企業家を目ざそう➀
今の時代は企業家を目ざすチャンスの時代であります。つまり、世の中の変化が激しく
移り変わっているからです。29歳で起業を起しあれから50年経過した現在も小さくは
あれ、続けられています。その拙い経験から私なりのアドバイズとしたい。
まず、会社に就職せずに、企業家を目ざす人も中にはおられるでしよう。大学で研究し
てきたことを素早く実践するのは悪くないことです。こんな方はほんの僅かにすぎないで
しよう。それでも一度は成功をあせらずに、是非会社に勤めて見るべきだと申し上げたい。
会社のサラリ-マンはプロの集団です。会社を経営していくため、ビジネスを成功させ
るためノウハウをしっかり身につける絶好の機会となります。つまり、財務、法務、営業、
管理、業務処理などは先人が営々と築き上げてきた経営のノウハウです。しかも短時間で、
給料をもらいながら教えてもらえるこんな良い事はありません。
そして、起業する環境を考慮しなければなりません、小生が企業をはじめたのはオイル
ショック直後で経済がどん底でありました。これは結果論でそのような経済環境を選んだ
訳ではなかった。それが結果的に良かったのです。経済が最悪でそれ以上悪くはならず、
これからは上向くよりなかったと言えるでしよう。つまり、景気の最高潮の時には起業を
するには良いように思われるかもしれませんが、実は下り坂になる時期とも言えるわけで
す。今回はこの程度にして次回にも他の要素を述べたいと思います。