今年5月、アメリカ航空宇宙局(NASA)は、2016年4月の世界の気温と海水温が観測史上最高を記録したことを発表し、このまま推移すれば、「史上最も暑い年」となる可能性があると指摘していた。
そんなNASAの予想通り、今年は例年にない猛暑が世界各国を襲っている。イギリスも例外ではなく、ただでさえ暑さに慣れていないイギリス人たちはいろんな手段を講じて暑さ対策をしているそうだ。
そんな中、とある中学校の男子生徒たちが少し驚くような行動に出た。
そんなNASAの予想通り、今年は例年にない猛暑が世界各国を襲っている。イギリスも例外ではなく、ただでさえ暑さに慣れていないイギリス人たちはいろんな手段を講じて暑さ対策をしているそうだ。
そんな中、とある中学校の男子生徒たちが少し驚くような行動に出た。
イギリスのブライトンにあるロングヒル・ハイスクールの男子生徒数名は、今年一番暑かった日にショートパンツをはいて学校に行ったところ、校則違反として罰せられた。
校則違反となったのは9年生(日本の中学校3年生)の男子生徒4人。そこで、彼らは校則に従いながらも暑さを少しでも和らげることのできる方法を考え出した。
それは学校指定の制服、紺色のプリーツスカートを着用することだった。
彼らの試みは見事に成功。これには誰も文句が言えなかったそうだ。
ロングヒル・ハイスクールのケイト・ウィリアム女性校長も男子生徒が学校指定のスカートをはくことは問題ないと承認している。
「4人の男子生徒がスカートを着用することを選びました。生徒たちは学校指定の制服ならどれを着てもいいことになっています。」とウィリアム校長は述べている。
14歳になるマイケル・パーカー君は「今年一番暑い日に、男だからって理由で黒い長パンツをはいて焼けるような暑さを我慢しろなんて不公平だ。女の子たちはスカートをはいているんだよ」
これには母親のアンジェラさんも賛成しているようで、「私は男子生徒を支持します。校長は男子生徒にショートパンツを履いても良いという許可を出すべきなんです。これはある意味性差別です。私は自分の息子や彼の友達のことを誇りに思っています」と付け加えている。
スコットランドにはハイランダーの民族衣装であったキルトというスカートをはく文化がある。なので他の国よりは男性がスカートをはくこと自体違和感はないのかもしれない。
ただしこのキルト、歴史的にはパンツをはかない方が「ノーマル」とされていたわけで、彼らの校則がパンツにまで言及しているのかどうかはわからないが、マックス涼しいのはノーパンスカートであることには間違いがないだろう。
というか日本の男子学生も暑ければ勇気を出してスカートをはいて通学とかしても校則違反にならないのかもしれないよ。
via:mashable/ translated melondeau / edited by parumo