行ってみませんか... こんな 素敵な世界へ

好奇心旺盛な長年の体験で、行って、見て、食べて、泊まった素敵な世界を、皆んなにちょっぴりお裾分け...

地中海の『美の島』コルシカ島 19 < サルテンヌ周辺 3 ムルトーリの楽園 2 >

2021-09-20 00:11:44 | 素晴らしき世界/コルシカ島/ホテル
巻頭写真 : 「オテル・ル・ドメーヌ・ド・ムルトーリ」のパヴィヨン2棟

海から切り立った山『コルシカ島』は
地球の原初の姿を多く残していて「Ile de la Beauté 美の島」と呼ばれる



「ムルトーリ」のパヴィヨンご紹介の続きです
この欄の写真はすべてホテル側からいただきました

『A Biaba (Le Blé  小麦)』


38m2 2名












『A Filetta ( Fougère 羊歯)』



45m2 1DBL+1SGL 2名(+1子供)














『A Napita (イヌハッカ)』


30m2 2名





正面が母屋で右奥がサマー・キッチンとサマー・サロン

母屋のキッチン



サマー・サロン

サマー・キッチン








『Pivarella (Origan オレガノ)』


35m2 2名

















『A Persia (Seriette セイボリー/キダチハッカ)』


440m2 2名













『A Tiria (Salseparelle スミラックス・アスペラ)』


30m2 2名














『Alba Barona (le Thym タイム)』


みてくださいこの建物!
ファンタジー映画の画面から抜け出してきたかのごとき外観
筆者が一番好きなパヴィヨンです
45m2 DBL Bed x 2 2/4名
















『U Frabnu (意味不詳 かつての搾油風車小屋)』



220m2 2部屋 5名
















この項続きます
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ご感想ご意見をお待ちして居ります
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地中海の『美の島』コルシカ島 18 < サルテンヌ 2 地上の楽園ムルトーリ 1 >

2021-09-17 00:57:13 | 素晴らしき世界/コルシカ島/ホテル
巻頭写真 : 『ムルトーリの領地』の一光景

地中海から突き出す高山コルシカ島は
海の国であり山の国
地球の自然がそのまま残って「イル・ド・ラ・ボーテ 美の島」と呼ばれる



「サルテンヌ市」の行政圏は海岸から山国まで含まれる
その中の一角に
海から背後の山の中までの広大な土地の『ムルトーリの領地』と呼ばれる古の封地がある


その私有地は2500haにも及び
岩山の上から


中腹のオリーブ畑の散財するマキ


一部は開けた牧場


そして野生のままの岩だらけの海岸までを含み


三階建ての古い石造りの家が一軒波打ち際の岩の上に立つ



「ムルトーリ」の楽園の夢はこの一軒の古民家から始まった

30数年前
この完璧に修復された石造りの伝統的民家の内部を対称形に二分割して
3寝室とリビングや台所など全ての施設が完備した二戸の独立したコンドミニアムとして
一週間単位で貸し出したのが『Domaine de Murtoli』の始まりだった
希望によりシェフの出張サービスやケータリングも可能で
人里離れた私有地の海岸でという立地も相まって
外界から遮断されて休暇を過ごしたい富裕層の人気を博した

その後
2500ヘクタールもの広大な敷地内に点在する廃屋や屋敷を次々と修復し
海辺と山岳地と牧畜地などの100%の自然の中に
至れり尽くせりのサービスを提供する人目に触れない独立家屋のパヴィヨンを
18軒(19戸)を有するまでになり
ついには普通の意味のホテルも作って
1つ星を含めてホテルと山岳地と海辺とに三軒のレストランと
ゴルフ場も有する総合高級休暇施設を形成するに至ったのです
ただ残念なことに
最初に使用された建物はその後何らかの理由で撤去されてしまって
現在は存在しない様だ

それぞれ固有名詞がつけられているパヴィヨンを一軒一軒を見てみよう

 ※
以下の項の写真はすべてホテルからいただきました

『Alivu(Olivier オリーヴの木)』
『Albitru(Arbousier 西洋ヤマモモの木)』



この家は二枚前の写真で最初にコンドミニアムに改装された家の左奥に見える建物
真ん中で仕切られて左右が完全に独立した二戸となっている
Wベッドルームが3部屋あり補助ベッドを入れると最大8人まで使用できる
各150m2





ディナーはあらかじめオーダーしておくとホテル側がわざわざ運んできてくれる
外に設置されたテーブルの向こうに最初の建物が見える

この建物は二戸それぞれ入り口は別だが唯一他のゲストと顔をあわせる可能性がある


この写真にも最初の建物が写っている


しかしこの写真にはすでに最初の建物は姿を消している


『Eddera (Lierre 蔦)』


これが最初の写真に写っている一番左側の三軒目の建物
230m2 4寝室 最大12名 




窓から「Alivu」が見える







朝食を運ぶスタッフ


『A Figa ( Figuier イチジクの木)』

150m2 3寝室 最大七人














『A Liccia (Chêne vert 緑樫)』


250m2 5客室 10名














『Alba Santa (Archillée アーキリー)』


80/90m2 8名


















『I Pini (Les Pins 松の木)』














『Nivara (ニヴァーラ)』


160m2 4寝室 8名














この項続きます
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地中海の『美の島』 コルシカ島 17 < ボニファチゥ を発ち サルテンヌ へのルート 1 > 最南端から 西側を北上する

2021-09-15 00:52:25 | 素晴らしき世界/コルシカ島
巻頭写真 : 「サルテ(サルテンヌ)」

地中海からいきなり切り立った高山コルシカ島は
海の国であり山の国
地球の自然がそのまま残って「イル・ド・ラ・ボーテ 美の島」と呼ばれる



「ボニファチゥ」から西に4kmほど行くとキリスト教の聖地がある
『Ermitage de la Trinité』


天辺に十字架の立つ巨岩が遠くからでも見える
それが目印




イエスが処刑されてまだ400年の時代に
イエスが実践した「砂漠での断食」その他の苦難を追体験しよう
と志す隠者たちが住み始めた場所


その静寂と無垢の地に12世紀に「ベネディクト会「の修道会ができ
その後
「フランシスコ会」が受け継ぎ「キャプシーヌ会」へと受け継がれていった


その間
北アフリカ現アルジェリア北部の「Tibhirine」での修道僧の殉教事件の聖遺物
がもたらされ
その地の大聖人「聖アウグスティヌス」や「トラップの聖女フランソワーズ」
などの関係で中世以後近世近代と巡礼者が訪れた
現在は「Notre-Dame de la Trinité」という礼拝堂が残るのみだが







標高200mのこの地から「ボニファチゥ」の遠景が見晴らせる




その辺りを過ぎると『ファガーリ』という自治体の圏域にはいる
「フィガーリ」には空港があり二大都市「アジャクシオ」「バスティア」以外で
夏の間はパリその他の都市から定期便が飛んでくる


空港は「ボニファチゥ」から北西に18kmほど
町は山里だがほんの少しだけ海岸線も市域に入っている
ダムがあり島の南端の水瓶の役割を持つ

『Barrage de Talza de Figari フィガーリのタルザ・ダム』


海岸近くを通る「ボニファチゥ」からの東西に走る国道から
北に入る「フィガーリ」に向かう県道を挟んで
東側に「タルザ湖」西側に空港
その空港から3kmほど下ると南北に細長い「フィガーリ湾」に至る
その湾の始まる辺りにある「ピアノットリ」村のジェノヴァ時代の塔が


『Torra di Cardalellu』

市域には
湾以外外海に向かった海岸線はそれほど長くはないが
幾つか美しい海岸線を持つ




そのまま海から離れた国道を15kmほど進むとまた海の前に出る
その辺りには大きな岩が露出した奇観が続き
『ロッカピーナ湾』という名の小さな湾沿いに『ムトーリ』という岩とマキだけの
人の住まない数10haの海岸地帯で
「ライオン岩」と呼ばれる岩や「Megalithes メガィット(巨石文明遺跡)」がある

