国民の識字率84％

教育省によると、フィリピン人の10歳から64歳までの国民5,760万人のうち920万人に当たる16％が読み書きができないのだそうです。

これは、通常小学校4年生までに学ぶ読み書き、足し算や引き算などが理解できないということを意味している。
教育省では、識字率84％というのも恐らく過大評価ではないかと見ている。　
国民の68％は小学校卒業で、高校卒業は42％、大学卒業は14％。小学校6年生で英語に精通しているのは26％、科学が15％、数学が16％。高校高学年では英語が7％、科学が2％、数学が16％。
03年の国際数学・理科教育動向調査（TIMSS）で数学の全国平均点数は378点と世界の平均より89点、最高点のシンガポールからは227点も低いのがフィリピン。教育省は昨年、フィリピンが学力テストで世界の平均点との差を縮めるには11年から12年、シンガポールのレベルに達するには25年から28年かかるだろうと発表した。

教育省は、大学卒業で情報通信技術（ICT）関連企業の就職希望者はわずか2％から7％で、完全に戦力になるまでに3カ月間の訓練期間が必要とのこと。
　 又　保健省は、ビサヤ地方の開業医で能力テストに合格したのは54％だと指摘した。患者を正しく検診は56％、薬を正しく投与は42％、呼吸器患者に正しく酸素を供給は45％との事です。

数学と科学の成績が悪いのは、英語の読解力の低さが主な原因とされ、大多数の科学や数学の教師はその分野を専攻していない。

さらに、1998年および03年のTIMSSテストによると、フィリピンの教師は最高の実績を示す国と異なり、教育実習をほとんど受けていない教職者が多いとの事。（地元新聞より引用）

確かに、フィリピン人は理数系は本当に弱い。
16%の読み書きが出来ない数値はアジアでは良いほうかもしれないが足し算引き算よりも掛け算割り算は全く疎いといっても過言ではない。
このマラテを見ていても、学校へも行かずにストリートチュルドレン化して乞食をしているものも多く見受けられる。学校への通学風景を見ていると、スクールバスも結構運用されている。通学距離のちかい者は家族やヤヤが送り迎えしている光景を見ることが出来る。特に2部制の通学式の学校もある。教室数が不足しているための策のようだ。政府がもう少し就学生へ補助すればよいのだが、他人のことより自分の食う飯が先決の国。結果としてこのようになるんかも知れない。
この国は、ＵＰ等の国立大学は別として、公立学校よりも金持ち専門の私立学校のほうが教育水準が高いのだそうだ。

面白いのは義務教育はあるにはあるのだが休学復学がいとも簡単。小学校は何とか卒業。ハイスクールへは家庭の事情で入学できず、ある程度の年齢に達した特に入学20歳でハイスクール2年生もありえる。

フィリピンには　学歴記載部分にエレメンタリーレベル、ハイスクールレベル、カレッジレベル等の変な表記の仕方をする。何がレベルなのか？
中退であればアンダーグラウドウエイトと明記しているのだが？
フィリピン全国の田舎や島々から出てくる多くのオネーチャンを例に取ると、その履歴書を見ると殆どがハイスクール中退者が多い。ハイスクールは4年生。中退と書いたものに話を聞くと入学早々に金銭の事情で通学できなくなったものが非常に多い。3年間通学後家庭の事情でやむなく中退等はほんの僅かのようだ。
この類のオネーチャンであれば、確かにフィリピン教育省が発表しているように「英語に精通しているのは26％、科学が15％、数学が16％。」の数値以下かも知れない。
日本国内のピンパブでジャパユキオネーチャンと話をしていると本当に数学はだめのようだ。問いただせば「忘れた」というが本当は学校へ入っていなくて習っていない。が本当の答えなのかも。もっとくだらないのは「日本人は英語が下手、イントネーションが全くだめ」とこなす。英語に精通している率２６％くらいの数値であれば日本のほうがもっと上かもしれない。公用語が英語の国でこの数値。変な話だ。
ピンパブでオネーチャンたちが話す英語。中には多少はしっかりした英語を話す者も居たが、多くは殆ど理解できていないような者が多いようにも。
英語を話せますか？と尋ねれば「少しだけ」と答えるオネーチャン。せいぜい今何をしているの？ご飯を食べ終えましたか？その程度なのかも。その割には、日本人の話す英語を聞いて大笑いしている連中が多かった。

最近とある日本人のテンポラリー同棲オネーチャン（自称大学卒のジャパユキ経験者で奥様なんだそうな？）と、とある打ち合わせをした。我々のお客がそのオネーチャンへ契約内容について問いただした。返ってきた返事「クーヤ　アノダウ？」英語が堪能だから今の話くらいはわかるでしょう。といったら返ってきた返事「この日本人の英語はアメリカ人みたいな発音だから何を言っているのか分からない？」お客が噛み砕いたように話した。全く分からない。日本語で話したら「それそれ」とか。結局は小学校しか卒業していない大嘘つきのオネーチャンだったようだ。

大企業に勤務するものでも、やたらアメリカ人のような発音をしている場合が多いようだが、その実力は差ほどではないようにも思える。
理数系は数学ではなく算数程度かも？大卒者でも１２５Ｘ４を暗算で答えよといっても結構時間が掛かる者、計算機を徐に使う者が本当に多いようだ。