美咲ラコルのつれづれなるままに☆

ぼちぼち日々を過ごしています。

美咲ラコルと愉快な仲間たち~No . 2~

2008-09-05 22:23:37 | 私の出会った人々
美咲ラコルと愉快な仲間たち。
第2回のお客様は、以前勤めていた会社で出会った上司
愛すべきクソじじぃ
Fさん(男性:50代)です。

なぜクソじじぃかと申しますと
誰でも「見ていてすごくムカつく行動」
ってあると思います。
人から見れば大したことないことなんだけど
自分にとっては、どうにもこうにも許せないライン。


Fさんは、私のそのラインにガッチリはまる行動をする人でした。
(その行動内容は、私が現在Fさんを尊敬しているため
 カットさせていただきます(笑))

その時私の怒りは沸点を超え、
心のマグマが大爆発。
本人にくってかかりました。
Fさんは会社ではナンバー2。
とても偉い方でした。

入社二ヶ月足らずの私でしたが、
「Fさんの行動がムカつきます」

と本人に直接ぶつけてみると…。
Fさん、笑顔でなっ、なんと!
をしやがったのです。

クッ、クッソー、交わされた。
そう思ったけど、
Fさんは行動の理由をちゃんと教えてくれました。
怒りはおさまらなかったけど
その後、私はその行動に納得するようになりました。


さらに。
しばらくFさんを観察していると
朝は誰よりも早く出社
面倒な事務処理でも、できる事は自分でこなし
誰もFさんを嫌っていませんでした。
男性も女性もです。
誰一人、彼の悪口を言う人はいませんでした。
むしろ男性社員のなかには
Fさんに惚れて会社にいると言う人までいました。


ペイペイで、文句をつける私の行動を
毎日ちゃんと見ていて、
何かね、愛があるんですよ。
仕事で失敗して、ファイルで頭を殴られても
心は痛くなくて、がんばろうって思えたし
ミスをして、朝一番で報告しても
ちゃんと話を聴いて、対応してくれました。


人は同じ行動をされても
相手の心に愛があるか、ないかで
受け入れられることと、受け入れられないこと。
ありますよね。

元気がない時はアイスクリームを買ってきてくれたり
ちょっとしたことが、骨身にしみるやさしさでした。
私のなかで、クソじじぃの観方が
いつの間にか「愛すべきクソじじぃ」
に変わっていきました。
自分の器の小ささを感じました。
Fさんの器は青空でした。


Fさんは現在、遠く離れた地で暮らしています。
私は悩みが解決できないとき
愛すべきクソじじぃ
にメールを入れます。