『Lion de Roccapina ロッァピーナのライオン』

これがなぜライオンかというと


ほらアップで見ると体温でしょ
しかも頭に王冠を載せたような姿


その王冠もジェノヴァ時代の塔の残骸
メガリットといえば

『Dolmen de Cauria (カウリアのドルメン)』


ドルメンだけではない

『Alignement de Palaggiu パラッジゥの列柱』



線刻画のあるものも



「カウリア」はすぐ横にある標高380m程の山の名前

この国道はライオン岩辺りで急に直角に曲がって北上すること15kmで
『サルテンヌ』に至る

『Sartène』

小さな川「ロレト川」にかかる橋を渡ると山肌にへばりつくように広がる
「サルテ(仏語表記サルテンヌ)」の町に入る
町の中心は教会前の広いテラスの広場

『Piazza Porta ポルタ広場』



正面に見える教会は別の教会で「聖ドメニコ」

コルシカ独立運動の父「パスカル・パオリ」

『Ghjesgia Santa-Maria Assunta 受胎告知の聖マリア教会』


『Hôtel de Ville 市役所』
この市役所の向かって右の大きいアーチが旧市街に入る門





市役所のをくぐり抜けて旧市街に入ってすぐが一番広い通り


ちなみに市役所の左側のアーチは物産店


コルシカ特産の蜂蜜やチーズ
ドライソーセージ等が並ぶ



一番広い通りも奥まで行くと狭くなり
あとは路地のような階段ばかりの旧市街












実は中世のある時期この町の有力二家系が常に抗争状態にあり
これらの狭い通りを挟んで
相窓から銃撃戦を行ったりした時代があるという






そして内部の一角の壁にかけられた怪しげな十字架と鉄鎖


そしてこれこそが
この教会をコルシカで一番有名にしているものなのです
実はこの「サルテンヌの受胎告知の聖マリア教会」が
島で一番期限が古く
もっとも名高い「贖罪の十字架の道行き」の贖罪行進を行っているのです

『U Catenaccio』

時は春
毎年の聖金曜日(イエスが処刑された日)に
「Le Pénitant Rouge (le Grand Pénitant 大贖罪者)」が足に鉄鎖を巻きつけ十字架を背負って
「Le Pénitant Blanc (白の贖罪者)」に解除されながら
8人の「Les Pénitants Noirs (黒い贖罪者)」をを引き連れ
1,8kmの行進をするのです


儀式の開始まで紫の布に覆われて祭壇上に飾られている十字架は
高さ3,5mで重量35kg



革ベルトで足首につける鉄の鎖は18kg

「Le Grand Pénitant (大贖罪者)」は自発的希望者で毎年1名
教区司祭と本人以外「誰」であるか知らない
目の部分だけ小さく穿垂れた穴だけの三角頭巾と貫頭衣は真っ赤
「Pénitant Rouge(赤い贖罪者)」と呼ばれる

「Pénitant Blanc(白い贖罪者)」は
ゴルゴダの丘を自分が架けられる十字架を背負って登るイエスが
力つき始めた時に
ローマ兵に介助を命じられた近くの見物人を表す
今でも「ペニタン・ブラン会」という修道会がある
「ペニタン・ルージュ」の代わりに時たま十字架を背負って助ける役目

「Penitant Noir」は
ローマ総督ピタトにイエスの有罪を申告した「イルラエル立法会」の面々を表す
街中の更新の際は黒い天蓋を捧げて従がう


いよいよ教会から外に向かう
この「赤い贖罪者」は一生に一度しか行うことができない
志願が通れば大変な名誉とみなされている





イエスと同じ様に途中で3回転ぶ


その度に「白い贖罪者」が解除する




「黒い贖罪者」達が「十字架降架後のイエス」を乗せた台と天蓋を捧げもつ




夕刻に教会を出た「十字架の道行き」の贖罪行列は途中で夜になる
コルシカ各地で行われているこの行事『U Catenacciu ウ・カテナッチゥ』の中で
ここ「サルテ」のそれが最も古く最も名高く最も格式がある

この日から翌々日の日曜日「復活の日」まで行事が続くのです
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地中海の『美の島』 コルシカ島 16 < 最南端ボニファチゥ 6  個性あるホテル 3  周辺 2 >

2021-09-13 00:29:09 | 素晴らしき世界/コルシカ島/ホテル
巻頭写真 : 「オテル・エ・スパ・デ・ペッシャー」

「コルシカ」は島ではなく地中海からいきなり突き出す高山と言われ
海の国で山の国
海も山も手つかずの自然が溢れて『美の島』と呼ばれてきた



先回の「ウ・カポ・ビアンクゥ」のすぐ近くにもう一軒ご紹介
『オテル・ヴェルション・マキ・シタデル』

アプローチ 『Hôtel Version Maquis Citadelle』

Map by ⒸGoogle Map

玄関


敷地に大小何棟かが建っている


室内はシンプル



備品や什器にやや手抜きが感じられるが


このタイプのお部屋はきっちりしている


テラスの正面奥に「ボニファチゥ」旧市街が見える


海まで車で10分
あとはプール・サイドでのんびりというおきまりの過ごし方



プールは細長い二つが「T 字型」に作られており


レストラン前のプールの方が一段高くなっている


レストランはプールのずっと向こうに「ボニファチゥ」を見晴らす位置に




やはり夏は中ではなく外に席を作る
お料理の例











※  ※

もう一軒「ボニファチゥ」により近いところで
『オテル・ア・スペランザ』

『Hôtel A Speranza』



「ボニファチゥ」から北に車で10分

Photo by Hôtel

うねうねした壁に囲まれた内側が客室へのアクセスで其々のドアがあり
外側の窪んだカーヴの部分がそれぞれの客室のプライヴェート・プールのある庭





大窓と小型の窓のある大きい客室はバスは別れた場所にあり


大窓人tsだけの客室は




寝室にバスタブがある流行りの形式をとる



※  ※  ※

一風変わったところで「島のホテル」をご紹介しよう
「コルシカ島」の最南端の町「ボニファチゥ」市域に在る小島
『Ile Cavallo カヴァッロ島』にある『オテル・デ・ペッシャー』

『Hôtel des Pécheurs』

その名も「漁師の宿」という素敵なホテルです

Map by ⒸGoogle Map

Map by Ⓒbonifacio.fr

 「ボニファチゥ」から「ピアンカレッラ」までタクシーで10分
そこから船で10〜15分
「ボニファチゥ」からの遊覧船は「カヴァッロ島」まで来るが近くで見るだけで
人の乗り降りはない
ホテルのボートを事前予約しておける


ホテルのボートで来ればここに着く



ホテル前に上陸して振り返るとこう


「ピアンカレッラ」から連絡船で来ればホテルの敷地の横の港に着く
ゴルフ場のカートのような電気自動車で荷物とともに運んでくれる

エントランス・ホール


玄関ロビーとレセプション


バー・カウンターとラウンジ


一番それらしいお部屋をご紹介しよう


写真の左半分はスイートのリヴィング
右半分は外のテラスにつながっている

テラス

リヴィング


このスイートがある建物

別のジュニアスイート

上のジュニアスイートのテラス

同 バスルーム

ジュニアスイート 2

同 テラス

ジュニアスイート 3

同 テラス

ジュニアスイート 4

同 テラス


スイート2の寝室

ロビーからレストランを見る

レストラン




バー・ラウンジ

例によってお食事の例











特等席

このホテルは(これまでのホテルも同じだが)素晴らしい「スパ」がある

スパのレセプション

同 施術ベッド


同 プール

トレーニング・マシン


屋外プール


ビーチ


ホテルの前の海



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地中海の『美の島』コルシカ島 15 < 最南端ボニファチゥ 5 個性あるホテル 2 周辺 1 >

2021-09-10 00:59:41 | 素晴らしき世界/コルシカ島/ホテル
巻頭写真 : 『オテル・ウ・カプ・ビアンク』

「コルシカ」は島ではなく地中海からいきなり突き出す高山と言われ
海の国で山の国
海も山も手つかずの自然が溢れて『美の島』と呼ばれてきた



では先回に引き続き「最南端のボニファチゥ」市内のホテルのご紹介
町の周辺に移ります

まず「ボニファチゥ」から東へ10km強
「サンタ・マンザ湾」北岸入り口の『オテル・ウ・カプ・ビアンクゥ』

『Hôtel U Capu Biancu』

ちなみにコルシカ語の「U」はフランス語の「Le」
定冠詞で英語の「The」に相当します



玄関を入ると右がレセプション


レセプション前から玄関を振り返る




このレセプションを背にすると


ロビーの長いベンチが曲がりくねっている



そして実に広いバー・ラウンジと遊戯室へとつながる



バー・ラウンジ



このバーカウンターの前を過ぎると



プール(ビリヤード)ラウンジとなり
その先に


グリル・カウンターがある


グリル・カウンター前からプール・ラウンジと
さらにバーカウンターとバーラウンジを振り返る
これらのスペースの天井はガラス張りで布製の多いを巻き取ると青ズラ天井になる




