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ポルトガルで泊まろう 2 <ポルトガルのホテルは イイネ! 中部編>

2020-09-18 01:04:54 | 素晴らしき世界/ポルトガル/ホテル
HOTEL ALTIS BELEM / LISBOA



前回に引き続き
ポルトガルのホテル<中部編>
最初は首都リスボンから

【LISBOA】

私は
現代的な素敵なホテルと
歴史的文化財を利用している素敵なホテルとがあったら
絶対に後者を選ぶのですが...

リスボンだけは超近代的な『アルティス・ベレン』
敢えてご紹介します






なぜかと言いますと
偶には良いでしょ


何しろ
あの
『大航海 発見記念碑』
『ベレンの塔』
『ジェロニモシュ王室修道院』
のすぐ近くなんです



そして
リスボンのシンボル『テージョ河』の真ん前


屋上はサンデッキだし
プールもあるし



対岸の「大キリスト像」も見えるし

発見記念碑も見えるし



全館総ガラス張りだし





客室までガラスが多用されていて
とにかく
底抜けに開放的




お部屋は広々

レストランも光溢れて



気分はいやがうえにも
Viva Portugal !
な気分ではち切れそうになること請け合い

場合によっては明るすぎるのは...
でも心配ご無用

メイン・ダイニングでは




しっぽりと
二人だけの世界にも浸れますからね


そして



このオープンデッキは
ランチや
午後の冷たいヴィーニョ・ヴェルデのグラスを傾けるのに最高です



※  ※  ※


 リスボンはテージョ河の河口
そのリスボンから30㎞ほどテージョに沿って走ると大西洋

そのあたりには
『エシュトリル』(F1のサーキットあり)と並んで
『カシュカイシュ』と云う世界の富豪の集うリゾートがあります

と言ってもそこはポルトガル
地中海の高級リゾートに比べれば
全く臆すことなく入って行けます

そのカシュカイスの外れ
ギンショー岬に
『フォルテンサ・デ・ギンショー』

その名も「ギンショー要塞」



一目瞭然
ギンショー岬の先端から海を見晴らし
カシュカイシュの湾を護る要塞だった建物です




左右に大砲を持つ正面の門を入って
前面と左右の三方向が海に向いている防御の建物だった
その真ん中の中庭にガラスで屋根を作って
ロビーに仕立ててあるのです



外観から想像してください


ロビーを
上階のギャラリーから見下ろすと


正面の玄関口の方に向いた角度


バーを伴ったサロンでくつろぐ




そのサロンに続いて
メイン・ダイニングがあります





夕食の時間帯はしっとり

でも
同じ部屋を昼食時に見ると




レストランからお部屋に戻るときには
エレベーターもありますが
ぜひ階段で




なぜかと言いますと

敷き詰めてある段通と思しき絨毯が見事なのです
美しいだけでなく



一段一段折り返しながら
徐々に右回りに螺旋を描くのに
中央の木の幹が
そのまま「直線」に繋がって見える

これを織り上げるのは大変な手間だったと思います
「この階段」のための特注ですね


上の階が客室です
一部屋ご紹介しましょう



レンガのアーチ天井が剥きだしで
雰囲気満点

それから特筆すべきは
このホテルのレストランは
ポルトガル全国で2店しかなかった
『ミシュラン』の一つ星の栄誉に輝いているのです


ということで
ある夜のディナーもあげておきます




前菜四種



手長海老と梨とブドウのソテー




ビーフとフォアグラの市松ゼリー寄せ




エイの縁側 甲殻類のソース





デザート三種
(二人分を一緒の皿に乗せて)


ポルトガルは
裏通りのざっかけないご飯屋さんでも
何を食べても美味しいので

わざわざ星付きのレストランで
フランス料理の技法で作った食事を食する必要は
ないのですが

レストランの雰囲気や
外に食べに行く時間や体力が無い様な時に
こんな上質の料理を出してくれる時はオススメですね


夕食前の日の沈む頃
お部屋のテラスから海を眺める




なんだか異次元に迷い込んだ様な
不思議な気分を味わった


正面も
そろそろ夜景になってきた頃だろう
出てみた





※  ※  ※


【OBIDOS】

また海から離れて
中世そのままの村『オビドシュ』に行ってみよう

このお城
『Castelo de Obidos』
がホテルなのです



15世紀かそこらの城塞
見張りと防備の拠点となる塔を数多く配して
四角く
頑丈な城壁を兼ねた建物で囲む

そんな戦国時代の城塞の四角い中庭の内側三方向に
後世16世紀くらいの建物が縦増されている




城門をくぐり
中庭に入り

この外階段を4段ほど登った右のアーチが
ホテルの玄関

そのまま階段を登れば
宿泊客以外でもレストランに直接入れるようにしてある


従って
中はレストランです




入ると結構落ち着く雰囲気ですよ


その中の
一押しの席が


ここ

左右の壁に二卓ずつ
計四席これがあります

たった四卓
要予約

客室の方に向かうには

レストランからバーを抜けて



廊下を進む



いろんな
大きさも内装も違う客室なので
大勢で泊りに行けば
お互いの部屋を訪問し合うのという
楽しみもあります

まず
広いお部屋


ベッドのある側と
反対側




それから
お約束でスイート・ルームですが



無駄に広すぎないかしらん



バスルームの片隅に
古いお城の石積みの一部が見えてます

というか
見えるようにしてあります

ヨーロッパでは
古いものほど価値があり
オリジナルのパートは積極的に残すようにします


普通の部屋


窓の両側に
壁の厚みを利用して石のベンチが作られている
見張りの兵士が座れるように

このくらいのお部屋の方が落ち着くかも


そして
私の大好きな一押しの部屋が


最初の写真と反対側の
村の方から見たお城ですが

城壁の左右の塔の中!

一番のお薦めは
向かって右の高い方の塔の中の客室

そこが取れなければ
低いの塔で我慢するしかない



レストランを出て
客室の並ぶ建物を通り抜けて
外に出ると
目の前の塔

入り口は
すぐに侵入されないように
一階分高いところにあるので
外階段を登るのです


写真でお分かりになるだろうか


低い方の塔には
そこから右に曲がる
城壁の上の順警路を行きます


なにはさておき
塔に入ってみよう



塔に入ってすぐは
サロン(リビング)で
ベッドルームはさらにもう一つ上の階





どうです?
ワクワクしてきませんか?


低い方の塔のお部屋は


下がこうで



ベッドは
いわゆるメゾネット風の中二階の様に作った部分にあります


窓はほとんどなく
あってもとても小さい

敵の弾丸が飛び込みにくい様に
防御の拠点となる塔は開口部をほとんど開けなかったのでした

どうでしょう

ヨーロッパの中世の気分に浸れる事
請け合いです


広間
お部屋の塔の外の城壁から村を見ると



町を見下ろすと美しい家並み

殿様になって
天守から町を見る気分で晴れ晴れしますよね


今回はここまで
次回の<南部編>もお楽しみに

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その方が構成上、写真がより映えるはずです。

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https://veritas21.com 『こんな旅がしてみたい 誰も真似のできない 旅のプランナー』



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