PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

オフの日のコンシューマー

2010年11月08日 15時42分59秒 | 日々の雑記
日曜日は、オフでした。
学会発表も終わって、ホッとひと息。
久しぶりに、寝坊しました。
前夜から、10時間、寝ました。

遅いブランチ食べて、1時間掃除をしました。
それから、買い物に出ました。

○クリーニング店:12点夏物持込。
○市役所:証明書発行機。
○ドラッグストア:シャンプー、胃腸薬、トイレットペーパー、他。
○コンビニ:ATMで払い出し。
○クルマ屋:車両登録、購入諸費用手続き。
○ケータイ屋:アンドロイド予約。
○ス-パー:肉、野菜諸々、缶ビール、調味料、他。

計7店まわって、もう真っ暗になってしまいました。
本当は、家電量販店とパソコン屋にも行きたかったんですけど。
エアコン、昨年から壊れていているし、地デジ対応もあるし。
自宅のパソコンも、画面に亀裂が入って、もう限界超えてるので。
なかなか、買い物に行く時間が取れなくて…(涙)

誰にでも、生活があります。
生活していくには、買い物をしなければなりません。
仕事して、収入得るだけでは、生活していけませんし。
好むと好まざると、生活者は、イコール消費者にならざるを得ない。
僕たちは、買い物をするために、働いているようなものです。

買い物が大好き、楽しい、って人も多いようですけど。
僕の買い物は、あくまでも、必要に迫られてですね。
買い物そのものは、方法であって、目的にはできない。
行き過ぎた自由主義経済の、消費社会への異和感さえあります。
学生時代、ボードリヤールとかイリイチとか、読んだせいですかね?(笑)

要するに、僕は、物欲があまり無いようです。
最低限、必要な物さえあれば、満足できています。
かなり物持ちがいい方で、壊れないと買い換えもしません。

「もったいない」意識が、僕は、かなり強い方ですね。
単に、ケチなんでしょうか?
でも、必要なときには、貯金を大胆に叩いても買いますね。
むしろ、肛門期性格を、抜け出せていないのかな?(爆!)

楽しいことや心地よいことは、人によって異なります。
人生の価値や意味だって、人によって違う。
食べることだけで、人は生きているのではないし。
生きることの豊かさって、他者に強要されるものではなく、自分でしか決められないし。

でも、僕は、作り出された購買意欲には懐疑的です。
そういった意味では、流行のファッションへの強迫的順応って、どうかと思ってしまう。
デザインや美意識の新陳代謝は、とても重要だと思いますけどね。

今さら、原始共同体的社会への回帰は、あまりにも幼稚なイマジネーションだし。
消費する主体として選択可能なシステムは、やはり必要なんでしょうけど。
せめて、賢いコンシューマーに、なりたいですよね?

でも、そう考えると、未だに何も選択もできない、精神保健医療福祉の世界って…。
超時代遅れな、とんでもない業界だなと、改めて、思わざるを得ません。
自分がユーザー、コンシューマーになった時、使いたい資源が、どれだけあるか…?
品質を比較できる、選択の幅と情報が、どれだけあるか…。
商売として成り立っているのが、不思議ですらあります。

その責任の一端は、僕たち、PSWにもあるんですけどね…。
他者を指弾する指の過半数は、自分に向かっているということですね…(汗)


※画像は、早稲田大学のキャンパスで。