美咲ラコルのつれづれなるままに☆

ぼちぼち日々を過ごしています。

美咲ラコルと愉快な仲間たち~No.3~

2008-09-10 21:06:00 | 私の出会った人々

セミの鳴き声が聞こえなくなってきて少々寂しい夜です。
美咲ラコルと愉快な仲間たち。
三人目のお客様は、私が物書きを目指すきっかけとなった
Kさんです。


Kさんとの出会いは職場でしたが、
なんと彼女、年齢は30歳年上(→全く見えなかった…)
銅版画アーティストでした。
独特の雰囲気を醸し出していたので
どうりでね、と思いました。

好きなミュージシャンはコールドプレイ。
音楽を聴きながら創作活動をするところまで一緒。
年齢差なんて物ともせず
Kさんと、もう一人の同僚Yさんと3人で
お茶やお酒を飲みながら、いろ~んな話をしました。

物書きをめざしはじめた当初、
「物書きでは食べてはいけないし
夢見たいなことを言ってるから心配だよ」
と家族や友人に言われることが多々ありましたが、
わかっちゃいるけどやめられませんでした。
「そんなにいけないことなのかな」

と自信喪失したこともありました。

そんななか、Kさんは
「自分のやりたいことを大切にしなさい」
と初の小説を書き上げたお祝いに
「江戸切子」のグラスを
プレゼントしてくれました。


仕事を退職して、本気で小説を書こうと決めた時は
長野県にあるアトリエを一ヶ月ほど貸してくれました。
私はその山奥で自然と戯れながら
黙々と小説を書いて過ごしました。
ひとりぼっちだったけど
何かねー、諦めない気持ちだけは、誰にも負けなかった。

私はなぜか、Kさんから
「星の王子様みたい」とか
「あなたは野生児」とか
「ジャンヌ・ダルク」と言われていました…。
「えーっ
ジャンヌ・ダルクは最後火炙りの刑だから嫌です…」
と反論したことがあったような(笑)。

先の見えない孤独な日々を応援してくれた人は
今も、これからもずっとずっと
私の心の恩人です。