大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

泥だんご師匠

2010年01月14日 | 児童デイサービス
ブランコを楽しみにして「ブランコ、ブランコ」と言って公園へ出かけるRちゃんですが、
ブランコに乗りたいという願望で「ブランコ」と言っているのか?
公園=ブランコなのか?
わかりませんが、
実際はあまりブランコには乗っていません。
願望だとしたら・・・乗れたらいいよねーwink

お母さんの話によると、砂遊びは苦手だとか。
この日は、Sくんがそれはそれは楽しそうに泥んこで遊ぶのを見て、近づきました。
素手ではないけど、スコップで泥遊び。








公園には、よくお散歩中の犬が。
ぽぽろの子どもたちは、みんな犬が好きで、すぐに近づいていきます。

かわいい2ショット。

そういえば、先日、犬をめぐっておもしろい出来事がありました。
写真はありませんが、Mちゃんが、いたずらでもしてやろうと思ってか?
勢いよく大型犬に近づきました。
(ほんとは苦手らしいのですが)
あと一歩というところで、「ワンワンdog4symbol5
と吠えられ、びっくらこいたMちゃん。

びっくりしすぎて










両方の鼻から鼻水がダラーッase

その後、小型犬を見ると、必死で「小さい、小さい」とジェスチャーで訴えます。
小さい犬なら大丈夫なんだと自分に言い聞かせるかのように・・・笑
それからしばらくは、「Mちゃん、後ろに犬がいる!」と言われると、走って逃げていましたsmile




さて、題名にもなっている泥だんご師匠のお話です。

Sちゃんが遊んでいた後の、泥に興味を持ったFくん。
はじめは泥を投げて遊んでいました。
「ハンバーグ作ってー」
「はい、出来ました」
なんて言ってるうちに、泥だんごづくりスタート。
私も、泥だんごづくりが大好きで(何歳やねんexclamation2
二人で、泥だんごに砂をかけて固めていきます。

作ったことのある方はご存知かと思いますが、根気と、手先の力加減の必要な作業です。

少しでも力を入れると壊れるし、爪が当たっても欠けちゃうし、サラサラと砂をかけていくのも、ゆっくりゆっくり磨くのもなかなか難しいです。



「Kさーん、こっちのほうが、もっとサラサラ砂あんでー」とFくんが教えてくれます。
「そっち寒いから、こっちの日なたでやるわー」と断りますが、
次から次にサラサラ砂を求めて場所を移動していくFくん。

しばらくして、呼ばれた場所に行ってみると、最上級のサラサラ砂がexclamation2exclamation2
「おおっbikkuriすごいexclamation2exclamation2」と言うと、
「ほらねーup_slowFの言った通りでしょー」と鼻高々。
ほんとに、なかなかこんなサラサラ砂は見つかりません。
いつもふるい(ざる)にかけてサラサラ砂を作っていたぐらいですから。

あれeqいつの間にかヤンボラのTさんも参戦。


1時間近く、砂をかけては磨き・・・を繰り返しました。
すごい集中力。



出来上がった泥だんごを、お留守番のUさんに見せるんだと、はりきって持って帰りました。
走ったり、つまづいたり、よそ見して落としてしまうんじゃないか?
私はハラハラしましたが、
無事、ピカピカおだんごを持って帰って、記念写真。camera



屋根のあるところに隠しておこうねと、花壇に置いておきました。
5日後の今日も無事です。

一番奥がFくんの。真ん中の欠けちゃってるのが私ので手前がTさんのです。
Fくんのが、一番きれいで繊細に出来ています。

Fくん、これからは、泥だんご師匠と呼ばせていただきますclap



以前にも書きましたが、走り回る印象の強いFくんですが、造形活動になるとものすごい集中力と手先の器用さを発揮します。

自分と対話する力(もう一人の自分との対話・つぶやき)が、増えてきているFくん。
自己コントロールの力も少しずつついてきているように感じます。
そして「わぁ、すごいね」「ありがとう」と認められる機会が増えると、もっと、もっと自信を持っていろんなことに参加できるよね。kirakira楽しみです。meromero2