森にようこそ・・・シャングリラの森

森に入って、森林浴間をしながら、下草刈りをしていると、自然と一体感が沸いてきます。うぐいすなど小鳥たちと会話が楽しいです

企業家を目ざそう

2023-07-31 13:57:46 | 森の施設

 

    企業家を目ざそう➀

 

 今の時代は企業家を目ざすチャンスの時代であります。つまり、世の中の変化が激しく

移り変わっているからです。29歳で起業を起しあれから50年経過した現在も小さくは

あれ、続けられています。その拙い経験から私なりのアドバイズとしたい。

 まず、会社に就職せずに、企業家を目ざす人も中にはおられるでしよう。大学で研究し

てきたことを素早く実践するのは悪くないことです。こんな方はほんの僅かにすぎないで

しよう。それでも一度は成功をあせらずに、是非会社に勤めて見るべきだと申し上げたい。

 会社のサラリ-マンはプロの集団です。会社を経営していくため、ビジネスを成功させ

るためノウハウをしっかり身につける絶好の機会となります。つまり、財務、法務、営業、

管理、業務処理などは先人が営々と築き上げてきた経営のノウハウです。しかも短時間で、

給料をもらいながら教えてもらえるこんな良い事はありません。

 そして、起業する環境を考慮しなければなりません、小生が企業をはじめたのはオイル

ショック直後で経済がどん底でありました。これは結果論でそのような経済環境を選んだ

訳ではなかった。それが結果的に良かったのです。経済が最悪でそれ以上悪くはならず、

これからは上向くよりなかったと言えるでしよう。つまり、景気の最高潮の時には起業を

するには良いように思われるかもしれませんが、実は下り坂になる時期とも言えるわけで

す。今回はこの程度にして次回にも他の要素を述べたいと思います。

 

 

 

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老人の淋しさ

2023-07-22 11:14:29 | 森の施設

 

    老人の淋しさ

 淋しさは、老人にとって共通の運命であり、最大の苦痛であろう。皮肉なことに、老いてなお、

子供が独立していなかったり、金銭の苦労があったりする人は、この淋しさという苦しみを免徐

されている。淋しさは一応老人に課された、必然的なものかも知れない。

 生活の淋しさは、誰にも救えない。自分で解決しようとする時に、手助けをしてくれる人はい

るだろうか、根本は、もちろんあくまで自分で自分を救済するほかないのだろう。

 他人に話し相手をしてもらい、どこかへ連れて行ってもらうことによって、それを一時的に解

決しようとする老人がいる。

 どんな老人でも、目標を決めねばならない。生きる楽しみや生きている証を見つけるのは、自

分自身で発見するほかはない。

 子供を二人とも失った婦人がいた。天涯孤独だった。彼女は陶器づくりに熱をいれていた。

「生きている間にどれだけいいものが焼けるかと思うと、忙しくて大変なんです」

 それを聞いた友人の婦人が言った。

「あの方は子供をなくしたあと、よく陶器なんかに興味の対象をすり替えられたと思う」

 子供を陶器にすり替えたのでない。生きている子供を、土のかけらに置き換えられるもので

はない。ただ、子供を育てることだけが人間の生きる道ではなく、そうではないさまざまなも

のへ雑多な気持ちもまた、人間を支えるのである。

 

 

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幼児性と老年性

2023-07-18 16:10:38 | 森の施設

 

   幼児性と老年性

 

