【焦る求職】
スーパーの品出しを始めて10カ月を越える。それを思うと吐く。バイト中に倒れそうになる。月収7万弱では生活は好転しない。分かってはいるけれど他に職はない。母が咳こんでも薬も買ってやれない。どうしようと焦る。その焦りが耳鳴りに変わる。人の声が遠くなる。手が震える。寮に入って工場勤務をしようかとも思うけれど、高齢の母が心配。実際、母もそれはやめてほしいという。それに甘えているのではなく、恐怖。訃報ばかり聞く俺は、次は誰なのかと戦いている。その恐怖が拭えない。離れたら最後なのではと思ってしまう。甘えだよ、離れろよが正解なのだろうけれど、こうも短期で大切な人を失い続けると。それでもそうするべきなのだろうか。そうした結果がもし、だった場合。俺は本当に生きていられない。
スーパーの品出しを始めて10カ月を越える。それを思うと吐く。バイト中に倒れそうになる。月収7万弱では生活は好転しない。分かってはいるけれど他に職はない。母が咳こんでも薬も買ってやれない。どうしようと焦る。その焦りが耳鳴りに変わる。人の声が遠くなる。手が震える。寮に入って工場勤務をしようかとも思うけれど、高齢の母が心配。実際、母もそれはやめてほしいという。それに甘えているのではなく、恐怖。訃報ばかり聞く俺は、次は誰なのかと戦いている。その恐怖が拭えない。離れたら最後なのではと思ってしまう。甘えだよ、離れろよが正解なのだろうけれど、こうも短期で大切な人を失い続けると。それでもそうするべきなのだろうか。そうした結果がもし、だった場合。俺は本当に生きていられない。