屋内の「バー・ラウンジ」もあります

このホテルは35年ほど前にできた当時はもっと規模が小さく
こんな広いロビーやラウンジなどなかった
もともと存在していた大岩をそのままプールや部屋の一部に組み込んだ
斬新なデザインが素敵だった

客室は徹底的にファンタジーを追求して非日常の空間を提供してくれる
多分最も面白いスイートは


このスイートの寝室のベッドの足元の反対側には



なんと1世紀は経ていそうな理髪店の椅子が据えられている



奥にバーバー・チェアーが見える



その他















こんなテラスが付いてたり


実はこのスイートはテラスに出る手前の窓の中がプラーヴェートプールになっている
そのためにシャワー・ブースもあるのです




なんと真鍮製のシャワー・シンクが







こんなバスが付いてたり





どの部屋もみんな違ってどんなお部屋に当たるかが面白い
レストランを見てみよう


ダイニングに入る前に小部屋がある
予約した席の準備が整うまでまったりここで食前酒を飲んだり





ワイン・カーヴを通り抜けてワインのストックを眺めながら
ダイニングに入ることもできる

料理の例をあげておきます

アペリティフとアミューズ


子羊の香草焼き


デザート 1

同 2

同 3

同 4

同 5


同 6

朝食

お庭に降りてみよう




昼食が取れるデッキ上のカジュアルなレストランがある


もちろんディナーもここでも供される
そしてそこからも当然下に降りることができる






これはプールではなく池




各所に寛げるテラスや木陰がある


希望すればそこでの食事が取れる
海辺に行く前のプール周りがまた絶景








この世の天国がここにあると
思いませんか?





海岸にはプラーヴェートの桟橋とビーチがある










「ボニファチゥ」周辺のホテルの項
続きます
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地中海の『美の島』 コルシカ島 14 < 最南端ボニファチゥ 4 個性あるホテル 1 >

2021-09-08 00:48:28 | 素晴らしき世界/コルシカ島/ホテル
巻頭写真 : 「オテル・ジェノヴェーゼ」

「コルシカ」は島ではなく地中海からいきなり突き出す高山
海の国で山の国
海も山も手つかずの自然が溢れて『美の島』と呼ばれてきた



まず
「ボニファチゥ」の町自体にあるホテルをご紹介しよう
最初は港の横にある『オテル・ル・サントル・ノーティック』

『Hôtel le Centre Nautique』



このホテルの名前は
「水上(水中)活動センター」という意味の
プールやヨットハウスやダイヴィングなどのクラブハウスみたいなもの
ホテルになる以前はそういう施設だったようだ
以前泊まった時はまだ公団アパートみたいな雰囲気だったが
美しいホテルに改装された


このホテルの一番のメリットは『Citadelle 城塞都市』に
向き合っていること


カラーリング・ライトアップの日の城塞の夜景

地上階のカフェのテラスからも
二階のレストラン・バー・ラウンジのテラスからも
そして当然客室の窓からも城塞は見える



大きなベッドの横にそのままバスタブが設置されている例
左右反対の配置の例ももちろんある





バス・ルームが分離されている客室ももちろんある



豪華な家具調度品に囲まれているわけではないが
十分に上質で上品な作りで広々としている

レストランは二軒あって
地上階がメイン


メイン・レストランのバー

メイン・レストランの朝食のセッティング

お料理も現代的なシンプルなホテルなりに
そこそこ悪くない















本館の隣に地上階にブランドショップが入った二階建ての建物の
二階部分が『Rooftop』という名のレストラン軒バーラウンジ






以上
清潔感と現代性たっぷりのホテルです


正面全景の夜景


城塞都市入り口の橋頭堡の夜景

個人的には対岸のクルーザーが係留されている岸壁の
一階が普通のレストランで階上がホテルという民宿のような気さくな賑やかさも捨て難い

 ※  ※

次に「Citadelle 城塞都市」内の旧市街にあるホテル
『Hôtel Génovèse オテル・ジェノヴェーゼ』


『Hôtel Génovese』



このホテルのメリットは
「文化財に泊まれること」と「旧市街の中に泊まれる」こと


北側の正面




逆にデメリットは
一部の部屋を覗いて「旧市街が見えない」ことと「海(港)も見えない」こと


例えばこのテラスの有る部屋なら港も旧市街も見える



このテラスも
そしてプールの手前のガラス屋根がレストラン



プールとレストランtぽの間に植木があって
それが意外に効果的なので


座る位置によっては地上のホテルのお庭の前のレストランのような感じにもなる







例によってプールの前の席は特等席
料理は
以前は「Relais et Châteaux」シャトーホテルチェーンだったので
立派な料理を出していたが
最近コンセプトを変えたか実に単純なイタリアンになってしまっていた

アンティ・パスティ

トマトとモッツアレーラ


リゾット

ガンバスのペンネ


イカスミのスパゲッティ

タリヤッテーレのガンバス添え

タリヤッテーレ仔牛添え

カジキのステーキ

ティラミス



まあ中身もサービスも結構大雑把ですがそれはそれで

プールは場所の割には広い方だろう




ホテルの中は

ロビーからレセプションを見る



レセプションからロービへ



客室はというと





ちょっと大きめの子供連れ用

ジュニア・スイート



スイート 1

奥にも同じような大きなベッド・ルームがあるスイート2

上の階に「空中庭園」風のパティオがあって
そこのスイートは広い










さて
下の港の岸壁の前語良いか
上の旧市街の仲が良いか
迷うところですね

では「ボニファチゥ」のホテル次回は周辺部です
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地中海の『美の島』 コルシカ島 13 < ボニファチゥ 3 >

2021-09-06 00:59:31 | 素晴らしき世界/コルシカ島
巻頭写真 : ファッジ湾

コルシカ島は人の手が作り上げたものではなく
地球創生期からの野生の地形と自然が残っているので
『Ile de la Beauté 美の島』と呼ばれる



前回の続きで「ボニファチゥ」を堪能していただきます
周辺の海の観光の続き


このアーチをくぐって左に向きを変えると
 操船技術に慣れている地元の遊覧船以外はカヌーやカヤック
ジェットスキーでしか入れない一番人気の洞窟


『Grotte du Sdragona スドラゴーナ洞窟』

海面の動きを図って波が低くなった瞬間に
後ろ向きに全速力で入る
後ろ向きだと舵が前になるのでとっさの変化で対応できるから


中は一瞬薄暗く感じるが上から光が差し込んでくるのに気付き
上を見上げると


海洞の天井に
なんと「コルシカ島」の形で穴が空いている


Photo by ⒸGoogle Map

地上にもしっかりと島の形で穴が開いているのがわかる
さらに


真ん中に船がいるのが見えるでしょうか
そこを通り抜けると別世界
外海の波を全く感じない
海面が鏡のように平らで静かな入り江があるのです

『Cirque de Fazzi ファッジ圏谷』

かつてコルシカの海賊たちが
ジェノヴァやピサあるいはスペインの戦艦を発見した時に逃げ込んで
隠れたところ

Photo by ⒸGoogle Map

外海から完全に姿を隠すことができる複雑な湾


『Plage de fazzi ファッジ浜』



さて沿岸から離れて少し沖に南下してみよう
ボニファチゥから南東に10kmで『ラヴェッジ諸島』という島々がある


Map by ⒸGoogle Map

地図左上の「ボニファチゥ」があり
右端の縦に3つ並ぶ島々が『Archipel de 'lIle des Lavezzi ラヴェッジ諸島』
主な島が6島
岩礁を入れて23の島々からなり
一番上の小さいのが『Ile Ratiu ラティウ島』
大きな二つの北側が『Ile Cavallu カヴァルゥ島』
一番南が『Ile Lavezzu ラヴェッズゥ島』


