大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

堺(松原)に学ぶ作業所をつくる懇談会

2010年09月22日 | 専攻科・学ぶ作業所

 堺(松原)に学ぶ作業所をつくる懇談会のブログを紹介します。
 スタッフで「つくる会」の事務局長のHさんのブログです。

 10月26日(火)の第1回懇談会の呼びかけ文を紹介します。

 障がいのない子どもには、高校を卒業してからも「学ぶ場」として大学や短大、専門学校、そして大学院もあります。しかし、障がいのある子どもは高等部を卒業するとほとんどが社会に出ます。歩くことや字を覚えることなど、一つのことができるまでとっても時間がかかるのに、ほとんど18歳で「学ぶ場」が終わりになります。
「もっと学びたい」「もっと学校に行きたい」という本人の思い、「大学に行った兄や姉のように、もっと学ばせてやりたい」との親の願い。それらの思いを叶えるために「学ぶ場」が欲しい、「専攻科」が欲しい。そんな思いを一つにして、「学ぶ作業所」を一緒に作りませんか。
 このたび、松原市天美我堂(地下鉄御堂筋線「北花田駅」徒歩15分)に、特定非営利活動法人「大阪障害者センター」の応援を受けて、福祉の制度を活用した「学ぶ作業所」を立ち上げることになりました。しかし、この営みは、個人の力でできるものではなく、障がい児者を取り巻く人々、さらには社会全体の支援が必要です。そこで、以下の要領で第一回の【堺(松原)に「学ぶ作業所」をつくる懇談会】を開催することにいたしましたので、ぜひご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。


懇談会日時 10月26日(火)午前10時半~12時
   会場 堺市総合福祉会館(072-222-7500) 和室
       堺東より徒歩8分、堺中央郵便局南側・駐車場有り

問合せ先  *卒後の学ぶ場・専攻科を考えるつどい実行委員会
       世話人 卜部 秀二 
       電話06(6964)0703
       (大阪発達支援センターぽぽろ事務所)


ぽぽろで大切にしていること

2010年09月20日 | 子育て教室・家族講座
 先週金曜日に「おおさかパルコープ」鶴見店をお借りして行った子育て支援教室の感想を、ご参加いただきました東大阪のHaさんとIさんがブログに載せておられます。ありがとうございます。
 勝手に紹介させていただきます。
「にこにこ生活」
「まるちゃんのRDI日記」
 とても励みになる感想です。

 次回(10/15)は播本裕子さん(大阪障害児者を守る会会長)のお話です。とても元気の出る安心子育ての話しになると思います。午前10時~12時まで、コープ鶴見店2階集会室です。参加費は無料、駐車場もあります。お買い物もできます。お気軽にご参加ください。

 昨日は少しのんびりさせていただきました。明日の高石市での子育て学習会の準備で、レジュメ作りもしました。テーマは発達障害を含む進路のことで、高校などの後期中等教育の場の紹介と教育のあり方についてです。

 今日は夕方から大阪障害者センターの理事長、常務理事と松原市の400㎡の土地の見学をしてから、堺市における「学ぶ作業所」をつくる懇談会中心メンバーとの懇談会です。いよいよ本格的なスタートです。明日の学習会のまとめのところでも触れることにしています。具体的な話があり、一緒に頑張りませんか?という呼びかけがあるかないかでは元気や展望の持ち方も変わってきます。


金曜・親子療育教室

2010年09月19日 | ノンジャンル
 先週金曜日の親子療育教室は私とスタッフのKoさんが担当する「みたて・つもりあそび」の日。最近はピアニスト(ボランティアスタッフ)のTaさんがスタッフの意図や子どもの動きに合わせて奏でるBGMがとりくみを盛り上げてくれます。

 この日、やってきたのはYuちゃんただ一人。この頃、大学生のお姉ちゃんもお母さんと一緒に参加しておられます。
 継続して参加(利用)してくれているので、Yuちゃんの変化が手に取るようによく分かります。
 確か、初めの頃のお母さんの悩みは、日頃の療育の中で十分に力が発揮できていないからか、ストレスがたまって夜泣きしたりしてリズムが乱れているので、のびのび遊べる場が欲しいということだったように思います。
 土曜日も「みたて・つもり遊び」をやりだして新しいお友だちも次々に増え、内容を変えないでずっと「遊園地ごっこ」を続けています。(2回ほど「動物園ごっこ」をしましたが…)

 初めの頃は「周辺参加」が多く、大好きな動物図鑑がある本のコーナーに自由遊びの延長で入り浸りでした。この本コーナーを居場所に、興味のある取り組みには促されてではありますが、小刻みに参加していました。特に体を動かす遊びが大好きで、走ったり(「ねずみばあさん」)、グルグル回ったり(ビリボー)、バランスを楽しんだり(平均台渡り)、飛び降りたり(高い台からのジャンプ)などに参加していました。

 今でも本コーナーには行きますが、座り込んで本の世界に入り込むことがなくなってきたので、すぐに設定遊びに入ってきます。小刻みだと、設定したあそびの一部を切り取って「つまみ食い」しているような感じですが、今ではとりくみの流れに乗って、全体を楽しんで参加しているように思います。安心、楽しい、分かる、期待感と意欲、見通しが生まれてきたのかなって思います。これが一日の園生活の中でできるようになると、安心して学校につないでいけるようになるのだと思います。
 学校生活に適応させるための「訓練」と称して細切れの課題・メニューを提供し、厳しく指導する児童デイもありますが、私たちは「甘すぎる!」と言われようが少し長い目で子どもの将来を見つめて、子どもたちと楽しく遊んで(療育して)います。

