大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

イオンイエローレシート

2009年05月25日 | ノンジャンル
 明日(25日、もう今日かな?)は第1回バザー実行委員会がぽぽろで開かれます。ご参加の皆さん、ご苦労様です。また、手伝おうかなって思ってくださる方は午前10時頃からプレールームでお茶しながらやってます。お気軽にどうぞ。

 さて、ありがたい感謝のお知らせ。鶴見区のダイヤモンドシティの中にあるイオンモールで、毎月11日のイエローレシートキャンペーンで「障害者支援センターつるみ」(同じ法人内の事業所でぽぽろも一緒に相談支援事業を行っている)の箱にお買い物イエローレシートをたくさんの方が入れてくださいました。半年で積み重なった点数=額は約3万5千円。有効に活用させていただきました。本当に助かっています。ご支援いただいたみなさん、ありがとうございました。

 中でも期待しているのが、この100度の蒸気を吹きつけシミや汚れを取るという「シャークスチームモップ」。じゅうたんは土足であがったり、粘土や絵の具・クレパス、お弁当…等々で汚れが染みつき、靴下が真っ黒。これで隙間も含めて汚れを退治できるでしょうか。


 ついでに、ぽぽろの入り口のところが綺麗になったことはすでにお知らせしました。机の上に並べておくとバサァーッとチラシが飛ばされてしまうのでいたちごっこの毎日でした。画用紙入れはぽぽろの大道具製作部長のHさんが作ってくれました。そして、回転式の宣伝物整理棚など。これも焼け石に水だと思ったスタッフは多かったと思います。ところがで、もう1ヶ月は経ったでしょうか、不思議と綺麗なままです。手っ取り早くバサァーッとはできないからかな?それとも、綺麗にビシッと片づいているからでしょうか?バサァーッとやりたくなるようなゴチャゴチャした整理の仕方、置き方に問題があったのでしょうか。
 こんなことを書くと、「自分の身の回りを綺麗に整理・整頓しろよなぁ」と言われそう。もう積み上げて1年になるでしょうか。バサァーッとほかしたくなる!!

 以前にカセットテープレコーダーがあると集中しなくなるから片づけよう、すべり台やブランコも集中を妨げるから設定遊びの間は片づけようという話がありました。でも私たちが考えること、心配することと子どもたちがすること、考えることとは必ずしも一致しないようです。やってみて色んなことが見えてくるもんです。
 例えば、カセット…のことなど忘れるくらいの思わず身を乗り出して引き込まれるような遊びを準備する、するとカセット…へのこだわりが消えて遊びに集中したりできる。カセットやその子が悪いんじゃない、その子にあった素材・教材やとりくみを準備できていない私たちの方に問題があった…。
なかなか集団にすぐには入れない子にとってはブランコが居場所になり、そこを基地にして「見る参加」をしていたり、時々参加してはまたブランコへ帰るなど、大事な役割を果たしているなど。
 色々やってみるもんですね。


土曜学童はたまらず公園へ

2009年05月23日 | ノンジャンル
 いやぁー、暑い一日でした。
 プレールームはムンムンムシムシ、汗びっしょりなので、エアコンをつけさせていただきました。
 子どもたちは結構ストレスがたまっている様子。午後からは、思案の末に公園へレッツゴー!

 スタッフのBさんが作業所のバザーで200円で買ってきた三輪つきのスクーターHくんが廊下で乗り回してご機嫌でした。

 10時半頃になって、さぁ♪「うたってドンドン」するよー!と呼びかけても誰も乗ってきません。学校が休みでなかった子も含めてホントにストレスがたまっているんだ。とにかく身体がウズウズしているようです。縄跳びの縄を持ち出して、綱引きが始まりました。三人とも名前がHくんですが、何度もやっている内に私寄りのHくんが「縄を引き続ける」というやり方を覚えてからは、ものすごい力が入り3人にはかないませんでした。10回目くらいには総出で綱引き大会に発展していました。いつもは「やりたいのに傍観者」のMちゃんもすべり台の上からでしたが私に味方してくれました。

