もうすぐ設立から4ヶ月。
実際に仕事のやり取りを通して会社の動きをよく知っているメンバーもいれば、設立当初に連絡を取りあったきり、日々のやりとりがない方もいます。

よりよいサービスを提供するために、よい意味で差のないサービス・クオリティを確保・維持するために、日ごろ会社がどのような業務を行っているのか、またどのような意識で仕事をしているのか・・・
といったことを共有しておくことは大事なんだと実感していたのですが、忙しさにかまけて、気になりつつもこれまで行動に移していませんでした。

いくらか仕事の実績が増えてきたこともあり、また、ようやく落ち着いて皆さんの顔を浮かべながらメールを書ける状態になったので、少し時間をかけてメールを書いて、みなさんに送りました。

これからも、少しずつ折をみて、近況を報告していけたらと思います。
そして、メンバーの皆さんがこの会社を身近に感じてくれたら嬉しく思います。

昔の自分

2005-11-02 22:17:17 | 日々のこと
仕事で打合せに行った経済団体で、そこに出向している元職場の上司に偶然お会いしました。
上司とは言っても、直接仕事を一緒にしたことはありませんでしたが、同じ時期に同じ課にいた課長(当時)です。

会社を辞めてはや10年。
直後2年間は別の法人で仕事をし、その後、今の上司(教授)のもとで仕事を始めてもう8年になります。

その元上司と同じ職場にいたのは新卒の頃の私。
つまり、社会人としての本当の厳しさを知らない頃の私ですから、その方にしてみれば、私は今でも「新米の私」なのですね。

その場にいた今の上司と名刺交換をして少し雑談。
元上司:「口うるさいでしょう。文句ばっかり言うてませんか?」
現上司:「いえいえ、私が仕事を頼む前に先を越されてばかりです。
     だから彼女とはもうずいぶん長いご縁です。」

そうか、昔の私は
「口うるさくて、文句ばかり言っていた」
のだな・・と、ちょっと恥ずかしくなりました。

そういえば、新入社員の頃、自分の担当業務の繁忙期にもかかわらず、担当以外の仕事がどんどん回ってきた時があって、ある日、
「なぜ今、私がこれをやらなければならないのですか?」
と直属の上司に問うたことがありました。

その人は、
「君にはそれを吸収する力と、幅を広げる可能性と、信頼があるからだ。
 それらがある人には仕事が集中する。だから受け止めろ。」
と言われました。

真実はどうであれ、この言葉に背中を押された私は、それ以来、何でも進んでやるようになりました。
そのポリシーは今でも変わりません。

当時私にそう言って下さった方は、先日50歳という若さで他界されました。
でも、その方に植えつけられた仕事に対する姿勢は、これからも変わることはありません。

S教授の祝賀会にて

2005-11-01 22:17:55 | 日々のこと
お世話になったS教授の、ある賞の受賞を記念して、研究室OB会による祝賀会が開催されました。

ご家族でお見えになっていたS教授は、
「この賞はみなさんが受賞したようなもの。ぼくはお神輿に乗っていただけ・・」
といつもながらの謙虚さで、喜びを表現されていました。

その席で、懐かしい面々と久しぶりに再会することができました。

会社設立の話を噂で聞いておられてエールを送ってくださる先生方。

5年前に会社設立を検討していた頃にご一緒した学部生のT君が、今では立派なD3になっていて、当時と変わらない笑顔で挨拶に来てくれました。

また、同じくその頃、頭にタオルを巻いてインキュベーション施設への引越しを手伝ってくれたM君も、修士課程を終えて、東京のビジネスマンになっていました。

素晴らしい仲間が集う研究室です。
やはりS先生のお人柄だなぁ・・・と思いました。

みなさんから、温かさと元気をもらった一日でした。