dolce cantando

優しい気持ちで

ナツツバキ

2021-01-28 17:34:00 | 
植えてから10年にはなるナツツバキ。
以前からその成長の悪さが気になっていました。
周りを掘ってみると、根はあまり伸びておらず、土自体、どうしようもなく固い。
大して耕すこともせず、当然、腐葉土などもさほど入れることなく植えつけたんだろうなあ。
私がやったことだけど、覚えてない😅
株周りを掘って、バールで株の下を横からついて土を崩し、掻き出していきました。
もしかしたら掘り採れるかも、、、
見ていた母からはやめた方がいいと何度も言われたし、そうよねとも思ったけど、いや、もしかしたらいけるんじゃない?って、もう無茶苦茶だけど、執念です。
先日の雨で、ナツツバキの周りの土は重たくなっていました。
株の下の土を掘り取られ、とうとう株全体が傾いて、ついに倒れてしまいました。
やった!
でもこのままでは重くてどうにもできません。
そこで株元の土を落とす作戦。
スズランを植えていて、その根がナツツバキの根と絡んで外し難い。
それを少しずつ外していき、振るうことで落とせる土は落とし。
軽くなったというほど軽くはならないけど、株の下に板を挟み、株にロープを巻いて二人掛かりで穴から引き揚げました!
機械も何もなかった昔の人はきっと、こうやって木の植え替えをやってたんだろうねと母。
ホントにね。
こんなことまでするなんて、自分でも驚きます。
そして掘った穴には古い剪定枝や枯葉、もみ殻薫炭を土と一緒に入れ、さらに腐蝕枝を井型に組んで、その上にナツツバキを乗せました。
乗せるのももちろん大変でしたよ。
そして、向きや傾きを決め、それから枯葉、土、腐葉土を被せていきました。
ちんちくりんだったナツツバキでしたが、別物に生まれ変わったみたいにすらっといい姿になりました。
やった甲斐がありました。
あとは無事芽吹いて、花を咲かせ、夏を越してくれたらもう大丈夫。

そして、大変だった様子の写真。





こうしながら、ロープを巻き付ける位置は幹でなく、根を含めた株全体だと気付いたのでした。
使い方をちょっと変えるだけで、作業ははるかに楽に安全になりますね。