テレビをつけるとピラミッドが映し出されていた。
完全解剖!大ピラミッド七つの謎、という番組だった。
発掘された底が窄まった長い壺が出てきて、これは何に使っていたのでしょうと、司会者がゲストに問いかけた。
若い女性アイドルが、深い形状だからスープを作るのに使っていたと答えたが、正解はパンを焼く壺だった。
その後で画面が現代のマーケットに変わった。
パン屋の主人がパンをレジ袋につめて客に渡すのであるが、そのレジ袋がやけに透明度が高い。
日本のハイデンポリエチレン製の濁った半透明色に慣れているので違和感を覚える。
まるでローデンポリエチレンのようである。
エジプトでは日本とレジ袋の製法が違うのか、それともレジ袋はローデンポリエチレンで作成するものなのか?
その疑問も加えて8つの謎にして欲しかった。
ローデンポリエチレン 直鎖状短鎖分岐ポリエチレン(LLDPE)
基本的にはLDPEと同じ特性を持ち合わせており、一般的に低密度ポリエチレンと言われるものはこのタイプです。
LLDPE・LDPEは共に透明で柔軟性に富み引裂き強度、引張り強度が平均的に優れています。
LLDPEはLDPEに変わり新しい主原料として使用されている経緯があるように、LDPEよりシール性能や物理的強度に優れたポリエチレンです。
ハイデンポリエチレン 中低圧法高密度ポリエチレン(HDPE)
同じポリエチレンでも、LDPEと比較すると特性が異なります。
主に引張り強度、フィルムの腰の強さから薄手でも強度が得られる点です。
代表的な用途としては、スーパーのレジ袋です。
引張り強度はLDPEに比べ非常に優れていますが、引裂き強度は劣り一度切れ目が入るとすっと破れてしまうのが欠点です。