大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

ちょっと一息「河童だぞぉー!!」

2010年01月23日 | ノンジャンル
 久しぶりに毛の話。
最後まで読んでね。この間の行事報告と大事なお知らせが一番最後にのっています。

 Mちゃんは壁に向かってマジックでお絵描き中。
 同僚のKさんと話している私。
 Mちゃんが私の背後に回っているのに全く気がつきませんでした。
 頭のてっぺんを触って何らやムニャムニャ言っておりました。
 マジックでスーッと一本の線を引くMちゃん。
 腹を抱えてゲラゲラ笑うKさん。
 ほんまに描いたん?とKさんに聞くと、ゲラゲラ笑いながら「タテではなくて横に十文字に描いているから、目立っています。」
 「コラー!!Mちゃん!!どうせ描くなら縦に描いてよ!ところで、Mちゃん、毛は何本あるかなぁ?」
 少し考えて、やおら考えながら指を一本ずつたった2本ほど立てました。
 また、ゲラゲラ笑うK!
 笑いをとったMちゃんでした。


 次の日はある保育園に出かけました。

 5歳児クラスではケン玉で遊びました。

 「誇り高き4歳児」クラスに行った時のことです。
 「剥げてるー!」「剥げてる~」と叫ぶ子が二人も!いたのです。そういえば、以前にも同じ4歳児に言われたことがあります。

 一人の子が木のお皿をもってきたので、頭にヒョイとのせました。
 「河童やー!」と叫ぶ子がおり、ついついぽぽろの調子で乗せられて?しまい、「河童カッパカッパ」と叫びながらお皿を頭にのせ、掌で口の形をつくって子どもたちを追いかけお尻をパックンチョとやっている私がおりました、はい。
 ぽぽろの「ねずみばあさん」よろしく保育室を走り回ると騒然、絶叫、歓喜の大きな大きな渦ができました。「止まれー!反対回りだぁー!」と調子よく叫び汗びっしょりになって「やってしまったぁ~」と気がついた私が「もうおしまいにしよう!」と言うと、かわいいかわいい女の子が目に涙をいっぱいためて「イヤやぁー、もう一回してェー!」、ほかの子らも叫びます。
 4歳児たちは他のクラスにも「河童が来たぁー!」と報告に行く始末。
 そのあとでビデオを見ながら検討会。イヤぁーな予感が的中。見たくないものを見てしまいました。1年前にはもう少しまばらに存在していた髪の毛が無いではありませんか!まるで河童です。お皿なんぞいらなかったのだ…。

 そのあとの研修会で楽しいカッパあそびの話をすると、「やっぱり、バカになって遊べないといけないのですね?」という発言。ご明察!
 ホントは頭の隅っこでちょっとだけ冷静な私がいるのですけどねぇ。

 ところで、私の目下の研究テーマは「4歳児と5歳児のちがい~禿げという言葉づかいをめぐって~」です。


 話しを元に戻しましょう。鏡の研究をするMちゃん。憎めないいたずら大好きMちゃんです。

 やっと、私が作ったおもちゃの値打ちが分かってくれたようです。Mちゃんのために作ったのですが、誘ったHくんのこの表情、持ち上げたり下げたりのやりとりあそび!大成功でした。



 さて、この間とても忙しくブログ更新は同僚のKさん、Tさんにお任せでした。

 17日(日)はおおさかパルコープ鶴見店をお借りして、「子育て支援教室」。お父さんや働いているお母さんも参加しやすいようにと日曜日にやらせていただきました。講師はぽぽろ「スタッフで言語聴覚士の加藤登美子氏、題して「コミュニケーション、ことばの土台を育てる」。お父さんも4人参加、全体で24人も来ていただき、久々の大入りでした。ありがとうございました。


 私はこの日、「障害児にとっての入所施設をよくする会」によるシンャWウム「聞こえますか?子どもたちの声! 障害児の入所施設 これまでとこれから」に参加しました。全国の入所施設の職員や大学の研究者など約80人で会場はほぼいっぱいに。
 障害のある子どもたちの最後のセーフティネットになっている入所施設。家庭の養育困難や虐待、ネグレクトなど大きな傷を抱えた子どもたちの最後の避難所、居場所、発達の場がこんなに貧困(職員体制、施設・設備)でいいのか!体制、施設・設備などの処遇だけでなく、もっとも人間らしい療育が保障されなければならないという感想を強く持ちました。
 3年前に支援センターつるみで相談を受けた子どもさんも元気に施設での生活も学校教育も受けることが出来ているとお聞きして安心しました。



 引き続いて19日の「卒後の学ぶ場・専攻科を考えるつどい」には20名を超える皆さんにご参加いただきありがとうございました。北河内から来ていただいた保護者の方がほとんどでした。期待や関心も高かったので、この地域の皆さんが引き続き粘り強く力を合わせていかれたら地域で夢が形になるかもしれませんね。私たちも一緒に後押ししますね。
 さて、松原市である奇特な方からの貸与を申し出ていただいている400平米の土地の件も、1年かけて検討に入ることになりました。ご協力いただける法人も同時並行でをさがしています。堺市寄りなので、地元として堺の関係者もぜひご参加ください。要求と運動のないところには何も建ちません。


 当面、しっかり情報収集や学習を積み重ねることになりました。さっそく、学習会です。実際に目で見て聞いてみましょう。
 2月27日(土)10時~16時「フォレスクールの実践報告会~学ぶ作業所の仲間達から楽しいメッセージ~」(主催:紀南養護専攻科を考える会、協賛:フォレスクール支援会、ふたば福祉会)に参加することになりました。ちょうど、ぽぽろに帰ると案内が届いていました。詳しくは紀南養護専攻科を考える会ホームページをご覧ください。参加をご希望の方はぽぽろまでご一報ください。直接申し込まれても結構です。申込用紙は「考える会」のホームページからとれます。当日は会場である田辺市市民総合センター集合で行く予定です。

 また、「考えるつどい実行委員会・ぽぽろヤングプロジェクト合同会議」を2月11日(木)にすることになりました。この日ご参加いただいた皆さん全員に参加呼びかけをさせてもらいました。また、お休みの日ですので学校の関係の先生方にもご参加を呼びかけたいと思っています。午前10時~午後12時の予定でぽぽろを会場に行います。関心をお持ちの皆さんはぜひご参加ください。

 次回の第2回「考えるつどい」は3月11日(木)の予定です。