 まだまだあそび足りなくて、私をグルグル巻きにして楽しんでいました。

 久しぶりにやってきたKさんは少し疲れ気味だったのか、食後は毛布にくるまって昼寝に入り、お楽しみの公園あそびには参加できませんでした。
 午前は来るなり、ボールプールの不揃いのボールを選り分けて、大きいボールだけにしてくれていました。ごちゃごちゃしていた本棚もきちんと整理整頓してくれました。Kさんはぽぽろの図書係(勝手に決めている)です。

 Kくんは今日はいつもと様子が違います。友だちを追いかけはするものの後ろからデンと押したりはしません。どちらかと言えば向き合って顔を見つめ、両手をグーにして叩き合わせる姿が多く見られるようです。「○○してちょうだい」のサインなのです。関わり方がいい方向に変化してきたのだろうか?
 「バルーンで遊ぼう!」とかなりしつこく誘っては逃げられていましたが、ことばかけだけで自分から乗ったこともありました。これは嫌がっているんだ!

 さて、この日のメインのはずだった新ボールプールあそび。子どもたちは決してこちらが期待したとおりにはやってくれません。学校だと、起こりうることを想定し対策を立てた上で、「やらしてみようホトトギス」「やるまで待とうホトトギス」でしょうが、学童保育はいいように言えば「臨機応変、子どもの動きを尊重して好きなように」、悪く言えば「場当たり的に」やります。

 私の影に隠れているのはボールを蹴散らして木枠の外に出して遊ぶTくん。出したり入れたりのいたちごっこでした。それでも、「入れてちょうだい」にちゃんと応えてアリバイ的に入れていました…。箱の中は「ボクは乗る人」のMちゃん。たまにはお片づけしてよ!いたずら大好きだからせっかく片づけたャ潟oケツをひっくり返して「やったぜー、アッカンベー」とやっておりました。

 このマットはいただいた低反発マット。Hくんのアイデアです。広げて飛び込むとスルスルとすべるのですが、船には見立ててくれません。すぐに横になる子どもたちです。微動だにしませんでした。しかし、寝るととっても気持ちよかったです。

 今日のRくんはきっと、ずっとブランコを乗り回しているMくんを恨めしそうに「背中の目」で見つめていたのでしょう。お弁当の時間だよーにやっと応えて、遊びから人が引き始めるやちゃんとブランコに乗って、踏み台をはずして向かいの席に足を放り投げてこぐMくんの真似をしていました。

 午後は人もまばらな公園へ。

 Hくんは「困ったときのボランティア」の一人Kさん(市立特別支援学校)が気に入って独り占め。結局、2人でカラーボールのかけ合いをして公園には行きませんでした。Mちゃんは「パパママ、ムニャムニャ…」と言いながら「手話」で4角形を作ります。どうもこれは「両親がお迎えに来るので私は行きませんよ」と主張していると勝手に解釈してぽぽろに残しました。あとでスタッフのKさんが教えてくれました。4角形はカセットで、それを買いに行くということだったらしい。Kさんは眠り込んで、声をかけても起きませんでした。

 「Kちゃんはぽぽろではなく公園に遊びに来たのよ」というスタッフのSさんと真っ先に公園に出かけたのはKちゃん。砂山を作ってトンネルをくぐらせている機関車は「パーシィー」だ!トーマス以外にやっと一つ名前を覚えました。ちなみに、私は彼の機関車の修理工になっているようです。この日は車輪のねじれたゴム輪を直せと言いつけられました。時々分解したりしています。


 いつもは遊具や砂・水などへの興味よりは友だちを追いかけて背中を押して反応を楽しむ「困った子」。お母さんもお悩みです。確かに「Kちゃん!!ダメ」などと言うとやめて座り込んだりはします。学校でも先生が言えばやめるそうです。でも、それだけでは当のKちゃんにとっては何の解決にもならない。確かにKちゃんの関わり方は問題だけど、「友だちと遊びたい」と強く思う結果の行動なのだから、関わり方が変わるように、友だちとやりとりして遊んだり、友だちのやっていることや物に関心が向くように関わってきました。勿論、押された子が怪我しないように特に公園などでは慎重に横につきながらです。
 この日はぽぽろでは先に述べたとおりです。公園でも、すごーい!「すべり台に登ろう!」に応えて先に登り、4~5回もすべって遊びました。
 いつまでも、教師や親が横についていて叱ったり制止したりはできません。結局のところ友だちの中で行動を自らコントロールし関係を発展させたり、楽しい遊びを見つけ、楽しさ体験を積み上げる以外にはないと思うのです。対処療法ではなくて、今苦労することは必ず生きてくるし、青年や大人になってからやり直すのには何倍もの時間やエネルギ≠K要とする問題だからと思うのです。
 1年前の話ですが、確か手が足りないときにはKちゃんはワゴン車に乗せていました。ワゴン車からは出ないし、安心だから。するとそういう安易な方法に慣れて来るんですよね。でも、「問題行動の裏には発達要求あり」ですもんね。

