昨年の秋から冬にかけて、「PSW研究室」の更新が、まったく止まっていました。
けっして、体調を崩していたのではないので、ご安心ください。
この間、僕は原稿書きに、ずっと苦しんでいました。
大小合わせて計30本の、依頼原稿などです。
一番長いので、400字詰め原稿用紙換算で300枚超、平均でひとつ40枚。
学会発表とか、資料作成は除きます。
こんなに一時期に集中したのは、さすがに初めてです。
やはり、2012年度からのPSWカリキュラム改訂が影響しています。
半分くらいが、来年度から使われる精神保健福祉士の教科書の原稿です。
こんな事態に至ったのは、自分の責任もあります。
わかっていたのに、春から夏にかけて、書けなくて放ってありました。
それぞれ締切日が過ぎても、まるで書けませんでした。
それでも、依頼原稿には、必ずデッドラインがあります。
その原稿が提出されないと、穴が開くだけでなく、発行できなくなるラインが。
新年度から使用される教科書の類は、なおさらです。
どうにもこうにも、にっちもさっちも、行かなくなって
本来業務と、食事と睡眠以外は、いつもパソコンに向かっていました。
正月に実家に帰っても、出張先でも、ずっと書き続けていました。
この1月末日で、どうにかこうにか、ほぼ終わりました。
一番長い枚数のひとつは、未だに仕上がっていませんが。
また、編者としての他執筆者の校正作業が残っていますけど。
これでも、大学の教員ですから、当たり前の仕事なのかも知れませんが。
さすがに、いささかきつい日々でした。
ちょっと、愚痴になってしまいました。
この5か月間で抱えていた、原稿30本のタイトルは以下の通りです。
順次、どこかで、皆さんの目に留まるかも知れません。
どれも不出来な原稿ですが、「時間なかったんだな?」とご笑覧ください。
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【2011年秋~冬に書いたもの】
1.精神障害のケアマネジメント
2.精神保健福祉援助実習の概要
3.再発予防・退院促進のための支援、医療観察法対象患者の支援
4.ケアマネジメントの事例
5.精神保健医療福祉と精神保健福祉士
6.精神保健医療福祉の歴史と動向
7.精神科リハビリテーションと精神保健福祉士
8.精神科デイケア・ナイトケア
9.多職種協働による精神科リハビリテーション
10.社会福祉と精神保健福祉
11.障害者基本法と精神障害者施策との関わり
12.精神障害者にとっての制度とサービスの意味
13.長期在院精神障害者の退院・地域移行支援
14.「精神保健福祉」巻頭言
15.第54回日本病院・地域精神医学会総会参加記
16.精神保健福祉士の仕事
17.追悼:広田伊蘇夫先生
18.精神病院からの退院
19.障害者自立支援法から5年間で何が変わったのか?
20.退院促進・地域移行・地域定着支援の現在・過去・未来
21.精神保健分野における成年後見制度の課題と市民後見
22.地域移行の対象および支援対象
23.「精神医療」書評
24.迷走する障害者ケアマネジメント
25.精神保健福祉の理論と相談援助の展開:はじめに
26.精神保健福祉に関する制度とサービス:はじめに
27.障害者総合福祉法(仮称)骨格提言案に盛り込まれた精神保健福祉関連事項
28.日本精神保健福祉士委員会国際委員会総括
29.精神保健福祉士実習指導方法論Ⅳ
30.日本の精神保健医療福祉の現状
※画像は、段ボール箱で暖をとる「社大猫」。
立春前の大寒波は、さすがに堪えるようで、じっと我慢のふたり。
詳しいご事情を知らなかった為、色々と推測してしまいました^^
原稿書きのように、何かを生み出すことって大きなエネルギーが必要ですよね。