Four Season Colors

現代詩とスポーツ、エンタメ、時事など雑文を掲載
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不望色花

2023-10-12 | 
のぞまぬいろの はななれど

さいてちりぬは たのみこそ

なにはとどまれ さすとげの

おいてはつぎに ちぎりごと

のぞまぬいとの げんなれど

さいてちぬるは わがみこそ

なにはともあれ そいとげの

おいてはつれに ひとりごと

2023ラグビーW杯(4)

2023-10-09 | 雑文
ラグビーワールドカップは、グループ予選が
終了し、決勝トーナメントに進出するベスト
8が確定した。

オーストラリアが初めてグループ予選での敗
退となったが、大会前から暗雲は立ち込めて
いたようで、青天のあれではなかったよう。

ということで、最終的には非常にラグビーと
いうスポーツらしい、順当な予選リーグの結
果となった。

試行回数が多ければ、グループ予選の敗退が
多いであろう日本も、今回は実力上位を切り
崩せず、残念な終戦を迎え。

勝った方が決勝トーナメント行きとなるアル
ゼンチン戦は、観戦の年数だけはそこそこの
素人見では、完敗に見えた。

これまでの3戦と同様に不安定な立ち上がり
から早々にトライを取られ、危険なタックル
で一時的に一人減るなどもあり、ズルズルと。

ディフェンスのタックルも試合中に良化した
これまでとは違い、最後まで力強さを欠き、
間を抜かれることも多く。

アタック(オフェンス)は3トライを取った
ものの、取り切るべきところでのミスも多く、
選択するパターンも限られてしまった。

どこまで行っても単純な(言葉通りの)押し
合いがウィークである以上、格上に5トライ
も取られると、勝ち目は低いのだろう。

イングランドと同様に、アルゼンチンはやは
り、控えを含めて全員の基礎的なフィジカル
とスキルがとても安定していた。

対して日本は、大会を通して重要な場面での
ハンドリングやその他のミス、また、選手の
連携もミスが多く、練度が不足していたか。

また、怪我をはじめ理由はあるのだが、前回
よりも選手のコンデションの個人差が大きか
ったのでは。

そして、これまでもこれからも課題となるで
あろう、最も屈強である必要がある最前線の
3人。

致し方ないことであるが、今大会も選手層は
薄く、交代後は相当に厳しく。

と、色々と感想を述べたが、個々の差異は無
論あるだろうが、トータルでみると、悔いの
残る、消化不良な大会となってしまったか。

ここは日本という国だから、それ自体をどう
こうは言わないが、ラグビーとしては面白い
のはここから先の試合である。

少しでもラグビーのバチバチに魅力を感じた
方は、この先のよりレベルの高いバチバチを
共に楽しんでい欲しい。

折にふれ-at times-

2023-10-05 | 
思い出という記憶が

折にふれ人生を縛る

帰り道の缶の飲料は

甘さだけが強く残り

夏の夜の謎は玩具は

笑いだけが強く残り

思い出という記憶が

折にふれ人生を縛る

行き先の病の治癒は

痛みだけを長く残し

背に汗の昼の悪夢は

呻きだけを長く残し

思い出という記憶が

折にふれ人生を縛る

2023ラグビーW杯(3)

2023-10-02 | 雑文
2023年ラグビーワールドカップは、開催
4週目が終わり、グループ予選も終盤戦とな
っている。

日本の3試合目は、世界ランクも日本と近く、
直前のテストマッチも敗北しているサモア。

とはいえ、予選突破とその後を見据えるなら、
全力ではなく、ある程度余裕のある試合展開
が必要だな、と偉そうに思いながら観戦。

最早ちょっと伝統になりつつある、不安定な、
おいおいと心配にさせるスタートは、サモア
戦も相変わらず。

しかし、徐々にタックルも安定するように見
え、中盤の展開は、よほどとわりと安心して
見ていた。

解説でも言っていたが、キックでもプレーを
切らさないキックで、サモアのスタミナはゴ
リゴリゴリゴリと減少。

ニアでニアでと進めるとスタミナ消費し、怪
我の恐れもあるので、キックで良いのだなあ
と勉強にもなる。

とはいえ、相手にボールを委ねるから、相手
の攻撃を止める自信と実力が必要で、強豪相
手にはできない。

しかし、日本がワールドカップでこういう試
合展開が出来て、ある程度上手くプランが進
むことに感動もしていた。

終盤から最後にかけてはメンバー交代の影響
もあってか、ワンチャン(ス)危ないところ
であったが、重要なマストの2勝目。

アルゼンチン戦は、言いわけ出来ないフィッ
トネスで挑むこともできそうか。

また、サモア戦はレメキ・ノマノラヴァが日
本の先発として出場し、重要なプレイヤーと
して終始活躍した。

レメキはいわゆる「走る」役目であるが、そ
のランも、普段の性格も前回大会からとても
好きな選手であり、とても楽しかった。

さて、次はいよいよ最大のターゲット戦とな
るアルゼンチン戦となる。