 Kちゃん、Hくんの至福のひとときです。

 スタッフのKさんからの伝言。「今日のドラマ。あれほど写真を撮られるのを嫌がってたMちゃんが、『写真撮っていいでぇー』とわざわざ立ち上がってpeaceしました。Tさんに付き合ってもらって嬉しかったのか、自己肯定の気持ちが育ってるのかなぁと思いました。」
 ず~っと根気よく聞いてくれたボランティア(支援学校)のTさん、ありがとう。Mちゃんには今こういう人が必要なのです。いつも、人手が足りないときにご近所のよしみで駆けつけてくれる「困ったときのボランティア」さんです。
 「まったり、のんびり、ゆっくり話した」というTさんに聞いてみると、Mちゃんは新型インフルエンザで休校中に家でお母さんと色んなケーキやムースとかを一緒に作ったとか、料理を手伝ってみんながおいしいおいしいと言って食べてくれたとか、学校の友だちのことなどを話してくれたそうです。スクーターに乗ったHくんにはTさんをとられないようにしながらも、「足をピンと伸ばして乗るとまっすぐ走れる」とかアドバイスしていたそうです。


 これもKさんから。「幼児用ブランコにすぐさま乗ったRくん。声は出しませんが、私の方を見て、手招きしました。めちゃくちゃ感動です。そのあと、普通のブランコに乗って、またまた手招き。そばにいたボランティアさんが押そうとすると違うと言って、私の近くに来ての手招きでした。erohanadi


 今日も木陰ではシャボン玉。KちゃんMくんが興じていました。


新ボールプールが待ってるよ!

2009年05月22日 | ノンジャンル
 (^O^)/!みんな元気かい?
 明日は、キャンセルで10人になってしまったけど待ってるよー。来週から臨時休校が解除になった学校が増えてきたんでしょうか。これ以上、新型インフルエンザが広がらないのを願うばかりです。子どもたちもご家族も大変でしたね。事業者の立場からも切実、福祉業界も日割り単価制で大打撃です。

 さて、たった今15分で材木をつないで、新しいボールプールが完成。カラーボールの上を箱舟に乗ってスーイスーイといきたいもんだ。(ちなみに、材木よりもつなぎの金属部品の方がはるかに高かった!どのくらいもつかなぁ…。アッ、気がついた方います?じゅうたんの継ぎ目がきれいでしょう。ブランコの足の体重やトロッコのキャスターの重みでじゅうたんの継ぎ目がずれたり、子どもらが剥ぎ取ったりして、あちこち浮き上がっていたのをスタッフのM氏が根気よく貼りなおしてくださいました。職人撃ナした!)


 旧ボールプールは子ども達の居場所、避難場所になっていたけど、ボールが少なくなっています。ちょっと不満かな?
 明日も待ってるよー!


父さんも一緒の子育て支援教室

2009年05月21日 | 子育て教室・家族講座
 新型インフルエンザの影響で相次いで諸会議や研修会などが中止になって、暇になってここぞと思いきや、やってもやっても仕事が減りません…。

 ぽぽろを利用する子どもたちもご家族も大変ですね。休校になった学校の親御さんがおっしゃいました。「もう家に居なさいといっても勝手に出て行ってますわ。」と。ぽぽろも水曜日は4人になってしまいました。明日はYくんが1人だけです。怒りなや!でも、土曜日はキャンセルがあっても12人の参加です。それでも午後のスタッフが足りていません。大募集中です。午後から公園に行けるやろか?もう欲求不満やねぇ。

