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アール・ヌーヴォーをたどろう 5 <全ては ガラス工芸から始まった 2>

2020-07-22 00:18:19 | 素晴らしい世界/美術
『ガラス鉢』(ドーム)



娘マリア・レチシンスカをルイ15世に嫁がせていたポーランド国王
スタニスラス・レチシンスキーは
ロシア・プロシア・オーストリア三国によるポーランド分割で祖国を追われ
娘婿を頼ってフランスに亡命してきます

婿ルイ15世により
空位になっていたロレーヌ大公の地位に封じられ
ナンシーに落ち着きます
そして
自分の新しい領地の首都を大々的に美しい街に作り変えていきました

その街のシンボルともいうべき場所が『スタニスラス広場』で
周辺とともに
ユネスコの世界遺産に登録されています



場の中央のスタニスラス・レチシンスキー像



  広場の中央の長方形の広大な広場の四隅のゲートと噴水



その広場の片側の建物が「ナンシー市立美術館」になっています
下の写真の
大公の銅像の向こう側の建物です


ナンシー市立美術館

基本的には3フロアーにゴシック時代からルネサンスのイタリア絵画
18世紀フランス古典主義絵画
19世紀自然主義と印象派
20世紀のピカソやモディリアーニなどエコール・ド・パリなどの
質の高いコレクションが飾られています

その美術館の地階全体を使って
ナンシーが誇るガラス工芸の天才『ドーム』の工房のコレクションが
夥しく飾られているのです



そのフロアーに足足を踏み入れた途端に
まるでアリババの洞窟に足を踏み入れたと錯覚するほどに
19世紀から20世紀にかけての名品がキラ星のごとくに並んでいて
ため息をつくことは請け合いです


それらの中から
ほんの少しご紹介しましょう





























































いかがでしょうか

アールヌーヴォーは「ガラス工芸」から始まった
ということが
文字通り理解できる美術館です




この「ナンシー市立美術館」は
文字通り必見です




後述しますが
このナンシーには
家具調度品を集めた『アール・ヌーヴォー美術館』もあり
そこも欠かすことのできないポイントです


<続く>

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