『ラヴェッジ灯台』



ボニファチゥから30分くらいだったか
夏のシーズンは1時間半に一本くらいの頻度で船が30人ほど乗客を運んでくるが
帰る人も当然いるので




限られた砂浜は人が結構たくさん溢れるが
小さな島で非常に入り組んでいるので少し歩き回れば


自分達だけのビーチを確保することは意外と容易い



体高5mはゆうにある巨大な像岩もあったりする


一番標高の高いところで30m
ほとんどは海抜1mの世界です






美しい海と奇岩の数々を眺めていると
楽園というものがあるとすれば「ここ」にちがいない
と思えてくるのです



墓地があった
しかし今この島には定住民はいない


でも場所柄貸別荘や分譲別荘はある
しかし
この「ラヴェッズゥ島」がフランスの人が住む最南端と言われている

では再び「ボニファチゥ」の町に引き返そう


細長く切れ込んだ湾「カランク」に入り口



岬の先端の上から見下ろすとこう見える
港に向かって進んで行こ途中
まだ旧市街まで間があるあたりに海面の高さに小さな洞窟が幾つかある




これらは波が岩盤を侵食して穴を穿ち
岬の下をくぐって反対側(外海側)まで繋がっているのだとか

先回この港には超大型クルーザーが停泊していることが多いとご紹介した


すでに大型船が見えてきた
どんな船が見られるかはその時の運しだいと言うことで
例えば



後部に上陸用モーターボートの格納庫があるなんて初めて知ったことでした



外洋航行ようのソナーうあ高度なレーダー装置が禍々しく乗っかっているのです


こうなるともはや客船です




最新型のヨットもいたりして


これは繊維製の帆を張る必要のないポールと腕木だけで走れる
最近中も越されているハイテクのヨット




波止場のレストランで目と鼻の先にこんな光景を見ながら夕食を取るって
結構浮世離れしてて楽しいですよ


上と下とはきているがカラーリングが違います




小さな一人乗りヨットで世界一周するヨットマンも居るけれど
広い寝室にはキングサイズのダブルベッドが備わり
浴槽のあるバスルーム
途方もなく広いリヴィング・ルームにダイニング・ルーム
ゲーム室にゲスト用の寝室多数
サンデッキも上中下にあって
当然クルーようの部屋もある
なんてクルーザーで嵐でもほとんど揺れずに大洋を横断する人たちがいるのです

さて城塞ですが
城門をくぐって中に入ったらすぐ振り返ると博物館になっています

『Bastion de l'Etendard 連隊稜堡』

つまり外から見上げた大きな部分が「連隊稜堡」と名付けてある「橋頭堡」で
砦とか出丸みたいな意味です
中は




上と下は台所の再現



最近になって城壁の修復が急ピッチにす数でいるようで


かつてこんなだった部分も今では


こんなになって





ずいぶん立派になりました





岬の先端に近い人の住んでいない方から旧市街の方を振り返ると






では今度は城門を出て
港に降らずに正面の高台の方に行ってみよう


まずこの角度の写真が撮れる
さらに進むと


こうなって


ボニファチゥの砂粒の上からも


ちなみに「砂粒」は船から見るとこうです

さらに離れて行くごとに


見え方が


変わってゆきます



では次回はボニファチゥの素敵なホテルをご紹介することにしましょう
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地中海の『美の島』 コルシカ島 12 < 最南端の白い断崖の上の町 ボニファチゥ 2 >

2021-09-03 00:15:30 | 素晴らしき世界/コルシカ島
巻頭写真 : 「ボニファチゥ」旧市街

コルシカ島は人の手が作り上げたものではなく
地球創生期からの野生の地形と自然が残っているので
『Ile de la Beauté 美の島』と呼ばれる


先回に引き続き「ボニファチゥ」で旧市街の中を歩いてみることにしよう


城塞の中の旧市街は道が狭い


おそらくこの道が一番広い道



あとはどの小径もとにかく狭い


そして建物に玄関のようなものがなく
いきなり狭い急勾配の階段がむき出しで上のフロアーに登って行くと言う形が多い
この建物の上階は郵便受けから判断して二世帯なのだろう


さらに狭い路地では両側の建物を支えるために
あたかも
高くて重い石の天井の負荷を外に逃がす教会の飛び梁みたいな腕で
支え合っている





こんな路地に席を並べたレストランはとてもエキゾチックだ


このレストランの二階の窓の中で


コルシカ特産の生ハムを作っていた
上から吊るした乾燥途上のもも肉から脂肪が滴るのを防ぐために
下部をアルミホイルが覆っている


狭い旧市街だが教会も幾つかある
そのうち

『Ghjesgia Santa Maria Maio 偉大な聖マリア教会』






例の城門を入って正面の
旧市街で一番直線で長い通り「Rue Lonque(長通り)」は
かつて「Rue des Deux Empereurs 二人の皇帝通り」と呼ばれていた


4番地のこの家には1541年10月3日から6日まで
ドイツ皇帝でスペイン王、フランドル伯にしてオーストリア大公、ローマ王でモロッコ王
『シャルルカーン(カール大帝)』
が滞在した


7番地のこの家には
まだ皇帝になる前の南コルシカ義勇軍を率いたフランス革命軍中佐『ナポレオン・ボナパルト』
が1795年1月22日から3月3日まで滞在した
ちなみにこの家は
1721年までナポレオン家がボニファチゥに所有していた家だった

岬の上の旧市街は
先端に行くほど人家がなくなって最後は墓地がある
この旧市街の墓地は典型的な地中海世界の形式で残っている

『Cimetière Marins de Bonifacio ボニファチゥ船員墓地』

何箇所かある門の一つを入ると
そこは独立した一つの町のような雰囲気


墓石や墓碑ではなくチャペルがまるで家並みのように連なる


基本的に漁民であった彼らは家族や親戚の絆が非常に強く
一族の全員を一箇所に祀るために巨大な墓所を作るのが地中海民族の慣わしだった


扉の中にはまるでコインロッカーのように仕切られた壁があって
一人々々の棺を別々にそのまま縦方向に入れるスペースがあり
それぞれの扉を閉めるのです

墓所が大きければ大きいほど有力者の家系ということになっていたらしく
中心都市「アジャクシオ」の墓地には
敷地の入り口付近にちょっとした村の教会ほどもある墓所が
幾つか立っていたりする


色が塗られているが屋根も壁やその他と同じ石造り








岬の最先端には
先回ご紹介した『Gouvernail de  la Corse コルシカの舵』
に当たる部分の岩盤をくりぬいて
第1次大戦後に作られたトーチカが残っている


入り口から階段を降りてアーチをくぐると


延々と一直線に地下50m程まで下る



やっと水底のトンネルに出る


その水平通路にはここかしこに房というか小部屋があって


当時の機械類や


兵達の装備や
武器弾薬を貯蔵する場所になっていたらしい



砲台まで砲や弾薬を運んだトロッコの台車が残っていたりして


最先端の砲台に出る


足元にはトロッコの線路も残る


左端にコルシカ最南端の岬も見える
(ボニファチゥの町自体は最南端よりほんの少しだけ内側)


砲台の開口部から外の「舵」の上に出ることは禁止せれてはいないけれど
やってはいけません


船で海から見た砲台と「舵」

地下ついでにもう一つ興味深いものをご紹介しよう
実は脆い石灰岩とはいえ岩盤だけで出来ている岬の上の生活圏から
岩を貫通して井戸を掘っているんです

その前に
旧市街の断崖絶壁に一直線の階段が切り込まれていることに注目
『アラゴン王の階段』と
呼ばれている

『Escalier du roi d'Aragon』


1420年
アラゴン(北部スペイン)王アルフォンソ5世は
かつて教皇ボニファティウス8世がアルフォンソの先祖に
ボニファチゥ(ボニファチオ)の譲渡の口約束をしたことを根拠に領有権を宣言し
攻め込んできた
5ヶ月の包囲戦にジェノヴァ側のボニファティオは町を守り抜き
スペイン側は包囲を解いて退却した
その戦闘の間に
町に攻め込むためにアラゴン国王が「一夜にして」掘らせた階段
という言い伝えがある



