NHKの連続テレビ小説「あさが来た」の撮影が5日、大阪市中央区の大阪放送局で終了した。主人公・白岡あさを演じた波瑠さん(24)をはじめ、玉木宏さん(36)、宮崎あおいさん(30)らは、それぞれスタッフや共演者らに感謝の言葉を述べた。
会見の場に現れた波瑠さんがくす玉を割ると、大きな拍手が起こった。波瑠さんは、「鼻水がたれてます」と涙を浮かべ、「終わったという実感はないけど、涙がこみ上げてきて…」と語った。撮影は昨年5月に始まり、「こんなにたくさんのセリフと格闘したことはなかった」と10カ月に及んだ収録を振り返った。
印象に残っていることを尋ねられた波瑠さんは、「すぐに慣れるだろうと思っていた方言に、最後の最後まで苦労したことが、一番のびっくりぽんですね」と笑いを誘った。玉木さんは「ヒロインは大変。忍耐力もついたと思う」と波瑠さんの成長ぶりをたたえ、また宮崎さんも「いろんなことを実現していくあさに感動した」と話した。