わたしたちが知っているように、「船」は現代で航海し、遠出するのに欠かせない一種の乗り物であり、科学研究を行なったり、戦ったりするための一種の武器でもあります。ところが、「船」という字の由来と「船」という字の奥義を知っている人は少ないです。実は、「船」という字の構造には意味があるのです。どの字の背後にも一つの物語があります。今日、わたしたちは一緒に「船」という字の由来と奥義を探究しましょう。
一、皆さんは世界の初めての船がだれによって造られたのかを知っていますか
多数の人はこの問題が分からないかもしれません。だが、クリスチャンのわたしたちは自信を持ってこの問題に答えることができます。「世界の初めての船はノアによって造られたのです。聖書の創世記第6章14節では、『あなたはゴフェルの木の箱舟を造りなさい。箱舟には小部屋を幾つも造り、内側にも外側にもタールを塗りなさい』と、神はノアに命じられたからです」と。実は、ノアがあの時造った初めての船は箱舟と呼ばれます。それはゴフェルの木で造られたのです。
二、皆さんは、ノアが箱舟を造った目的と意義が何かを知っていますか
多くの人はこう言うでしょう。「船を造るのは、人の便利を図ったり、交通機関として貨物を運送したり、海で旅客を運んだりするためであり、また各国間の軍備拡張競争のためだ」と。しかし、クリスチャンのわたしたちはこのことで異なる観点があります。わたしたちが知っているように、あの時ノアが箱舟を造ったのはこれらのためではなく、神の命令に従い、大洪水に襲われるのを避けるためでした。四千年も前に、人類はかなり堕落していて邪悪で、この地は不法と殺戮に満ちていました。人々は世界の邪悪な潮流に従い、酒食遊楽にふけて、無為な日々を送り、悪事の限りを尽くし、そのため神の怒りに触れました。神は極みまで堕落したこの人類をもう見たくなくなって、洪水によってこの汚れた古い世界を滅ぼそうと計画しました。そのため、義人ノアを召して箱舟を造らせました。神はそうすることによって人を救われるのでした。しかし、当時ノア以外にいかなる人も神が洪水によってこの世を滅ぼすことを信じず、ノア一人だけが神の言葉に聞き従い、息子たちと一緒に箱舟を造りました。大洪水が起こった時、ノアの一家八人だけが箱舟に入って神の救いを得ました。これは、神がノアに箱舟を造ることを命じた目的と意義です。
三、皆さんは箱舟の大きさがどのくらいか、「船」という字の由来にどんな意義が含められるかを知っていますか
箱舟の大きさがどのくらいかという問題には、多くの人はとっさには答えられないかもしれません。だが、クリスチャンのわたしたちはこの問題は難しくないと思います。聖書の創世記第6章15-16節はすでにわたしたちにこう告げているからです。「次のようにしてそれを造りなさい。箱舟の長さを三百アンマ、幅を五十アンマ、高さを三十アンマにし、箱舟に明かり取りを造り、上から一アンマにして、それを仕上げなさい。箱舟の側面には戸口を造りなさい。また、一階と二階と三階を造りなさい」。これは、神が造るよう命じた箱舟のサイズと構造でした。
ノアは神の召しを聞いた後、箱舟を造り始め、しかも当時の人々に福音を宣べ伝えました。百年あまり後に、箱舟が造り上げられました。にもかかわらず、神が洪水によってこの世を滅ぼすことを信じる人は一人もいませんでした。最終的に、ノアの一家八人、そして生き残るように定められた地上の鳥や獣などの生き物は箱舟に入りました。箱舟の門が閉められた後、神は洪水を地に下されました。雨は四十日四十夜降り続きました。とうとう、いちばん高い山でさえ、水をかぶってしまい、水面から三メートルも下に沈みました。地上のすべての生き物とその時代の邪悪で堕落した人類はこのようにして滅ぼされました。洪水がこの世を滅ぼした時、ノア夫婦、および彼らの三人の息子、三人の嫁、すなわちノアの一家八人は箱舟に入り、神に救われて生き残りました。こうして、「船」という字は次のように形成されました。舟+八+口=船。これは「船」という字の由来です。
これで分かるように、箱舟は神の救いを予表しています。ノア一家は神を信じ、神に従ったため、箱舟に入り、あの時の洪水の中で生き残った唯一の人類になりました。それに引き換え、神が洪水によってこの世を滅ぼすことを信じず、また箱舟に入れなかった人たち、すなわち神の救いを得ていなかった人たちは滅ぼされました。
「船」という字は、かつて人類が罪悪のゆえに、洪水をもって神によって滅ぼされたことを、常にわたしたちに思い出させます。
世の終わりの今日、わたしたち人類の堕落した程度は、ノアの時代の人類のそれをはるかに超えています。これはだれの目にも明らかな事実です。だから、主イエスは世の終わりに大きな苦難があると預言されました。それについて、彼はこう言われました、「そのときには、世界の初めから今までなく、今後も決してないほどの大きな苦難が来るからである」(マタ24:21)。また、わたしたちが知っているように、月が四回血に変わるという預言はすでに実現しました。そのため、大きな災難がもうすぐわたしたちに臨みます。では、わたしたちがどのように追い求めれば、神の世の終わりの救いを得、世の終わりの箱舟に入ることができるでしょうか。
四、わたしたちは世の終わりの箱舟とは何かを知っていますか
ヨハネの黙示録にはこう預言されています。「耳ある者は、“霊”が諸教会に告げることを聞くがよい」(黙2:7)。主イエスがこう言われました。「見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた、わたしと共に食事をするであろう」(黙3:20)。その中から分かりますが、神は世の終わりに再来される時、声を発し、言葉を言って、わたしたち人類に真理を与えられます。賢い乙女は神の声を聞いたら、神が世の終わりに発表される真理を受け入れ、それに従うことができます。こうして、神の御座の前に携え上げられて、神と共に宴席に着くことになります。そうなれば、「世の終わりの箱舟」に入りました。だから、世の終わりの「箱舟」に入りたいなら、わたしたちは聖霊の声、言葉を探し、世の終わりのキリストの発表される真理を命として受け入れなければならず、ノアの一家八人のように神の言葉を聞き、神に従い、神を畏れ、悪を避けなければなりません。そうすれば、大災難の中で神に守られて生き残ることができます。
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