dolce cantando

優しい気持ちで

102歳

2008-11-01 16:15:14 | 日常
先日、主人の祖父が亡くなりました。
102歳。
M原市D和町なのであまりお邪魔する事はなかったのですが、いつ行っても元気な方で、とても100歳を超えているようには見えませんでした。
布でぞうりを作るのが趣味。
穏やかなんだけど、まさに一家の大黒柱でその存在だけで家族を支えているという雰囲気がありました。
ずっと自宅にいたのだけど、肺も心臓もさすがに100年以上動いていたわけだし弱って、入院先の病院で亡くなったとのことでした。
大往生なんだけどやっぱりお別れは寂しい。
ひ孫の大学生の男の子や高校生の女の子が泣いている姿を見ると、その存在の大きさをあらためて感じました。
お年寄りからいろんなことを学ぶことは多いけど、102歳の方となると話を聞いていると自分の悩んでいる事なんてホントに小さなことで、そう言われなくても「大丈夫大丈夫」と言ってもらっているように感じます。
その次男さん(もう80歳くらい)が生前の思い出を話されてたのが、
「100にもなってぞうりなんかを編むのは体がしんどいだろう。しんどい事はもうそろそろやめてゆっくりしたらどうかと言ったら、『しんどいけぇするんじゃ。しんどい事をすることで自分は生かされていると感じるし、長生きができるように思うんじゃ』と言っていた」ということ。
私なんて、どうにかして楽に・・・と考えがちだけど、そういう生き方には憧れるなあ。
そういうことをさらっと言えるお年寄りってやっぱり素敵だなあと大きく見えます。