実際にはアラゴン王とは無関係で
スランシスコ会修道僧たちが岩の根本にある井戸の水を汲みに行くために
人力で長時間かけて岸壁を切り刻んで作ったもの


ほぼ45度の勾配で187段の階段



海面近くまで降りると井戸の位置まで水平に通路が刻まれている





よく見ると黒く空いた洞穴の上に右から左へとなだらかに回廊が通っており
やがて井戸のある洞穴に至る
写っている黒く見える洞穴は別のもの


穴から通路を見る
現在こられるのはここまで

『Puit de Saint-Barthélemeu 聖バーテレミーの井戸』

今では飲料には適さない水があるそうだがこれは今は見られない
その洞穴をさらに奥まで行くと地下池があるそうだ

この横穴の長さ140m
そこに17世紀に上から縦に井戸を掘った


17世紀の直径3メートルの縦坑の周りに
19世紀に螺旋状に階段を掘って付け加えた



地下の池はこんな風で上部に縦坑野」開口部と階段も見える
現在はこの」縦坑も一般の観光にはオープンされなくなった

この「聖バルテレメウの井戸」のように断崖には洞窟がいくつもある
そのうち船で見て回れるものを見に行こう

『Grotto de Chapeau de Napolèon ナポレオンの帽子洞窟』


ナポレオンの帽子の様に見えませんか




奥に二つの横穴が見える
その左の横穴に入れる




岸辺の岩肌には鐘乳石ができかかっている


水はあくまでも透明
では今回はここまで
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地中海の『美の島』 コルシカ島 11 < ポルト・ヴェッキオ から 最南端の ボニファチゥ に向かう >

2021-09-01 00:41:32 | 素晴らしき世界/コルシカ島
巻頭写真 : 「ボニファチゥ」 旧市街


海から突き出た高山と言われるコルシカは
大陸形成時代からの野生の姿が残るが故に『Ile de la Beauté 美の島』
と呼ばれてきた



「ポルト・ヴェッキオ」を出てすぐ北西に5〜6km『Araggio アラッジオ村』
の背後に迫る山を登ること30分
標高245mの山頂に「ポルト・ヴェッキオ湾」を一望にできる古代遺跡がある
『カステッドゥ・ダラッギゥ』


『Casteddu d'Araghju アラギュウ城塞』

紀元前4000年以前の青銅器時代に
コルシカ島南部に独自の巨石文明を築いた『Torreans トーレ人』が
ここに城塞型集合住居「カステッドゥ」を造った


入り口


大雑把に楕円形の頑丈な城壁のような形状で
その城壁の要所要所に小部屋があり
大きめの部屋を城壁でつないだような部分と
城壁の厚みを利用してその中に小部屋を作った部分とがあり
家族単位の住居だったりサイロ(穀物蔵)だったりしたらしい

案内板

入り口のすぐ近くに案内板があり構造がわかるようになっている

入り口を入って振り返った内側からの眺め


以前のシリーズ「プロヴァンス」の際に
「ボリー」という石造りの小屋でご紹介した「乾積み」構造で作られている
つまり漆喰や粘土やセメントなどの接着剤を用いない
石片を積み上げてゆくだけで作り上げる建造物












ここは結構長い廊下のような通路のような部分の奥に
右に曲がり混んで他より広い「部屋」がある



この「部屋」には窓もある
数家族の共同住宅だったであろうこのような「カステッドゥ」は
殺しかの南部には他にも残っている






遺跡から下る途中の山腹から「ポルト・ヴェッキオ湾」を望むことができる

では
長く滞在した「ポルト・ヴェッキオ湾」を発って
島の最南端の町『ボニファッチュゥ』に向かうことにしよう


Map by ⒸGoogle Map

ポルト・ヴェッキオから南下すること30分
「Bonifacio」と綴って
コルシカ語で「ボニファッチュゥ」 フランス語で「ボニファシオ」に着く


Map by ⒸGoogle Map

以前シリーズで訪れた「プロヴァンス」でご紹介した狭く
両岸が切り立った地中海特有の「かランク」の奥まったところの港と町がある

Map by ⒸGoogle Map

カランクの一番奥の港のところは低地で
白く太めで表示した道路が囲む内側のベージュの部分にレストランやお土産屋などが並ぶ
その道路から左側の横に伸びる全体が小高く切り立った高地
その中のベージュに表されている部分が旧市街になる

 上の地図の右上の道から下りてきて港に到着する


『Marina de Bonifacio ボニファチゥの港』

港の奥の突き当たりの左側から到着して最初に見える光景が


これ
この町の小さな港には大西洋を楽々横断できる大型クルーザーが
常に何隻も係留されている
その向こうに
高台の上にあるジェノヴァ時代の要塞が見える

Photo by ⒸOffice de l'Environnement de la Corse

この写真の手前の左隅に白い船が10隻ほどいるあたりから
周辺をめぐる観光船が出ているので
この町を最も美しく見ることができる絶景ポイントに行ってみよう


城塞の真下までがプレジャーボートの港
その先に
この写真ではたまたまいないがサルデーニャ島へのフェリーの発着埠頭がある




岬の先端は居住区はなく
墓地と「外人部隊駐屯地後」と第二次大戦中のトーチカなど
先端を左に回り込んで行く
この写真の岬の右下先端が『コルシカの舵』と呼ばれる


まるで「舵」そのものでしょう
この岩の中には第二次大戦時のトーチカがあるがもう少し後にとっておきます

「ボニファチゥ」一番の絶景が





1時間半ほどの船の絶景巡りも後にとっておいて
まず町を見てみよう


城塞に向かって港の左側の岸壁にレストランやお土産屋が軒を連ね
お店のすぐ前の岸壁には夏の間レストランのテラス席が並ぶ
上の写真の等幅の白い屋根がそれ


レストランの並ぶ通りを城塞を背に見る
左が右のレストランのテラス席


同じ道を波止場側から見る


逆に城塞の方向に向いて



同じ波止場を上から見た夜景




ここのテラスで港側の席食事をすると水面かクルーザーまで目と鼻の先


ここまで波止場の道を進んで左に入った小さな広場から



突き当たりから右に
波止場の建物の並ぶの背後の高台に登るスロープがある

『Monte Rastello ラステロ坂』途中から上を見る

上と同じ位置から下を見る

格好長い石畳の坂道の下半分にも左右にレストランや
気の利いたブティックがあったりする



これを登りきると


ヘアピンカーブの車道の折れ曲がるところに出る(少し石段が見える)
車道を横断して右斜めに斜面を登る


ジェノヴァの城塞の城門に向かって折れ曲がってぼってゆく


これを登りつめて左に曲がり



さらに登りつめて城門に向き合う




これを入ると「ボニファチゥ」の旧市街だ


上の城門を入って振り返る
跳ね橋をスムーズに開け閉めするための滑車のような仕掛けが左右に見える
この城門を入ってすぐ突き当る



そこでさらに右に直角に曲がると


もう一つの城門
同じような滑車のシステムがある
これで旧市街だ

中に入るとすぐ狭いエキゾチックな通りがあるが
ひとまず左に曲がって
海を見下ろせる角に行ってみよう

写真中央あたり
丸い塔のすぐ左に石で組んだテラスの壁が見える
それより左にある建物は崖の縁にそのまま立っているので通れる通路などはない




ちなみに右端のロッジア(吹き抜けのテラス)のある建物は
六十年代まで活躍した往年の大女優の引退後の家だったそう

そこから見ると


港の側と外海と
ボニファチゥの岬の両側の海を一度に見ることができる
ちなみに一つ前の写真は正面の高台から撮ったもの

右前方に見える丸い岩は


何千年前か何万年前かに上から海中に崩落した岩の名残で
『コルシカの砂つぶ』と命名されている

『Grain de Sable de la Corse』
砂の一粒...
すぐ左の岩は斜めに落下したことが風化して現れている堆積の線でわかる

海は青く断崖は白い
実はコルシカ島はほとんど99,99%が花崗岩の塊で
南端の「ビニファチゥ」のところだけが石灰岩なのです


海は葵というものの
海底が白い岩なので岸に近い浅瀬は緑に見える
人家が連なるこの断崖絶壁には一部陥没したところがある


これが崩落したのは一体いつ頃の時代のことだろうと考えると恐ろしい


よくこんな岩があるが
そんな心配を起こさせる光景だ


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地中海の『美の島』 コルシカ島 10 < ポルト・ヴェッキオ湾 周辺の 素敵なホテル 4 >

2021-08-30 00:09:30 | 素晴らしき世界/コルシカ島/ホテル
巻頭写真 :  『オテル・レ・ベルジュリー』

コルシカ島で最も美しい浜辺が幾つも存在する「ポルト・ヴェッキオ」は
日常から逃れる事が出来る秘密の隠れ家的なホテルが沢山ある


「ポルト・ヴェッキオ」のホテルシリーズの最後に
湾の東側の外海に面する半島に三軒ご紹介しよう

まず「パロンバッジア」の浜辺から後背地の山の上
『オテル・レ・ベルジュリー』


「Bergerie ベルジュリー」の本来は
「羊小屋」或いは「(放牧時期に羊飼いが臨時に寝起きする)山小屋」
という意味の言葉で
お金持ちが好む田舎の隠れ宿みたいな意味に使われる事がある


