5月に入札が予定されているリオ―サンパウロ―カンピーナスの高速鉄道計画に、中国が参入する見通しとなった。先々週には伯関係機関の視察団が訪中し、近く中国鉄道部が売り込みに来伯する予定だ。7日付エスタード紙が報じた。
東西南北の総延長が1万2千キロという高速鉄道網を建設中の中国は、CRHと呼ばれる営業最高速度350キロの高速列車を導入。フランスのTGV(320キロ)や日本の新幹線(300キロ)を抜いて、世界最速の高速鉄道システムを持つ。
伯政府にとって、速度や技術よりも魅力なのは、その価格。労働力が安くて豊富な中国は、武漢―広州高速鉄道の延長1068キロを170億ドルで建設しており、総工費346億レアル(1ドル1・80レアル換算で192億ドル)にまで削った伯国にとっては、心強い存在だ。
中国が加わることで、応札に名乗りを上げている日本やフランス、ドイツなどの間で、価格合戦が起きることは必至。韓国、イタリア、スペインも関心を示しており、政府としては「建国以来」とも言える一大事業を極力、低予算で抑えたいところだ。
入札は、現在行われている連邦会計検査院(TCU)の書類審査終了を待って詳細が発表される見通し。ジルマ官房長官は先日、5月12日という日程を発表、2014年のサッカー・ワールドカップには間に合わないが、16年の夏季五輪には開通させる方針を示した。
東西南北の総延長が1万2千キロという高速鉄道網を建設中の中国は、CRHと呼ばれる営業最高速度350キロの高速列車を導入。フランスのTGV(320キロ)や日本の新幹線(300キロ)を抜いて、世界最速の高速鉄道システムを持つ。
伯政府にとって、速度や技術よりも魅力なのは、その価格。労働力が安くて豊富な中国は、武漢―広州高速鉄道の延長1068キロを170億ドルで建設しており、総工費346億レアル(1ドル1・80レアル換算で192億ドル)にまで削った伯国にとっては、心強い存在だ。
中国が加わることで、応札に名乗りを上げている日本やフランス、ドイツなどの間で、価格合戦が起きることは必至。韓国、イタリア、スペインも関心を示しており、政府としては「建国以来」とも言える一大事業を極力、低予算で抑えたいところだ。
入札は、現在行われている連邦会計検査院(TCU)の書類審査終了を待って詳細が発表される見通し。ジルマ官房長官は先日、5月12日という日程を発表、2014年のサッカー・ワールドカップには間に合わないが、16年の夏季五輪には開通させる方針を示した。