 Yuちゃんは視線も合うようになって、この日など台の上から飛び降りたときに「やったぁー!」(とは言うのはこちらですが、いつもは自分からは共感のメ[ズは出ない)のガッツメ[ズでしょう、脇をしめて両腕をギュッとしてメ[ズをとりました。「かわいい!」と思う以上に、苦手な面である感情を共感・共有できる!、「見て見て!」を発信しようとしているということへの喜びが勝っていました。

 写真は「通園地ごっこ」の中の「メリーゴーランド」です。このアトにこのバルーンを利用して子どもたちが布の上に乗って「ジェットコースター」を楽しむ設定です。両手でちゃんと布を持って座ってバランスをとれるか、こけてもくじけないで再挑戦できるか、お友だちと順番を待つことができるか、手を挙げたり声を発して「乗せて!」の意思表示ができるかなどを見てはいるのですが、子どもたちにはそんなことは関係ありません。楽しまなければ意味がありません。Yuちゃんはこのジェットコースターが大大々好きなんです。この日のYuちゃんは座ってですが水上スキーを楽しんでいるようでした!


 さて、この金曜日の療育ですが、以前から午前中に持っていこうという案があります。午後は小さい子が午睡の時間と重なり、来所時にウトウトしていることもあるからです。Yuちゃんは療育を休んで来ているので問題はないようです。検討してみたいと思います。


土曜学童 プールもしたよ!

2010年09月18日 | 児童デイサービス
 この時期にプールができるなんて子どもたちにとってはラッキーです。大人たちの本音は知りません…。私の本音はラッキー!!

 昨日はボランティアスタッフMoさんによる「音楽あそび」でした。
 負けず嫌いのHiくんは(幸か不幸か)一度も悔しい思いをする局面がなく一回も泣きませんでした。笑顔満面の学童でした。

 プールに行く途中に、「お料理教室」に来ておられた生協の組合員さんに優しく手を貸してあげるHiくんでした。えらいね!!


 写真がなくて残念ですが、「音楽あそび」も友だちを大事にする場面がたくさん見られて嬉しかったです。Moさん、子どもたちがつながる遊びをいつも用意してくださってありがとう。


 この日は最後のプールと思ったのか、Riくんがはじけました。
 「終わろうかなぁ…」という頃に登場するRiくんらしいです。スタッフみんなに水をかけまくったそうです。私はFuくんとお弁当を食べていて見れませんでした。
 この光景を目にしたみんなが「今日のプールはRiくんが…」と言うのには訳があるのです。
 利用は土曜日が中心ですがこの頃、午前中にはプレールームから避難してよその部屋で一人で遊ぶことが多いからです。スタッフが介入すると怒るので見守りが中心です。強制しないであの手この手で集団あそびに誘っているのですが…。お弁当はやっとみんなの中で食べるようになってきました。
 誘い方や誘うタイミングが大事です。最後の?プールを思い切り楽しめてよかったね。 

 というわけで、いつも上手に寄り添ってくださる「とんぼ作業所」からのボランティア・Kuさん。彼を支えに久しぶりの午後の「ネズミばあさん」も追いかけ・追いかけられて楽しみました。


 先日の続き?Koちゃんです。
 実はKoちゃんは時々、隣の集会室でやっている「滋賀大キッズカレッジぽぽろ学習室」に紛れ込むことがあります。ぽぽろとは雰囲気が180度違うので長居は無用で帰ってきます。キッズでは読み書き障害のある子どもたちへの指導方法として粘土による文字指導を取り入れておられます。それには深い深いわけがあるようなのですが、私は素人なので分かりません。一方のKoちゃんは「郷に入っては郷に従え」ではないですが時々、読むことができても書くことが苦手のように感じるKoちゃんはキッズから学んだのかなぁ?学校でやっているのかなぁ…。粘土遊びはぽぽろでもやってはいますが、粘土で文字を作りだしたのは初めて。

 どうやら粘土でつくる文字・言葉にすごく興味を持っているようです。
 この日は「つ」のつくことば(文字)です。それもつまる音(促音「っ」「ッ」)のあることばを選び出して並べ、「つ」を大きくしてわざと「ころつけ」と言ったり、小さくして「ころっけ」と読ませたりして、エヘへと笑って遊んでいました。「Koちゃん、おねがい!ぽぽろって描いて!」って頼んでも無視でした。「つ」のつく字なのです。


 「キッズぽぽろ学習室」担当のスタッフHuさん、今度この意味を解説してください!

 これはしょうもない写真です。撮ったスタッフのTaさんが必ず載せてくださいというので仕方なく…。音楽あそびの一場面で、レイを首にかけてフラダンスを踊っているのです。踊った最後に一人ずつ子どもに「お名前は?」と聞いていくのですが、「ャロ ジョージです」と私が答えただけの話。


障害乳幼児の療育に応益負担を持ち込ませない会大集会

2010年09月18日 | ノンジャンル
 10月2日に大阪で開催される、「障害乳幼児の療育に応益負担を持ち込ませない会大集会」にぜひご参加ください。

集会概要
名称 守りたい! 創りたい! 子どもの笑顔がはじける療育を! 障害乳幼児の療育に応益負担を持ち込ませない会大集会
日時 2010年10月2日(土) 午後1時30分~4時30分
場所 大阪市立中央会館
参加費 無料

<集会プログラム>
●障害児支援をめぐる情勢と「子ども・子育て新シテム」
  報告者 近藤直子(同会副代表、日本福祉大学副学長)

●「国連に私たちの声を届けた」ジュネーブ報告
  報告者 中村尚子(同会副代表、立正大学準教授)

●これからの運動の方向とわたしたちの活動
  報告者 白石正久(同会副代表、龍谷大学教授)

●各地からの報告と意見交流

集会の案内は下記のホームページにもアップされています。


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