『Hôtel les Bergeries』母屋全景



敷地の中は茂みが多く何軒もの素朴な一軒家が連なっていたり分散していたり


小道に部屋(建物)番号を書いた矢印が出ている


内部からテラスやデッキまで全部ひっくるめてお客様のくつろぐ空間として使われている







実は内部は非常に丁寧に上品に設えられていて快適そのもの
一番大きな居住空間を持つパヴィヨンはこれ






もはや豪邸なみ




上のパヴィヨンと同じタイプの寝室だがベッドの向きが違う別のパヴィヨンの寝室

スイートの例



次の四部屋も同じようなタイプだが天井の梁の向きや壁の窓やクローゼットが
微妙に違う






母屋の正面にプールがあるが二階の客室からの眺めが素晴らしい



「パロンバッジア」の海までが一望できる

二階角のテラス

プールは




中に入った目線だと水面と海とが繋がって見える


この母屋の向かって地上階左端の中がレセプション


いわばこれが玄関で
壁のライトの下に「シャトー・ホテル・チェーン」のブロンズのプレートが嵌めてある
右にある屋根のようなものはプール・サイドの寝椅子の屋根


狭いレセプションのカウンターに女将さんがいらっしゃる


レストランは母屋を背にプールの左側にあるけれど



例によってみなさん外がお好き


なので全員がプールサイドでお食事となる



例によってお料理の例をご紹介










この最後のデザートは
題して『Dssert du Jardin 菜園のデザート』と銘打って
中身は
「茄子の薄切りキャラメリゼ」「エストラゴン(すかんぽ)のシャーベット」
「タイムのシャーベット」「ライムのシャーベット」
など

※  ※

ここからほんの数km東南東に下った
上の「レ・ベルジュリー」より少し「パロンバッジア」の海辺に近い辺りにもう一軒
『オテル・アンバサドール』


『Hôtel Ammbassador』
外観も雰囲気も共に「レ・ベルジュリー」に似ています



しかしこの「アンバサドール」の方がずっと素朴




このシャワーブースがなんか凄い












レストランもそこそこ広くて


雰囲気もあるんですが


やはり外



建物の前とプールサイドの椅子やソファーは食事の時間はほとんど食事用になる


ただ
お食事はわざわざご紹介するほどのレベルではないので省略します





 ※  ※
最後に一番美しい白浜を持つ「サンタ・ジュリア」のホテルに行ってみよう
池と湾との間の砂州の中ほど『オテル・モビィ・ディック』は海が全て


『Hôtel Moby Dick』



道路側正面入り口

海側側面



玄関

ロビー






ロビー海側外のデッキ




海側客室
同バルコニー

池(道路)側客室

レストラン・ラウンジのテラス




プライヴェートビーチ





桟橋



白浜と透明な海
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地中海の『美の島』 コルシカ島 9 < ポルト・ヴェッキオ湾 周辺の 素敵なホテル 3 >

2021-08-27 00:35:57 | 素晴らしき世界/コルシカ島/ホテル
巻頭写真 : 『オテル・ル・ベルヴェデール』

コルシカ島で最も美しい浜辺が幾つも存在する「ポルト・ヴェッキオ」は
日常から逃れる事が出来る秘密の隠れ家的なホテルが沢山ある



今回は「ポルト・ヴェッキオ湾」の東側に二軒
ご紹介しよう

まず湾の内側『ル・ベルヴェデール』
先回の「ドン・セザール」の対岸


このホテルはまるでディズニーランドのアトラクションの舞台のよう
まず敷地へ入る門が立派なのに驚かされる


門をくぐって振り返ると



特にディナーを取りに夜にやってくると印象深い




ホテルの建物の方に向き合うと



門をくぐって真っ直ぐ進むとれzセプション


そのまま奥に
八角形というか円形というかの大きな石造りだがサーカスのテント様の建物があり
そこがバーとラウンジとレストラン


バーへのアクセス


半円形のバー・カウンターがある


カウンターの背後がラウンジ


レストランへのアクセス



レストランの入り口にはたまたま案内係がいない時に待つスペースがあり
馬の頭像の横にメニューブックもある


ほんのちょっとの待つ時間のために座る椅子も



レストランは結構広いのですが
お約束で夏場はみなさん外がお好き


ということで
レストランの外の海側にテラスがあり
ここからがこのホテルの真骨頂
水際に残る古い砦の残骸を支えにして丸太で「櫓」が組んであるのです





なんとほぼ波打ち際ギリギリまで迫る勢いで


しかもしかも実は櫓は二つ有るのです

実は大きな円形の建物の横にはプールがあり
そのプールは無味の方向に向かって左右に二つある古い要塞に残骸に向かって
作られている


海に向かって
右は四角い建物の残骸左は丸い塔の残骸


この写真の左に見える櫓は丸い塔の横のもので
右の四角い建物の前の櫓は梁が数本飛び出しているのが見えるのみ




実は左の丸い塔の横にもう一軒「グリル(ステーキなどの簡単な料理だけ)」があり
それぞれに櫓の席が用意されているわけです


グリルの方のテーブルにはクロスがかかっていない

しかし
わざわざ櫓でなくともテラスの席はたくさんあるのです




こんな素敵な席まで有る



肝心のお料理ですが
「メイン・ダイニング」の方の例を幾つか















では一応客室の雰囲気も見てみよう
全室独立家屋で外に個別の玄関を持つ形式






もちろんここまで広くないお部屋もありますからご安心を




寝室の横に「プライヴェート・テラス」付き





こんなレトロな浴室があったりする



オープンエアーのジャグジーもある




寝椅子に寝っ転がって午眠を取るのは


プールサイドでもよし


ホテルのビーチでもよし




※  ※

上の「オテル・ベルヴェデール」からほんの少し北にある
『オテル・イシュレッラ』


Map by ⒸGoogle Map

『Hôtel Isulella』

かなりカジュアルなホテルです





殆どの客室にはジャグジー・バスがある










ジャギジーでない浴室はバスタブが大きい



プールの脇にテント掛けのようなレストラン





当然これでも良い
この手のホテルは特にお料理が売りです



これデザートじゃなくて白身魚と果物のセヴィーチェ






















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地中海の『美の島』 コルシカ島 8 < ポルト・ヴェッキオ湾 周辺の 素敵なホテル 3 > 

2021-08-25 00:45:24 | 素晴らしき世界/コルシカ島/ホテル
巻頭写真 : 「オテル・ル・プラージュ」

コルシカ島で最も美しい浜辺が幾つも存在する「ポルト・ヴェッキオ」は
日常から逃れる事が出来る秘密の隠れ家



先回ご紹介した「Hôtel Casadelmar」は実は先々回の「カラ・ロッサ」の海岸にも
もう一軒ホテルを持っている
『ル・プラージュ・カーサデルマール』


Map by ⒸGoogle Map

このホテルは
先回ご紹介した「カーサデルマール」のように
それなりの規模の立派な建屋ではなく
より海岸の自然の環境の中に溶け込むような滞在を提供するということの様だ



玄関に向かうアクセス


玄関

したがってこの地方の伝統的な民家を点在させて
それぞれがヴィラの様な宿泊施設になっている


レセプションのある中央棟は
平屋の民家を何軒かガラス張りの通路でつないだ様な構造で
通路と通路の間が中からは中庭の様に見えるので全体として狭くは感じない

レセプション


バー



あとは「戸建て」が何軒も散在してまるで村の中にいる様な雰囲気






奥のドアを注意して見て欲しい


暗褐色のブリュットな木製のドアの
ノブは荒縄


外観からの想像に反して客室は広々


浴室も広々





レストランは別棟


ここが通常のダイニング
その外に固定屋根のついた壁はないテラス席


そのテラス席の先に
屋根もないサンデッキ・テラスの席


このレストランの「島」からビーチ・バーの「島」につながる


ここを「わたって」バー(キオスク)の島(区画)に行ける
橋の横にもデッキのソファーが


バーのデッキの直前から見る


バー側に渡ってからレストランを振り返るとこう見える





午前中から夜まで
冷たい飲み物を舐めながら寛げる空間に限りはありません

レストランで供されるお料理は極めてシンプルに
イタリアン


この前菜はフレンチの感じですが


トマトとモッツァレッラとアンチョビのサラダ


このキンキもフランス料理風ですが何も趣向は凝らしてない


夏野菜とアカザエビのグリル


イタリアンだからドルチェも単純
でも素材とシェフの腕が良いから極めて美味です

もちろんプールもあり
あまり大きくはないけれど




先ほどのレストランからバーにかけての海側の「サン・デッキ」



すぐ下がビーチです


降りて行って
日除けと寝椅子を予約しておきましょう
もちろん無料です


同じ系列ですが比べてみると
先回の「オテル・カーサデルマール」はシティー派向けで
今回の「オテル・ル・プラージュ・カーサデルマール」はワイルド派向け
という感じでしょうか

