2羽のニワトリがいました。
「ゴホンゴホンッ」
「どうした、風邪か」
「どうも新種のウィルスらしぃ、ゴホンッ」
「だいぶ危険じゃないか、命も落としかねないって聞いたぞ……」
「心配すんな……命落とすのはニワトリ業者の方だから」
2羽のニワトリがいました。
「ゴホンゴホンッ」
「どうした、風邪か」
「どうも新種のウィルスらしぃ、ゴホンッ」
「だいぶ危険じゃないか、命も落としかねないって聞いたぞ……」
「心配すんな……命落とすのはニワトリ業者の方だから」
神様
「一日一回、人間に神罰を」
天使
「いいんですか? 理由もなくそんな事して」
神様
「なあに、こっちに理由がなくったって、
神罰を受けた方には思い当たるフシがあるもんだ」
ある男が犬を売った。
新しい飼い主「この犬は小さい子供が好きですか?」
もとの飼い主「とても好きですよ。でも、ドックフードの方が安上がりだと思いますよ」
▼近ごろ変な夢をよく見る。
夢の中でまたイラクの武装勢力に日本人がつかまっていた。前と同じく
自衛隊の撤退を求めて、日本政府が応じなければ人質を殺すと言っている。
すると、人質の若者が言い出した。
「そんなことはやめてくれ。オレは日本など帰りたくない。ここよりもっと
怖いことが待っているからだ。家族はオレのことで袋叩きされる。第一、
政府は帰国費用で大金を請求してくるがオレにはそんな金はないんだ」
「ではどうすればいい」
「いっそ殺されたほうがマシだ。ビンラディンは日本人を殺せば1人当り
金500グラム(75万円)払うと言ってるじゃないか」
「その話は当てにならない。金の受け渡しがうまくできっこないのだから」
「だったら、君らの仲間にオレを入れてくれ。どうせ政府はオレのことを
自作自演と疑っているに決まっている。どうせ疑われるのなら本当に君らと
いっしょに戦いたい。これからの作戦に日本語のわかる奴がいるのは役に
立つはずだ」
そこで目がさめた。(筑紫哲也)