人生、失敗しちゃった~ニート後遺症 闘病記~

十数年のニートをやめて一年。ニート後遺症と戦う、ニート研究家。

ニート後遺症は、体が壊れることさえ許さない

2016年01月24日 | 今、思う。
今日がまた、終わってしまう。
いつも通りの作業四時間。腰痛に眼精疲労が慢性化してきた。客前に出るからと、その四時間は笑顔を貼りつける。タイムカードを押した瞬間、口角が下がる。
日給計算で3200円。
何をしているんだろう。
仕事だよ。

マトモに歩いた同世代は一体いくらもらっているんだろうか。
そんなことに気がいくと、すぐに眠くなる。うつらうつらしながら妄想に遊ぶ。それを幸福だと感じるようになったらどうしようか。

せめてどこかフルタイム8時間働ける場所へいきたい。
体が壊れない程度に。

壊れてもさ、何もできないから。
病院にもいけないし薬も買えない。

たとえば今風邪をひく。バイトを休む。その日は当然無給。-3200円は大きい。必死で一日150円以内に収めている食費を考えると実に21日分。

なんてことはともかく。
どこか壊れて働けなくなると、母もろとも、終了だ。
俺が終わる分にはまだしも、母の人生をこれ以上巻き込みたくない。

無理をしたくてもできない。無理さえできなくなってしまっている。
こんな条件の悪い人間をどこの誰が拾うというのか。

なんてことを愚痴っているうちにまた、今日が終わっていく。
日付をみるのが怖い。数字を見ると嘔吐感がひどい。

何とかなる日は、くるのだろうか。

脱ニートした俺の幼稚な妄想

2016年01月24日 | 今、思う。
【妄想】
恐ろしく恥ずかしい話を記そうと思う。
脱ニート後、特に取りつかれて暇を見つけては妄想してしまう稚拙な「奇跡」の数々。

一つ目。突然亡くなった祖父や遠縁の親類の不動産的な資産が発見され、その名義が俺になっているという一報が届く。そして不労所得を得られるようになる。
二つ目。亡くなった父が企業内で取得した特許の使用料が入金されるようになる。
三つ目。資産家の娘さんに見初められる。
四つ目。天下り用に作られた職を紹介される。
五つ目。その昔あちらこちらに送っていた音楽のデモテープが陽の目をみて印税生活。

自分でも顔が赤くなるくらい、まるで受験勉強がイヤになった中学三年生のような、低レベルな妄想。それに本気ですがりたくなる病根。

まだ少し続きがある
「奇跡」の一つが現実となったあかつきの「妄想」。大金が入るという前提でこういう好転を「妄想」している。
一つ目。総額110万の借金返済。
二つ目。滞納している税金・各種支払いの清算。
三つ目。外壁・内装が崩れ雨漏りがひどい家の改装。
四つ目。小さくてよいので別の場所に家、一つ。
五つ目。バランスのよい食事。
六つ目。母を定期的に病院へ。

この、人生を舐め切った稚拙な「妄想」の数々。これを達成する為に全ての人は必死に働いている。それを十数年しないでおいて、今更同じようになりたいなどと虫のいい。
そう理解しているのだけど隙をついてこういう「妄想」が入り込む。この脆弱さ。稚拙さ。未だ現実から逃げようとする姿勢。
余りに無様なので、殊更にこうして記して残しておく。