※  ※

次に
「ポルト・ヴェッキオ」の町の北側
『オテル・ドン・セザール』

Map by ⒸGoogle Map


Photo by Ⓒhotel_don_cesar_spa_nuxe

「ポルト・ヴェッキ湾」の西側の小さな湾に入ったすぐ北の岸辺


ゲート


『Hôtel Don Sesar』玄関

ちなみに「ドン」はコルシカで普通のファースト・ネーム
イタリアやスペインにもある
「ドン・ホセ」「ドン・キホーテ」の様に

レセプション

レセプションの配置はなんとなく「ル・プラージュ・カーサデルマール」に似ている
建物は大きめのお屋敷風であとは一軒家風も
お庭での時間を最大限楽しんでもらおうという作り方


玄関の反対側は建物の前がすぐプール



小さいプールもある




まず一番素敵な「パヴィヨン」をご紹介しよう


この「パヴィヨン」は右手に伸びてテラスになっているのです
そこには


こんな風な「プライヴェート・サン・デッキ」につながり
その奥は


こんな「リヴィング」で
しかも外に「プライヴェート・プール」が見えます





複数ある寝室のうちの主寝室


「サンデッキ」の先は



お食事をここまで運んでもらえます

主棟のスイートを一つ




やはりお食事はお部屋で



バルコニーには寝椅子も朝食用のテーブルと椅子も準備万端

一般的なお部屋だって



広々としています




同じバスルームですが「シャワ・ブース」はちゃんと別にある

 レストランはこんな感じです



しかし
例によって皆さん外で食事される事を好みます








お食事はやはりりシンプル
夏のリゾートですから








海の真横で食事が出来て
その先に
小さなプライヴェート・ビーチがあります


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地中海の『美の島』 コルシカ島 7 < ポルト・ヴェッキオ湾 の 素敵なホテル 2 >

2021-08-23 00:07:51 | 素晴らしき世界/コルシカ島/ホテル
巻頭写真 : 『オテル・カーサデルマール』

コルシカ島で最も美しい浜辺が幾つも存在する「ポルト・ヴェッキオ」は
日常から逃れる事が出来る秘密の隠れ家



今回はカラ・ロッサとは対岸
ポルト・ヴェッキオ湾の東海岸にある素敵なホテル
最初は
『オテル・カーサデルマール』

Map by ⒸGoogle Map

前回の「オテル・ド・カラ・ロッサ」は地図の右上緑の傘マーク
今回の『Hôtel Casadelmar オテル・カーサデルマール』は白の矢印

アクセスは「カラ・ロッサ」も同じだが
海からでも陸からでも可



船でくるとこう見える



そしてここに着く

陸路では


駐車場はホテルより高い高度差を使った植え込みの中にありホテルはこう見える
玄関の高さまで降りると


非常に横長の建物で玄関のある部分は平屋のようにも見える


玄関はこんな風
建物の外装は全て木製




内部は「シンプル・イズ・ビューティフル」のモデルのような上品さ
下のフロアーに降りる大きな階段からは
ガラス張りで海が見える


内部より
まずこのまま海側の庭園に出てみよう


上の部分は2フロアーつないだガラス張りで
下はロビーやスパなどの空間
その上に会議室や宴会場その他があり
正面玄関より一つ下のフロアーがバーやレストラン
そのまま外に出られる


海に向かう斜面を巧みに生かして庭園があり
そこかしこにくつろげる空間を作ってある


下って行くとプールが見えてくる



プールまで降りて振り返ると


一応全景が見える





そのままさらに下に降りてゆくと
波打ち際真上の最後のサンデッキ


寝そべれば自分自身と海しか見えなくなる



レセプションのフロアーに引き返そう


ブティックも在りビーチウエアーやそれに合わせるアクセなどが
売られている


こんな休憩コーナーもあり


下のレストラン・フロアーに降りるには


上でご紹介したあの直線の階段のほかにもう一つ曲線のものも
ちなみにこのホテルのロゴは「ヤモリ」


この曲線の階段を降りると
バーと軽食堂


「バー・ラウンジ」を通り抜けて



そのまま「メイン・ダイニング」に通じる



手前と奥とでは椅子が違います
当然この手のホテルのレストランですから
夏はみんな外のテラス





結構広いテラス席のスペースの品の少し下がってこんなスペースもあり
ここでも食事できる



その続きには食後酒を楽しめるデッキも

ではお待ちかね
お食事のご紹介といたしましょう

アミガサ茸やシメジとポーチドエッグを浮かせた空豆の冷製スープ

いわゆる「シーフード盛り合わせ」

ビーツの肉巻き風


フィワグラ入りラヴィオリ(これからブイヨンを注ぐ)

ニョッキのピストゥ・ソース 夏トリュフ添え

オマール海老のタリヤッテーレ

定番の前菜 フォアグラ

白身魚の燻製で巻いたカニ他のリエット キャビア添え

マブロのスティック サイコロ夏野菜のアールグレイ・ソース冷製

クレマンティーヌとプティ・トマトと夏トリュフ

マグロと鯖と甘エビと白身魚のモザイク


子羊のラタトゥイユ風 セルクル固め

オマール海老とアヴォカドとロメーヌ・レタスのサラダ仕立て

仔牛のロースト キャラメリゼ

マグロの赤身鶏肉包み 黒大根添え

ホタテとアワビの「甘酢餡かけ」風


ナマコ


小鳩の腿のロースト

以下デザート
















そして最近流行りのコレもあった

刺身盛り合わせ


手毬寿司

これらはビュッフェにありました

ではそろそろ客室を





ジュニアスイートはカーテンによってお部屋の色合いが変わって見えたりする






これらの客室は海側が広々としたガラス張りで外はウッドデッキ



「Villa ヴィラ」と呼ぶコンドミニアムも有る


一番端の建物の地上階全部
ワンフロア全部を一家族や友人家族同士で貸し切るわけです

外につながっている一つの寝室 


談話コーナー

リヴィング





このホテルのスパのマッサージは医療的に素晴らしいレベルです

=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
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地中海の『美の島』 コルシカ島 6 < ポルト・ヴェッキオ湾周辺の 素敵なホテル 1 >

2021-08-20 00:00:44 | 素晴らしき世界/コルシカ島/ホテル
巻頭写真 : 『グラン・トテル・ド・カラ・ロッサ』の桟橋

コルシカ島で最も美しい浜辺が幾つも存在する「ポルト・ヴェッキオ」は
日常から逃れる事が出来る秘密の隠れ家


当然
そんな環境なので素敵なホテルに枚挙はない

まず「ポルト・ヴェッキオ湾」の北側の外れ「カラ・ロッサ」にある
『グラン・トテル・ド・カラ・ロッサ・エ・スパ』


Map by ⒸGoogle Map

外海から「ポルト・ヴェッキオ湾」に入ってすぐ
北側の小さな『カラ・ロッサ湾』の東の角の一隅に赤い岩礁があり
夕日を浴びてキラリと赤い色が輝いて見える
「赤い一隅」という言葉『Cala Rossa』が地名となりホテル名にもなっている


赤い岩礁


Photo by ⒸGoogle Map

写真の一番下が「赤い岩礁」
写真で左から岩礁までがホテルのプライヴェート・ビーチ
岩礁から右の緑の記述部分がパブリック・ビーチ


県道から私道に入って200mほど
地味な玄関からホテル内にはる
周りは松林



私道側の風情


供用空間からレセプションを見る
突き当たり(レセプション)の向かって右奥に



こんな窓があるのですが
これ改装以前は



こんなだった
地中海独特の光沢のある厚塗り緑の釉薬で焼いた陶器のお魚のシルエット
このホテルのシンボルだったのに
つまらない改装して平凡な窓になってしまった
大きな窓の方が採光もデザイン面も良いことはわかるが



