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プロヴァンスを巡ろう 30 山国プロヴァンスの三つの山 3 <リュベロン山塊>

2020-12-25 00:24:59 | 素晴らしき世界/フランス/プロヴァンス
リュベロン山地の一景


プロヴァンスの山
最後の第三回目
『Massif du Ruberon  リュベロン山塊』







リュベロン山地で名高い村には
『ゴルド』や『ルシヨン』
と並んで
『ミネルブ』がある

『Minérbes  ミネルブ村』


典型的な丘の村

『村と葡萄畑』

そして
お約束の城が最も高い位置に残る


『Chateau de Minerbes  ミネルブ城』


壁の上にあるべき
凸凹の防壁を持つ巡警路も
城門を守る石落としの出っ張りもなくなっているが
美しい城だ

そして教会

『Eglise saint-Luc  聖ルカ教会』



中世の城壁に割り込むように建てられている
おそらく18世紀頃のこの家は
『時計塔』と呼ばれ


アーチをくぐって城壁内に入ると
裏側に時計塔がついているから
この塔は城壁の外からでは見えない


昔の城壁の一部をいつの時代にか利用して
家が建った
細い通りの向こうに『時計塔』が見える

『Villa de Dora Maar』

『ドラ・マアール館』と呼ばれている
有力家系のこの屋敷も18世紀か


城壁の足元を通り防御の門をくぐって進んで
旧市街に入るようになっていた


城壁の上から『リュベロン山塊』の山が間近に迫る


さらに一段高い
城の城壁の位置から村を見下ろす
右下の
小さな鐘楼壁のついた三角屋根は
『Chapelle Saint-Braise  聖ブレーズ礼拝堂』

『Chapelle St-Braise』



そして
抜けるように明るい陽光と花と青空との
この平和な光景こそが
イギリスのジャーナリスト『ピーター・メール』が愛してやまなかった
プロヴァンスそのものなのです

  ※  ※

『Cavaillon  カヴァイヨン村』

古代ローマ時代のアーチ

この町は
それ以外の小さな村々と違い
平地にある

『Cathédrale Saint-Veran  聖ヴェラン大聖堂』

この大聖堂は全景の写真が撮れる空間がない
しかし
内部は素晴らしい


南仏独特の
「ゴシック」の要素がない
ロマネスクからそのままルネッサンス
そしてイエズス会様式からバロック様式
のライン上にある


聖ヴェラン礼拝堂(大聖堂の中の礼拝室)祭壇の黄金の天蓋


同じく「聖セザール・ド・ビュスの礼拝堂」の
木彫金張りの天蓋


サン・ヴェランの聖遺物を収めた黄金張りの木製収納庫

ここ『カヴァイヨン』は
フランス屈指のメロンの産地

『Melon de Cavaillon  カヴァイヨンのメロン』

いわゆる『ハニーデュウ・メロン』ですね
毎年5月の吉日
カヴァイヨンの小学生男女2名がパリを訪れ
大統領府『エリゼー宮』で
「大統領閣下、今年の最初のメロンをお届けに来ました」
という儀式をやる伝統があるんだそうです



 ※  ※

『Beaumettes  ボーメット村』

『Eglise de l'Annonciation   受胎告知教会』

この教会の
右背後の茂みの上の方の「岩棚」を覚えておいてほしい


村の中は
意外と空間がたっぷりしている感じがする


そして
お約束の「乾石積み」の坂を登って上に行くと

『Maison troglodyte  岩穴住居』

山の岩肌が風化によってくぼんで入り部分を利用して
足りない部分を補って住居を建てる


地形自体はこうなっている
ネアンデルタール人の時代から
人類はこういう岩の窪みを住居に利用してきた
時代とともに
掘り込んだり
立てましたりしながら



そして
いつしか
このボーメット村の後背地にこんな集落ができた

現役の部分は
内部は立派で快適な室内がある



昔の水場(井戸)は
今は引退してちょっとした池みたいな存在か


道の端にいきなり立ってる家も


前の道も
しっかり石畳で舗装されているわけです



※  ※

『Goult  グゥ村』



再び
丘陵の村

『Châtreau de Goulu  グゥ城』

反対側から見たら丸い塔のはずの角の塔の裏側に
結構新しいの窓が取り付けられている


城壁の名残と城門





切り通しの道もお約束





『Eglise Saint-Sébastien  聖セバスティアン教会』


『Maison Présbytère  司祭館』

集落のはずれに古そうなお堂があった

『Chapelle St-Veran  聖ヴェラン礼拝堂』



傍にはもっと古そうな遺構


風車もある


※  ※

『Opedde  オペッド村』



頂上は城址

『Château de Oppedes  オペッド城』





その横
一段下がって教会

『Notre-Dame de Gabrielli  ガブリエッリの聖母教会』
イタリア
ウンブリア地方の大貴族『ガブリエッリ家』の領地だった



下からのアプローチで見ると
大きな教会だ


『Maison des Gabrielli  ガブリエッリ家の館』




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