岩手
平泉駅で電車を降り、毛越寺(もうつうじ)へ向かい歩き始めた。
駅前でレンタサイクルを借りている人がいた。
後にして思えば平泉観光にはレンタサイクルが向いていることを知る。
毛越寺は慈覚大師円仁が開山し、藤原氏二代基衡(もとひら)から三代秀衡(ひでひら)の時代に多くの伽藍が造営されました。往時には堂塔40僧坊500を数え、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれています。奥州藤原氏滅亡後、度重なる災禍に遭いすべての建物が焼失したが、現在大泉が池を中心とする浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されており、国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受けています。平成元年、平安様式の新本堂が建立されました。
毛越寺ホームページより
奥州藤原氏が栄華を誇ったころ、この毛越寺は極楽浄土のような佇まいをしていたに違いないが、それを目の当たりにできたのは一部の選ばれしものだった。
当時の仏教とは、全ての人を救うという考えではなく権力者に取り入り勢力を強めていく過程だったのだろう。
中尊寺の金色堂は見事だが、毛越寺の浄土庭園を眺めて当時はどんな景色が見えていたのかを想像するのも楽しい。
カワトクデパートでお弁当を購入しホテルに向かう。
もう6年も前のこと。
今ではカワトクデパートのレジ袋もバイオマス原料混入品となっているだろう。