 ある有名な女性作家の言葉を引用します。

 他人が、何かを「くれる」こと、「してくれること」を期待してはいけない。

 僅かな金銭、品物から、手助けに至るまで年寄りはもらうことに信じられないほど敏感で

ある。この心理状態があらゆる場面に強く感じられるようになったら、それは老化がかなり

進行している証拠と見ていい。

 昔から、人間の最も基本的な(原始的なと言うべきかもしれない)生活態度は自ら自分に必

要なものを取ってくることであり、次に弱いものに与えることであった。幼児に食物を与え

ることは、種族保存のために必要な行為であり、一人前の成熟した人間は、自分のためには

自分で働き、同時に弱いものにはさまざまなものを与えたのである。

 「くれる」ことを期待する精神状態は、一人前の人間であることを自ら放棄した証拠であ

る。放棄するのは自由だが、一人前でなくなった人間は、精神的に社会に参加する資格も失

い、ただ、いたわってもらうという、一人前の人間なとっては耐えられぬ一種の「屈辱」に

さらされねばならぬもの、と自覚するべきであろう。

 「・・・・・何ほどかは、ほかの人間のために生きているということを認める以上に、幸

福感を与える感情はないであろう・・・・・」と、ある識者は言う。老いは、機能的に、あ

るいは自らの意志で、その幸福の放棄へと向かうものであることを示している。

 躰の不自由な老女が、毎夜、道に面した窓の傍に、あかりを置いて、じっとと坐っている。

 それは、そこを通りかかる旅人のためであった。長い道のりを暗闇の中を歩いてくる人を

迎える灯であった。自然暗闇の中に、小さなあかりが見える時、旅人はほっと人間の優しさ

を感じるのである。

 こんな逸話はひと昔もふた昔も前のことのようですが、人間の存在が、灯になり得るとい

うことである。他には何の働きもできぬ老女でも、他人にただ光を与えることによって、彼

女自身も他人のために生きるという人間の本質を維持し、しかもそのことによって、幸福を

味わうことができるのである。

 

 上記の文章から、「してくれる」「してもらう」ことばかり念頭に持つのではなく、ただ

の微笑みだけでも周りの人に捧げるべきというのだろう。それなら生きている限りだれもが

出来ることかもしれない。そういう精神的な拠り所を見出すべきであり、どんなに躰が不自

由になっても志次第で出来るかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

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定年退職の直前

2023-07-13 10:47:31 | 森の施設

 

      定年退職の直前

 勤め人が65歳に近づくと、自分は定年後にどのように生きればいいのだろうかと、思い

悩む人が少なくない。いや大半の人はそうかも知れない。定年までに会社や自らの繋がりに

よって第二の職場を見つけたひとはいいだろう。でもそれはなかなか容易なことではない。

 人に拠っては退職して一年ぐらいはのんびりしたいと思い。第二の職探しもしていない。

しかし、そのような人が一年経った後に第二の職場見つかるかどうかはまことに難しいこと

であろう。一端会社を退職して毎日ぶらぶらした1年を過ごした人はなかなか次の仕事を探

す気力が失せて来る人も少なくないようです。

 退職してからの事を思い悩む前に、現役の時に第二の仕事を探し見つけておくことが大事

なことと思う。そうすれば、幾分退職後の心配も少なくなり精神的に安定するだろう。

 そうでなければ、ただお金が十分に老後を暮らすだけは有るという人は、なかなか次の仕

事つまり安い給料やつまらなそうな仕事には拒否をされるかも知れません。

 今の時代は人手不足ですから真剣に探せば職は必ずみつかるものです。ただし、あまり選

り好み控えるということが求められましょう。

 

 

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ちょっと後から

2023-07-09 12:22:26 | 森の施設

    ちょっと後から・・・・つもり

 ある夜更け

 じいさんとばあさん二人きりの家に

 ひょっこり

 息子が様子を見に来た。

 ばあさんはまだ起きていて

 台所の調理用の酒の残りを振る舞った。

 

 -----ところで、と陽気な顏になって

 息子は云った。

 -----ところで、ここの夫婦は

   どっちが先に死ぬつもり・・・・

 

 じいさんは次の間で寝ていて

 暗闇の中で眼を開けた。

 -----おじいちゃんが先き

   ちよっと後から私のつもり・・・・

 

 白い方が多くなった頭をふりながら

 次の朝早く息子は帰った。

 忙しい仕事がたくさん待っているので。

 

 じいさんはおそい朝めしをたべた。

 おいしそうにお茶漬けを二杯たべた。

           天野 忠

 

  こんな状況は男はほとんどのじいさんが思っていることかも知れない。

 男の方が年上だし、女性の方が長生きするのであるから、順序から言えば

 そのように進んでいくことになるのだろう。

  この詩のようにじいさんだって世の中の成り行きは解っているのであって、

 ばあさんよりも先に死んだ方が楽だわい、などと思い朝めしを二杯もおいし

 く食べたのであろうか。

  しかし、時には運命というのは解らないやつで、番狂わせを起す時もある。

 そういう時に慌てふためいてしまうのが、男の方であろう。

 

 

 

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