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Sangwoo社長の起業日記

人材マネジメントセミナー

2005-06-04 23:01:15 | お仕事
大阪市内で開催された「人材マネジメントセミナー」に
参加してきました。

講師は、元本田技研工業国際人事部長の光富敏夫さん。
セミナーの4日前にHONDAを退職し、独立されたばかりでした。

主な内容は、
(1)持続的成長への要件
(2)日本の人事、成功と失敗の本質
(3)従業員の喜び、働く誇りとは
(4)次の人事課題は何か
   人事課題創出の視点
(5)人と組織を元気にする人事の10の仕事
(6)藤澤武夫から学んだこと
(7)リーダーシップコンセプト
でした。

■成果主義
たとえば、成果主義を導入する際には、
 1.自主・自発目標
 2.役責目標(日常業務的目標)
 3.上司目標
の3領域からの目標設定が必要で、かつそのプロセス評価が
重要だというお話もありました。

最近、一種のブームのようになっている「成果主義」「実力主義」
その評価は、ある一面に偏らないよう気をつけなければ、本当の
能力を見逃すことになりますし、社員を不幸にすることになります。

■体質改善
単に結果や経営目標を達成するだけなら、手段はいくらでもありますが、
成長する企業は「体質」を管理、改善しています。
私もメーカーにいた頃は、QC活動を日々行っていました。

■成功の本質
そして、人事、経営者にとって重要な視点。
 1.目的という本質をつかんで、形にこだわらず、現実的な視点で
   考えること。
 2.経営理念(企業の個性)にリンクしているか、現場の知恵が
   入っているかを考えること。

自社の人事制度を考える際に、
大企業で取り入れられているから、アメリカで流行しているから、
他社の多くが導入しているから・・・といった判断ではなく、
上記のような視点を忘れないこと。

■人事課題創出の視点
・本質を問い、現実を見て課題を抽出する
・経営理念とリンクした独自の人事制度を作る
・会社の未来性(成果)と社員の将来性(成長)を両立させる

そのために、DST-PDCAを
D=Draw:将来のありたい姿を描く。
S=See:現実をきちんと見る。観察する。
T=Think:(普段見えない)課題を考える。
P=Plan:計画する。
D=Do:実行する。
C=Check:確認する。
A=Action:是正する。

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休日の午後半日のセミナーでしたが、大勢のビジネスマンが
参加していました。主に企業の人事担当者中心でしたが、
経営者の方もおられたようです。