『すごい会議』
大橋禅太郎著
大和書房発行
夫が買ってきて「あっという間に読めた」というので通勤電車の中で読みました。
中に書いてあることは、会議に臨む際の極めて基本的な姿勢、心構えなのですが、最近これができていない人や会議が多いように思っていました。
amazonの書評には、本(の構成)に対する厳しい評価もたくさん並んでいますが、では、この本に書かれているような姿勢で会議にのぞめている人がどのくらいいるのでしょう。
もちろん会議にはいろいろなタイプのものがあります。
ディスカッション、ブレストが目的のものもあれば、議を決するものもあります。
だから、それぞれの目的にあった会議が実施されればよいわけです。
限られた時間でよりよい成果をあげるために、各参加者が何を準備し、どう臨めばよいのかということを意識して会議に臨めば、ずいぶん会議も変わるのではないでしょうか。
私の個人的な経験では、会議の「目的」は文字にして共有することが大事だと思っています。最初にいくら口頭で「本日の会議の目的(課題)は・・・」と述べたところで、人間、思考や議論をしている間にゴールをつい忘れて、意見を述べることに夢中になってしまいます。
そんなとき、道しるべ(本日議論すべき項目)がいつでも目に入るということは、けっこう大事なことではないかな・・と思うのです。