dolce cantando

優しい気持ちで

tutti-club・びんごロンド サロンコンサート

2008-11-24 22:42:36 | ピアノサークル
久々の更新です。
というのも、職場が変わって生活のリズムが作れず趣味にも家事にも今一つ集中できずにいたから。
それが今日のサロンコンサートでとてもいいエネルギーをいただき、やっとパソコンにも向かえる元気が出ました。
会場は広島のウエストプラザ。
ソファがたくさんある中に新しいヤマハC3があるサロン風の部屋。
演奏者23名。そしてご家族の方、お友達、全体で30人前後いらっしゃったのかな。
ソロはもちろん、連弾、バイオリンとの共演などいろいろあり、13:20開演で17:00過ぎまで、
休憩も挟みつつ3時間以上だったのですがあっという間でした。
演奏のレベルも高いと思いますが、それ以上にピアノに向かう姿勢のレベルの高さに毎回驚かされます。
みなさん仕事があったり主婦として忙しい日々を送られている中で、真摯に前向きにピアノに取り組まれ、
もちろんピアノが唸るくらい、ものすごく上手な人もいらっしゃるのですが、
上手・下手でなくその人らしい演奏というものがこちらの心にも響く、そんな感じです。
片田舎で育った私の中では、中学2年でピアノをやめたというのは長くピアノを続けていた方だったので、ピアノが好きという人は音大に行くような限られた人くらいだろうと思っていたのですが、ここに来ると「そうではなかったんだなあ」としみじみ思います。みんなマニアックなくらいピアノが好きで、その空気がとても心地いいのです。世の中には音大出でなくてもこんなにたくさん、ピアノが好きな人がいるんですね。
ポポロが終わって、あの時自分の中で一番集中して演奏ができ、本当ならそこから更に・・・と行きたかったのですが、いろいろあり、今回のこのサロンコンサートに出ると申し込んではみたものの、ピアノに向こうという気がなかなか起きず、何回かした練習会でもどこかよそを向いたような気の抜けたピアノしか弾けずにいました。
月の光も、頭の中では「こう」という情景もあり出したい音もあるのに弾けない。
結局、生活がきちんとできてないからピアノに向かうことを自分が自分に許してなかったのかもしれないです。
ただ、さすがに先週半ば、Uコさんと連弾の合わせをやった頃(2回目の合わせでちょっと先が見えた感じがありました)からやらなくちゃという気が出てきてピアノ優先で2・3日は過ごしました。
でも練習不足はやっぱりいけません。
集中しなきゃ・・と一生懸命曲に入ろうとしても緊張してしまい、手は震えるし思うような音は出ないし、結局集中しなきゃと思うことに集中したまま、肝心なところはできず終わってしまいました。



Uコさんの弾かれたシャブリエのブレー・ファンタスク、知らなかった曲でしたが、練習会で何度か聴いて、聴くたびに少しずつ進化している感じを受けました。最後にかけての熱く力強く盛り上がっていく感じがすごく好きです。割れんばかりの拍手でしたね。
譜めくりをさせていただいたのですが、途中楽譜についていけなくなり、Uコさんの「めくって」の合図を伺うしかなくなり、それでも気づかずあわててめくったり。
Uコさんが暗譜もしてくれていたのでよかったけど、申し訳なかった~(汗)
連弾はドビュッシーのゴリウォークのケークウォーク。
おそろいのリボンを髪に結んで、これは楽しく弾けました。
もっと詰めていけばもう少し何か出来たのかも知れないけど、連弾を楽しむという中ではよかったと思います。
secoのUコさんの音も自分の中に取り込みつつprimoを弾くというのが楽しかったなあ。
のここさんご夫婦の連弾、これもかわいらしく、明るく。自分のお気に入りのものを頭に思い浮かべて自分を勇気付け、前向きに生きていこうとするそんな感じが良く出ていたように思いました。
あと、のここさんとようこさんの、ラフマニノフのピアノコンチェルト2番の連弾。
第1楽章の有名どころをつないで作ったものでしたが、素晴らしかったです。
最後、ピアノから何かがふたを開けて出てくるかのようなものすごい音が出てました。
今回の収穫。
一番はピアノに向かう気持ちにエネルギーをいただけた事。
とてもピアノを弾きたくなりました。
月の光、煮詰まってたけど、何か見えそうです。
明日からもう少しピアノを頑張ろう♪