人生、失敗しちゃった~ニート後遺症 闘病記~

十数年のニートをやめて一年。ニート後遺症と戦う、ニート研究家。

【ニートとは人生の前借】

2016年01月05日 | 今、思う。
【ニートとは人生の前借】

やらずに後悔するよりもやって後悔。よく聞く言葉だ。
ニートにだけは当てはめてはならない。
ニートをやってもみずに後悔するより、ニートになってみて後悔する。そちらの方がいいなんて馬鹿げた話、ない。
ニートとは、人生の前借でもある。絶対に返せない前借。利子は法外。自分だけじゃない、周囲にいる人たちの人生まで利子として徴収される。
自分の好きなことを好きなだけやる。定年後の金持ちの人生を先にやっているのニート。もしくは、本来必死に働いてその余暇で楽しむ趣味の時間をそこだけ抽出して凝縮してしまったのがニート。
だから、返さないといけない。働いて働いて金と時間を返さないといけない。けれど働く場所すらないから返せない。だから、徴収される。脱ニート後は、ただひたすら奪われるだけ。得られるものはない。
よくポジティブに考えろという。そういう精神論は通用しない。
ニートになったら、ニートだった期間分だけの返済地獄が待っている。
人生にも、質量保存の法則が適用されているようだ。
遊んだのだから、支払えよ。
どんなに暴利であっても。返済に追われて死んでも。
多分、間に合わない。俺が死ぬまでに返済は完了しない。働いても働いても、金と時間に追われて何一つ生活は好転しないまま、先細るまま、食パンだけかじって老いて死ぬ。自分はいい。自業自得。家族まで、そうなる。
それがニート。