天井や壁の仕上げには、ビニールクロスが貼られます。ビニールクロスとは、塩化ビニール樹脂のシートに紙を裏打ちしたものです。色やデザインが豊富で、掃除もしやすい(水拭きができる)のが大きな特徴です。ビニールクロスは、90㎝巾のロールになっていて、必要な長さ分を切り取って、裏に糊付けし、貼って行きます。ですので、必ず、クロスの継ぎ目は生じます。
それでは、内覧会に行って、どのように、このクロスをチェックすれば良いのでしょうか? まず、クロスの不具合の種類ですが、汚れ、破れ、こすれ、フクレ、しわ、下地不良によるブツ、継ぎ目の開き、端部の接着不良、などがあります。ですので、天井、壁、クロスの貼られているところは、全て、このような不具合がないか、確認することになります。一般に、リビングなどは明るくてチェックし易いのですが、北側の洋室などは、昼間でも薄暗いので、内覧会には懐中電灯を持参されると良いでしょう。懐中電灯の光を上からでなく、横から当てると、クロスの不具合が分かりやすくなります。
部屋の中には、写真のように角のように出ている出隅と、入っている入隅とがあります。入隅は傷が付きにくく、出隅は工事中の人の出入りなどで、どうしても表面にこすりキズ(写真の矢印部分)が付きやすいです。また、生活が始まっても、出隅部分は損耗しやすいと言えます。玄関、リビングなどの出隅部分のクロスに、このようなキズがないか、内覧会では特によく観察して下さい。(78)
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