人生、失敗しちゃった~ニート後遺症 闘病記~

十数年のニートをやめて一年。ニート後遺症と戦う、ニート研究家。

【発症】

2016年01月04日 | 闘病記
【発症】

ついに身体的な疾患が発症。恐らくメニエル。朝目覚めると、天井が大きく揺らいでいた。やがてぐるりと回り足の下にきた。深呼吸をしながら気持ちを整えゆっくりと起き上がる。次第に揺れが収まる。けれどもふとした瞬間、ぐらりとくる。それでも仕事には行かなくてはならない。
十七年一緒に暮らした愛猫が亡くなった。その翌日は気を張って外に出た。翌々日、天井が回った。仕事は単純で軽度な肉体労働なので気をしっかり持ちさえすればこなせる。ただしずっと頭が重い。動くたびに慣性に引っ張られて右へ左へと持っていかれる感覚。これまで以上に、常に嘔吐感に苛まされる。愛猫を思い涙が浮かぶ。それを忘れようとする意識がまためまいを加速させる。
恐らくと書いた。医者にかかる費用が出ない。だから「恐らく」。予防はできないし、治療もできない。病名も分からない。何が自分に起こっているかわからない。自業自得とはいえ、これもニートの後遺症。精神疾患や精神障害を発症しても重度になるまで分からず、何もできない。

そして、自殺願望に取りつかれる。