零士の旅行記にようこそ。前回は巴波川を流れる遊覧船で、栃木の代名詞である蔵の街を散策しました。遊覧船から降りたぼくは、雨の中まちなかを歩いて観光を続けることにしました。まずは、栃木の蔵の街を築いた豪商である塚田家について知ることができる塚田歴史記念館に向かいました。
塚田家は明治時代に巴波川の堤防を築いた豪商で、蔵の街の住人でもありました。建物に入ると早速文庫蔵という蔵が姿を現しました。中では毘沙門天が祀られていました。
塚田家ではドラマのロケ地としてもたびたび起用され、ここが舞台となった山本有三作品の映画、路傍の石の写真が展示されていました。
塚田家が当時使用していたたんすなどの家具もきれいに並んでいました。
実はこの記念館、館内についてまずこのおばあさんから説明を受けたのですが、よく見たらロボットでした。リアルが過ぎましたね・・・
どうも音声はサザエさんに登場するフネさんと同じ役の方がやられているようです。
他にも、塚田家が馬車で遠い場所から運搬したとされる木材や、アジサイの花が咲く庭園・別館など、塚田家を知ることができる様々な展示があり、見ていて飽きませんでした。
次に向かったのはとちぎ山車会館。秋祭りで使われる出汁が展示されていました。今年はコロナの影響で秋祭りが中止となりましたが、映像上映などを通じて魅力に触れることが出来ました。来年は是非生で見たいものです。
2党の獅子頭とともに山車が町内を練り歩く行事で、ここの会館で展示される山車も祭りが始まると展示室から大きな扉から搬出されるのだそうです。よって、山車は毎年入れ替わるんだとか。
栃木の中学生が学校祭で作成した山車の模型が展示されていました。小学生の子どもたちの作品もありましたが、どの作品も出来栄えが大人顔負けでした。やはり、山車とともに生まれ育った子どもたちの感性なのでしょうか・・・
会館の外へ出ると、色鮮やかな錦鯉が飼育されていました。
もうそろそろお昼どきなので、観光案内所に行って名物料理が食べられる店に行くことに。すると、細い道のところに老舗の中華屋さんがありました。ふくや食堂です。
ふくや食堂の名物は、気さくで話好きなご夫婦・・・そして、名物のかんぴょうを練りこんだ夕顔らーめん。大将が、薄切りのかんぴょうをのせてくださいました。昔は深夜までやっており、店主のお二方もお客さんと一緒に飲んでいたのだそう。
コロナの影響やお二方のお歳もあってか、そうはいかなくなったようです。
歩いたり舟に乗ったりして、栃木の蔵の街を楽しんだぼくのお散歩ももうすぐ終わり。ひとつひとつ観光地をじっくり味わいすぎたせいか、時間はあっという間に過ぎてしまいました。
次回は、家庭の味方を生み出したあの会社のミュージアムをたずねます!零士の旅行記、次回までごきげんよう。
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