 そんな中で楽しみなお知らせです。、「乞うご期待!」と予告していましたお父さんも学べる日曜日の子育て支援教室のお知らせです。
 会場は生活協同組合おおさかパルコープ鶴見店2階(予定)です。子育て支援教室の参加費は無料です。
 参加ご希望の方はご一報を電話でいいですのでぽぽろまでお願いしますね。

 9月13日(日)午後2時~4時特別企画具体的な卒業生の姿を通して、「はたらく」「くらす」=自立・自律について考えたいと思います。講師は卒後の学びや働く場に出向き、見学や徹底調査をされた堺市の現職教員でぽぽろのスタッフの千住真理子氏。青年期教育の研究をしながら地域の青年・成人の方を対象にした性のセミナーを地域の支援センターの方々などと開催。
 卒後の進学・進路のことをお父さんと一緒に考えてみませんか。もちろん、お母さんだけでも、お父さんだけでもいいですよ。学校や作業所の職員さんを誘っていただいてもいいですね。気軽に来てくださいね。
 

 そして、11月20日(金)午前は少し変更です!「子育て支援教室のアドバイザーを時々していただいている大阪障害児・者を守る会の播本裕子さんのお話。重度の知的障害を伴う自閉症の息子さんは現在グループホームで暮らしながら日中活動に参加しておられます。「えっ?彼がグループホーム?」と昔の彼を知る多くの人は思うかもしれません。思春期から青年期をへて今日に至るまでの教育や生活を振り返りながら、自立・自律について考えたいと思います。関心の高い思春期から青年期にかけての性の問題についてもふれながら話していただきます。」と書きましたが、すでにブログでお知らせしている通り、10周年の「みんなで学ぶおおさかの障害者(児)家族連続講座」を開催することになりました。講師は播本裕子さんと和歌山大学の山崎由可里先生です。こちらは、申し訳ありませんが、受講料は有料ですが、助成金を申請していますので少し安くなっていると思います。3つの講座をすべて受講されるなら通しで3,000円、1講座のみなら1,500円です。これはまだチラシが出来ていませんが、受講申込みが必要です。
 この3つの10周年記念連続講座「おおさか講座」日程、講師は①白石正久氏(龍谷大学)10/27、②山崎由可里氏(和歌山大学)・播本裕子氏(大阪障害児・者を守る会)11/20、③渡部昭男氏(鳥取大学)12/4です。


 1月17日(日)は関心の高い「ことば」の問題でスタッフで言語聴覚士の加藤登美子氏によるお話。コミニュケーションやことばを獲得する土台を豊かに太らせながら、「ことば」を豊かに育てる子育てや保育・教育の実際やあり方について話していただきます。これも、特別企画にしました。ぜひご参加くださいね。


お知らせ

2009年05月19日 | 行事予定
 新型インフルエンザの影響で、大阪市内の小中学校、特別支援学校が休校になっています。また、近隣市でも特別支援学校が休校になったりしています。
 現時点では、ぽぽろの日中一時支援事業(ぽぽろドレミファくらぶ)は全面休業しておりませんが、今後は以下のような慎重な対応を行ってまいりたいと思います。

 大阪市内にお住まいの利用者の皆さんに関しましては、通っておられる学校の対応に準じて、今週いっぱい利用を見合わせていただくようお願いをします。また、その他の休校措置をとっている学校および新たに休校となった学校・園の子どもさんのご利用についても同じ対応をさせていただきます。

 また、それ以外の各ご家庭におかれましては十分子どもたちの健康に留意していただき、熱や咳がないことなどを確認のうえご利用いただきますようにご留意ください。なお、検温などの健康観察で熱が確認された場合にはご家庭に連絡して、お迎えをお願いすることもありますのでご協力をお願いいたします。
 当事業所と致しましても、利用者の皆さんはもちろんのこと、職員の健康状態にも留意し、感染予防のためのうがいや手洗い、消毒などに十分な配慮を行いたいと思います。

 なお、大阪府内の感染状況や、各自治体、学校・園の対応によっては、全面休業を行うことも考えています。

その場合には改めてご連絡を差し上げます。


土曜日の親子療育教室(ごっこあそび)の報告をスタッフのKさんが載せています。一つさかのぼって是非お読みください。