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Sangwoo社長の起業日記

極端な対応

2006-08-31 22:28:37 | お仕事
大学院時代の同期のご主人からメールが届きました。彼(S先生)は関東の某大学の教官。

先生の研究支援に関する相談でした。膨大なデータを扱う実証分析。従来は、必要に応じて、院生さんたちにアルバイトで作業を手伝ってもらっていたそうですが、今年から、研究費によるアルバイト謝金の支出が一切認められなくなったというのです。

理由は、先日ここにも書いた、某私大教官による研究費の私的流用。学生に空アルバイトをさせ、その人件費を投資にまわしていたという一件。
国は各大学に管理体制の強化を求めました。そして、S先生の大学は、今年から人件費の使用を禁じることになったそうです。

あまりにも単純で、無責任で、極端な大学の対処。
先生方に負担を強いて、研究時間を削り、どうしろというのでしょう。
思考が逆行していると思いました。

唯一、業務委託が認められるようになったということだそうですが、それは結局、全ての管理を先生に任せるのと同じ。先生にばかり負担が増えて、事務局は逃げ道を確保? 

それにしても、あまりの対応に驚き、呆れました。