【「期限」にすがる】
二時間置きに目が覚める。口が常に乾く。震えが止まらなくなることもある。精神の状態が糖尿病を惹き起こすという。発症している気がする。病院にいけないので分からない。行ったところでどうにもならない。一度行くくらいならひと月分くらい生活費を切り詰めればなんとかなる。継続的にとなるともう、無理。
とにかく仕事をどうにかしないといけない。のだけれどない。毎朝毎夜探し続けるけれど、ない。先細るながらもなんとかく凌げている感のある現状を続けてしまうと、あっという間に年を取る。更に条件が悪くなる。体力も落ちる。頑健さも失われる。
そして精神状態が尋常ではなくなる。
頭を両側から鷲掴みにされぐるぐると回され続けているような感覚の中、「早く終わりたい」と願う。
人生をだろうか。仕事をだろうか。何を、なのかは自分でもはっきりしない。
思うのは、俺は「期限がある」ことを望んでいる。ニート化した根本にはそれがあったのだろう。期限のない「就職」が怖かった。嫌だった。不安だった。定年退職という期限があるものの、それまでの時間が無限に感じられていた。実際は、こんなにも短いのに。
二時間置きに目が覚める。口が常に乾く。震えが止まらなくなることもある。精神の状態が糖尿病を惹き起こすという。発症している気がする。病院にいけないので分からない。行ったところでどうにもならない。一度行くくらいならひと月分くらい生活費を切り詰めればなんとかなる。継続的にとなるともう、無理。
とにかく仕事をどうにかしないといけない。のだけれどない。毎朝毎夜探し続けるけれど、ない。先細るながらもなんとかく凌げている感のある現状を続けてしまうと、あっという間に年を取る。更に条件が悪くなる。体力も落ちる。頑健さも失われる。
そして精神状態が尋常ではなくなる。
頭を両側から鷲掴みにされぐるぐると回され続けているような感覚の中、「早く終わりたい」と願う。
人生をだろうか。仕事をだろうか。何を、なのかは自分でもはっきりしない。
思うのは、俺は「期限がある」ことを望んでいる。ニート化した根本にはそれがあったのだろう。期限のない「就職」が怖かった。嫌だった。不安だった。定年退職という期限があるものの、それまでの時間が無限に感じられていた。実際は、こんなにも短いのに。