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コーキングは建物の外壁だけでなく、部屋の中でも、特に水を使うところに使われています。例えば、キッチン、洗面台などの周りです。コーキングを施工する時は、チューブから押し出し、詰めた後は、ヘラを使って表面を均します。硬化するまで時間がかかるものなので、その間に手で押したりしますと、その部分は写真のように凹んでしまいます。そのまま硬化すると形は元に戻りません。また、コーキングの施工の技術にも差があって、表面が滑らかに仕上げられている場合、そうでない場合があります。
内覧会では、キッチンや洗面台の周りのコーキングは、特に目に付きやすいところですので、よくコーキングの状態を確認して下さい。基本的には、見栄えよりもしっかりと詰められていることが大事です。でも、目に付く場所で、表面の仕上がりで凸凹等が気になる場合には、再度、コーキングを打ち直すように売主に指示すれば良いです。(84)