零士の旅行記にようこそ。
今年も、伊豆大島に椿の季節がやってきました。この時期になると、普段は高い大島行のジェット船の値段が安くなるので、ぼくとしては一番のねらい目、ということで早速久里浜港へ出かけました。
この日の担当のジェット船は、セブンアイランド大漁。ジェット船の中では一番新しいモデルでした。東京湾フェリーが強風で運転見合わせになったものの、しぶとく生き残り突っ走ってきてくれた東海汽船の操縦士たちは並外れた腕をお持ちのようです。
小高い丘の上に立っていたのはくりはま花の国。次もし時間があったら行くこととします。
船は1時間ほどで大島岡田港に到着しました。三原山の山頂には雪が積もっていました。
セブンアイランド大漁をデザインしたのは、柳原良平さん。原画が飾られていました。
今年の椿は、大島郷土資料館で見ることに。手入れされている様子が、花のきれいさでうかがえました。
大島をぎりぎりまで楽しんだら、セブンアイランド愛に乗って稲取港に向かいました。この船にあたったのは今回で三回目。驚きました。
稲取は、たくさんある伊豆の温泉地の一つで、いたるところに湧き上がっていました。桶の中の源泉は超高温。触ることはできませんでした。
伊豆稲取は、ひなのつるし飾り発祥の地。ちょうど、つるし飾りの祭りの時期でしたが、急いで駅に向かいました。
帰りに乗車したのは特急スーパービュー踊り子。今回は普通車の展望席が満席だったため、グリーン車で楽しむことにしました。
着席すると早速ウェルカムドリンクのサービスが。オレンジジュースを選んで飲みました。
車内は3列の大型リクライニングで、引き出し式のレッグレストがついていました。
1階はグリーン車専用のサロンがありました。
車窓からは先ほどまでいた大島が見えており、虹もかかっていました。非日常の楽しい時間を過ごすことができた大島。来年の夏に新しい船が出るらしいので、その時にまた行けたらと思っています。零士の旅行記、次回までごきげんよう。