いたるところにお花と鏡があるが
この鏡に偶々レセプショニストが映っていた


供用空間も客室も
木と漆喰






海側の客室も
水際まで数十メートルあって外はマツ林なので
窓の外は一面の海というわけにはいかないのが
唯一の残念なポイントですが
それ以外のすべての雰囲気が最高なので許容できる

金なんか移送した際に予約が取りにくい難点を解消するべく
部屋数を増やすために
なんとトゥリー・ハウスを作ってしまった


樹上に枝に乗せて作ったわけではないので完全なトゥリー・ハウスではない
でも
ほとんどそれ
ここは漆喰は一切使われておらずオール・ウッド




昼間見ると


子供達が喜びそうなこんな感じです

レストランは
レセプションと海側のお庭との間


でも
夏は開店休業状態で誰もここでは
食べません


なぜなら皆さんここで召し上がるから

地中海松という松の木は
若木のうちは枝葉が平らで丸く広がり傘をさしているように見えるので
「パラソル松」と呼ばれ
老木になると枝々が奇怪にねじ曲がり
パイナップル大の松傘をつけます

ある時ここで食事をしていたら「カーン」と大きな乾いた音がして
びっくりして音がした方を見ると
パイナップルのような大きな松傘がテラコッタ(素焼きのタイル)の落下していました
メートル・ドテルに「お客に当たったりテーブル直撃したりしないの」と聞いてみたら
「まだ無い」って言われた
きっと直撃されても誰も怒らないと思います
テーブルがぐちゃぐちゃになってもサッとセッティングし直して
同じ料理を持ってきて
何事もなかったように「大笑いしながら」食事を続けるだろうと思う












ホテルの地上階の高さと外のテラス席の高さは同じで
一段下がってお庭がある



あちこちで寛げるようになっている





それほど大きくは無いもプールがあり





そのプールハウスで広間は軽食が出される
ある日の昼食がなんと


シーフードと思いきや
「刺身」もあった
奥に「鯛の活き造り風」すらある


各種ソースが準備されているのがいかにも地中海風だが
新鮮なことは間違いありません


食べるのは
当然海を見ながら

ホテルの真正面にはビーチと言えるほどの浜辺はないので


お庭の海側ギリギリまで寝椅子が並ぶ





横から海際に降りられる



船が着けるように桟橋があり
その先端に


サン・ベッドがあります
向こうには「カラ・ロッサ」の赤い岩礁


その桟橋の先端から振り返ってテラスを見る
望遠なので近く見えるがこんなに近くはない


距離は少なくとも20mはある

 ビーチはこう








最後に
ホテルの先のパブリック・ビーチの方から振り返って
『カラ・ロッサ』を見てみよう



ポルト・ヴェッキオ湾のホテルは
まだ続きます
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
皆様の読後感やご意見をお待ちしています
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地中海の『美の島』 コルシカ島 5 < ポルト・ヴェッキオ > 東海岸で 一番たくさん 美しい海岸を持つ半島と湾

2021-08-18 00:41:54 | 素晴らしき世界/コルシカ島
巻頭写真 : ポルト・ヴェッキオの「タマリッチウ海岸」

「地中海から突き出した高山」コルシカ島は
人間が作った美ではなく
地球の野生の美しさを保っているから「Ile de la Beauté 美の島」
と呼ばれてきた



Map by ⒸGoogle Map

(この地図で緑色の部分は平地というわけではなく緑地を意味し
緑でない部分は高山や荒れ地などはほとんど植物相の無いところを意味する)

「ポルト・ヴェッキオ」は湾の一番奥の町だが
行政圏は湾の周囲特に東側の半島も含む
その湾の内側と半島の外海側に非常に美しい海岸が無数にある

町自体はそれほど大きく感じないがコルシカの3番目の都市

湾を見下ろすやや高台に旧市街が広がる



町中には
ジェノヴァ統治時代のまだ小さな町を囲む城壁の城門(市門)が残っている


『Porte Génoise ジェノヴァの門』
当時の町の外側から見る市門


内側からだとこうなる

この「ポルト・ヴェッキオ」の湾と半島東側の外海に
コルシカでも最も人気のある浜辺が集中している


Map by ⒸPlages.tv

特に美しい人気の高いビーチが
「パロンバッジア」「サンタ・ジュリア」「ピナレッロ」「タマリッチゥ」
「カラタッジオ」「ポルト・ノーヴォ」
等である

順番に訪れてみよう
どの海岸もほぼ共通の状況として海沿いの狭い間道を行くと
海岸名の矢印がいきなり出てくる
適当に車を止めて雑木林を進んでいくといきなり美しい海岸に出るという寸法

「ポルト・ヴェッキオ」周辺で一番名高い海岸は
『Plage de Palombaggia パロンバッジア海岸』


こんな感じで浜辺にでる


岩のひび割れに根を張って
海風に耐えながら生き抜いてきた松の姿が『美の島』のエッセンスなのです


この角度の写真が「パロンバッジア」として目にする機会が一番多い










浜辺自体は結構長く
6月半ばから9月半ばまでの三ヶ月以外は
茶店のような人工物は一切姿を消してしまう

Photo by ⒸTonmag.fr


「パロンバッジア」のすぐ南の小さな岬を超えると
『Plage de Tamaricciu タマリッチゥ海岸』


浜辺に下りる前はこんな感じで


下りるとこうなる


湾の一番奥は白浜で


両サイドに行くと野生の松や岩場も多い


とても面白い形をした岩もある


海水は例によって限りなく美しい




海中の岩の裂け目に根付いた健気な木もあった
そして
海岸のどこにいるかで全く異なる光景にもなる





 ※

さらに南に続くその次の浜辺は『Plage d'Acciaju アッチアジュ海岸』


これまでのビーチより知られておらず素朴で静か






ここからほんの少しだけ海から離れるやや内側をの道を30分ほど走り
岬の付け根から下り坂で降りてゆくと
『Plage de Santa Giulia サンタ・ジュリア海岸』に着く

Photo by Ⓒecchio.hotels-corsica

「ポルト・ヴェッキオ」の東側の半島の東海岸を走って浜辺が見えてくると
坂を下ると細長い池があって
その池の横に細長い砂州に道にあり
砂州の先端部分が狭く池と海とがつながっている
その砂州の海側が実に美しい白砂の浜辺で「サンタ・ジュリア」というビーチ

砂州の中の道を来る時
池は見えるが海側は松林と生垣で見通せない
生垣はホテルがあるからで
しかし宿泊客でなくてもビーチにはいける





やはり6月半ばから9月半ばまではホテルの寝椅子とパラソルが並び
プラオベート・ビーチのような雰囲気だが
浜辺は長いので半分ほどはフリーに出入り出来る



ものすごく遠浅なのでボートのための長い桟橋がある
水はほぼ透明で浜辺の砂は真っ白



ホテルは砂州の中ほどにあり付け根と先端部に岩もある











今度は「パロンバッジア」から北側に行ってみよう
北隣のビーチは『カラタッジゥ』


『Plage de Caratgju』


その他のビーチと同じで林の中に浜までの道がある


この浜は「野生の海岸」というイメージが強い




白浜もあれば


玉砂利の海岸もある


海水の透明度も他に負けないほどに澄み切っている

Photo by ⒸU Pirellu
こうして遠景で見るとコルシカの「野生の海岸」のイメージが伝わると思います


今度は『Golffe de Porte-Vecchio ポルト・ヴェッキオ湾』
の内側に入ろう

Map by ⒸGoogle Map

いくつかあるうち「カラ・ロッサ」「ベベデットゥ」をご紹介しよう

まず『U Benedettu ウ・ベネデッテゥ海岸』



 中央部は白砂の浜で業者の寝椅子と傘があり





左右に行くほど岩場になる



こういう岩場の影の極小の砂浜が狙い目



「ウ・ベネデットゥ」の北東の先端あたりが
『Cala Rossa カラ・ロッサ海岸』

「Cala=一隅」「Rossa=赤い」
小さな岬の角に赤い岩が露出していて船からでもすぐ分かる場所
ということでこんな名前がついたそうだ


小さな岬の中は松林で別荘用コンドミニアムと大変素敵なホテルがあり
岬の入り口にはゲートで(昼間は開いている)
コンシエルジュが居るので入りにくいが普通に入れるのでご安心を




=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
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