森にようこそ・・・シャングリラの森

森に入って、森林浴間をしながら、下草刈りをしていると、自然と一体感が沸いてきます。うぐいすなど小鳥たちと会話が楽しいです

平均寿命の不思議

2024-02-10 13:33:06 | 森の施設

 

   平均寿命の不思議

 日本人の平均寿命が、年々伸びている。男で80数歳、女で86歳この数値は現時点のも

のでないので、其れよりも伸びているか、下がっているかは解らない。

 平均寿命というのは、あくまでも日本人としてこの世に生を受け生きた年数の平均値ある。

だから平均値の数値は私の平均寿命ではない。生まれて間もなく亡くなってしまう人、ある

いは100歳を超えて生きた人の平均である。だから自分の平均寿命は亡くなるまで解らな

いのである。

 しかし、多くの人はこの平均寿命に強く影響されているようです。80歳を間もなく迎え

る私は後何年生きられるだろうかと考えてしまいます。もうそろそろかとも思ってしまう。

この妄想に捉われて自らの生を結果的に限定してしまうことにはならないだろうか。生きて

いるのは自分であるという、根本的な事実を忘れている。生きているのが自分であるという

のは、死ぬのが自分であると言うことだ。死がなければ生があるから死があるのだ。人は今

を生きている限り、長短を言うことができるだろうか。これらは平均寿命という無意味な観

念を所有したせいもある。

 7歳のこどもが地震災害で大勢の人達とともに亡くなったというニュースがあった。その

子供は大変明るく幸せな日々を送っていたそうです。その子供が無くなったことに対して、

たった7年しか生きられなかった何と不幸せな子供だろうと、あと何十年も生きることがで

きたのに。

 しかし、不幸せなのは、じつはそんなふうに長く生きることが人間の幸せだと思っている

方なのかもしれない。べつに短命を称賛しているわけではないる長いも短いもありはしない、

人生には今しかない、今10代の人も私のように80代の人も寿命なんてものは結果に過ぎな

い。幸せということは過去のことではなく、今現在のことである。これまでどんなに苦しく

辛い日々であっても、今さえ幸せならば、我々が思っているより、幸せになるということは

難しいことではないのかもしれない。

 

 

 

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大変な格差社会

2024-02-06 14:42:25 | 森の施設

 

   大変な格差社会

  格差社会と言われてもう久しい。

 長く一億総中流と言われていた時代に私は現役を過ごしていた。経済力のことだと将来

自身が下流へ押し流されるのでないかと一抹の不安を抱えていたことは確かである。

 資本主義社会では、格差が存在する社会である。しかし普通のサラリ-マンが此のこと

を認める人は少ないだろう。格差があるから自分は少しでも上に登りたいと活力がでる。

と、主義者は言うだろう。

 人が格差を問題とするのは、当たり前だが、それをお金のあるなしが格差と見るからで

ある。人間の品格という言い方がある。「品格」の「格」は「格差」の「格」である。人

間の品格には格差がある。格差、格差というのならば、お金だけではなく、人の格の問題

も検討項目に入れなければならないだろう。しかし、誰も言わないこの社会こそ大きな問

題ではないだろうか。

 お金を価値とする賤しい品性と、心を価値とする貴い品性と、どちらの格が上なのか、

これは明確なことである。

 社会的平等が人間の平等だと勘違いする人間が現れる。欲望と権利と、嫉妬を正義と、

主張する賤しい品性が蔓延している様に思える。

 なるほど職業に貴賤は存在しないと言われるが、明らかに貴賤があるようだ。また人間

には明らかに貴賤が存在する。金持であろうがなかろうが、賤しい人間は賤しく、貴い人

は貴い。こんな当たり前のことをあえて言うこともないのであるが、役付けの高い人やお

金が豊かな人ほど人間の品性が高くあるべきであるし、そう願いたい。

 

 

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